歯科開業コンサルティング

現在の歯科医院経営を論じるうえで、考えなければならない観点が3つあります。


第一は保険制度についてです。日本は、世界に誇ることのできる国民皆保険制度を持つ国ですが、医療機関側からみると、この保険制度のために一喜一憂しなければならない状況におかれています。歯科医院の経営は、この保険点数の増減により大きく左右されるわけですから、当然のことです。


第二は、日本特有の人口構造のため年々医療費は増加せざるを得ず、保険点数の伸びは頭打ちになる可能性が高く、このままでは医業収入は伸びないということです。そこで、当然のことながら、競争の激しい保険診療からいかに自院の特色をだした自費診療に移行するかが、経営の大きな課題となります。


第三は、このような急激な市場変化に関し、マネイジメントを含めた経営を歯科医師が学んでいないため、市場に適応できない歯科医院が出現し、淘汰されていくということです。


このような観点から、今の歯科医院経営の在り方を鑑みると、いわゆる「医は仁術」的な発想から脱し、医療をサービスビジネスとしてとらえる側面を強化する必要がでてきます。


そのためには、一般企業で論じられている、マーケティング(競争戦略)や、CS(顧客満足)、顧客セグメント、選択と集中、戦略的人事マネイジメントなどが重要になってくると考えています

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