酸素ルームとは
本来、人にとって最適な酸素濃度は約30%と言われていますが、「現代では環境汚染などさまざまな原因により、大気中の酸素濃度は約20〜21%を下回る(藤本,2018)」というデータが出ています。
酸素ルームは、高気圧環境のルームの中に入り、大量の酸素を体内に取り入れる健康器具のこと。
ルームの中で30分ほど仰向けになり休むことで、手軽に酸素を体内に取り込めます。
酸素ルームが持つ3つの効果
利用することで、リラックス効果や疲労回復の促進効果、美容効果などが期待できます。
効果1:リラックス効果
酸素ルームは落ち着いた空間になっており、横になるだけでもリラックスして過ごせます。
さらに酸素ルーム内で大量に取り込まれた酸素は、血液やリンパに溶け込み全身に運ばれます。
体内の酸素濃度が高まると、副交感神経の働きが優位になるため、ストレスを緩和し、リラックス効果が期待できます。
効果2:疲労回復効果
運動をすると、疲労物質である乳酸の血中濃度が高くなり、体に疲れが溜まっていきます。
乳酸は酸素と結びついて分解されるため、酸素カプセルを利用して大量の酸素を体に取り込むことで、疲労回復速度を早めることが期待できます。
効果3:美容効果
日ごろ私たちが呼吸で取り入れている酸素は結合型酸素と呼ばれるものです。
結合型酸素は体内の赤血球の数に依存するため、取り込める量には限りがあります。
それに対して、酸素ルームで取り入れる酸素は溶解型酸素と呼ばれ、血液や体液に直接溶け込む性質を持っており、毛細血管のすみずみまで行き渡ります。
酸素ルームで効率的に溶解型酸素を体内に取り込むことは、全身の血行促進にも繋がります。
血行促進効果により肌に血色感がプラスされ、イキイキとした表情になったり肌のハリツヤが高まったり健康的で美しい爪や髪を維持することにも役立ちます。