『ソングオブザシー』音声ガイド 小野大輔さん

『ソングオブザシー』音声ガイド 小野大輔さん

こんにちは、シネマチュプキタバタの佐藤です。

今、私は長い夢を見ている最中です。

本日から上映する『ソングオブザシー 海のうた』は美しく繊細な情景描写と○□△の記号だけの組み合わせでキャラクターを表現したアニメーション作品です!!

「となりのトトロ」や「ジャングルブック」のように子供から大人まで楽しめるような内容になっております。

子供から見れば冒険活劇ですが、大人目線から見ればアイルランド神話をモチーフにした“赦し”や“輪廻”がテーマになっているお話だとお分かり頂けるかと思います。

今回お忙しい中、時間を割いて小野大輔さんが音声ガイドのナレーションを担当してくださいました。

音声ガイドは、映画のセリフの合間に、音でわからない情景や表情をナレーションで説明するものです。

映画の時間軸を崩さないように、言葉を選び紡ぎ合わせていくので、極僅かな情報しか伝えることは出来ません。

今回の『ソングオブザシー』のイヤホン音声ガイドを考えた時、宝石箱を開けたようなイロトリドリの色彩を、どのようにお伝えすればいいか頭を抱えました。

このお話を音響監督・岩浪美和さんに相談した際に、小野大輔さんが良いのではないかと言われ、想像しただけで鳥肌が立ちました。

完成した音声ガイドは、言葉の奥行きが深海のように深く、色彩の美しさも情感にたっぷり込められており、感動の渦に飲み込まれます。

音声ガイドは、捕捉するだけのツールなのか芸術性に富んだものなのか意見が分かれます。

私自身、答えが出ずにいます。
ただ言わせてください。今回の小野大輔さんのナレーションでは、確かに美しい黄金色の風景を言葉から鮮明に観る事ができたのです。

ガイド原稿を書くために何度も『ソングオブザシー』を観ていたのに、涙が溢れて止まらなかったのは何故なのか、未だにわかりません。

11.1chのスピーカーで鳴らすフォレストサウンドは、目が見えない人にも音の世界が広がり、楽しんでもらえるよう、音響監督・岩浪美和さんが監修してくださりました。

そして小野大輔さんが魂を吹き込んでくださった音声ガイドは、言葉という記号の羅列が、感動を呼び起こすということを証明してくれたひとつの作品です。

今、私は長い夢を見てる最中です。

皆様が聞いてくださることで、動き始める物語がここにあります。

田端という山手線でありながらマイナーな駅で、日本で一番小さな劇場が大きな夢を見ています。

それは障害なんて言葉がいらなくなった世界です。

今年ももう終わります。悲しみや苦しみや後悔から、自分自身を赦してあげてほしい。
そんな願いから『ソングオブザシー』を上映することを決めました。

皆様が良い年を迎えられるよう、シネマチュプキタバタは心よりお祈り申し上げます。

さとうひろあき

・イヤホンガイドは、全座席に搭載しており、お持ちのステレオイヤホンで聞くことが出来ます。(貸出用イヤホンもご用意しておりますのでご安心くださいませ。)

・字幕版も対応しております。お好きな時間をお選びください。

・どなたでも来場できます!お子様連れも歓迎致します!

http://chupki.jpn.org/

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