小さな映画館にミラクルが続きました!!

小さな映画館にミラクルが続きました!!

先日は永瀬正敏さんが『あん』の上映後に舞台挨拶をしてくださいました!!

本当優しく、暖かいお人柄に感動しました。
来てくださった皆様を、永瀬さん自ら送りくださったりと本当にありがとうございました!!

レポートが届いたのでぜひ最後までご覧ください◎

司会:本日はご来場ありがとうございます。『あん』の役作りで色々な場所に行かれたと伺いました。

永瀬さん:母が住んでいるところにいきましたね。ただ、カメラは回っていません。河瀬監督は遠くにいるんです。刑務所にも行きましたよ。河瀬監督の現場は、俳優として演じるというより、千太郎としてそこにいることを求められます。だから自分というより、千太郎として感じてしまうようになる。季節どおりに撮影をするので続けて撮らないので、難しい。でも希林さんがいつもちゃんと徳江さんでいてくれたので、とても助かりました。

視覚障害のあるお客様:『あん』はセリフがとても少ない映画です。私には表情がみえないので、今日音声ガイドを聞いて、やっと内容がわかりました。役者としてセリフが少ないのと、多いのではどちらが難しいですか。

永瀬さん:あまり説明が多いのや、同じことを何度も説明するのは好きではないです。テレビには多いですが、視聴者はそんなにバカではないよと思う。脚本に「風が吹く」と一行かいてありました。曇りや雨はスタッフも天気予報で予測ができる。でも風はそうはいかない。でも河瀬監督は「千ちゃん、吹くで」というのです。そうすると、本当に吹くのです。映画にとっては、ちょっとした空気音や日光のひとつも出演者。それをセリフでうめるのは嫌いです。
全盲の田中正子さん(河瀬監督の新作『光』で永瀬さんと共演):私にとって、永瀬さんは“雅哉さん”(『光』の永瀬さんの役名)だったのに、今日の映画の中では“千太郎さん”で驚きました。どらやきを作るのは大変でしたか。

永瀬さん:丸くうまく焼くのにかなり年月がかかるそうです。僕は短期間で教えていただいて、うまく焼ける頃には撮影が終わってしまいましたね。

司会:河瀬監督と2度目のタッグとなる『光』では、弱視の男性を演じているそうですが、演じてみてどうでしたか。

永瀬さん:視覚障碍者の方の心情を、理解しきれていなかったと気づきました。実際に目をつぶって歩いてみたら、点字ブロックの上に平気で立っている方がいたり、勿論そっとよけてくださる方もいましたが、スマホを触っていて気づかない方もいました。突然、点字ブロックが切れている場所もあるんですよ。なぜ、ここで?という所で。役作りのために、雅哉が暮らしている部屋に弱視のご夫婦に来ていただきました。「小さな段差が気になる。LEDの青みがかったライトが嫌いで、赤みのある電球の灯りがよい」などとおっしゃっていましたね。

司会::『光』では観客の皆さんには何を見てもらいたいですか。

永瀬さん:音声ガイドのモニター役として出演された(今日はお客さんとして来ている)正子さんに注目してもらいたいです。正子さんの印象的な台詞を、ぜひ映画をみて確認してほしい。その後の雅哉も影響を受けて変わっています。映画の音声ガイド制作はとても深い仕事。劇中のセリフに、ガイドが少しでも被ったら、映画の世界観が台無しになってしまいますしね。
よく映画のスタッフと話します。いくらデジタルが進んだって、地方にはフィルムしか掛けられない映画館がある。だから映画が一本完成したら、必ず一本フィルムを作ろう。そして、誰もが映画を見ることができるユニバーサルな映像素材も作るようになれば良いと。本当に、そうするべきだと思います。

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