早いもので、有志の方々と始めたハンドリング教室が10年を超え
そして、座学を本格的にと「銘犬塾」を始めてから同じく5年。
ここに、実は2001年に書いていた銘犬塾のコンセプトがあります
--------------------------
気がつけば、この業界に関わってほぼ15年の歳月が流れてしまいました。その間、いろいろな経験をしてきましたが、いつもいつも「なんで?」「どして?」と思い続けています。犬のこと、人のこと・・疑問だらけです。それを自分なりに解決するのが、かなり大変。犬のことに関してはまともな情報がほとんど無い。書籍を調べても人に聞いても明確な筋は見えてこない。ましてや人となると・・・理解不能の猛者がぞろぞろ・・・・常識は通用しないし隙を見せれば何が起こるかわからない。まじめにやるほど報われないし、疎まれる。正直、何度足を洗おうと思ったことか・・・
普通なら「プロになりたい」って言われたら迷わず「やめとけ」って言うかもしれない。でも、言いません。なぜなら、プロ・アマ問わずに普通の人を増やしたいからです。今もって、この業界はかなり病んでいると言っていいでしょう。ブリーダーと称しているものの実際は、養殖業者だったり、スタンダードすらろくに読めないブローカーが沢山います。ショードッグの世界では大いなる勘違いに翻弄され無駄な出費を強いられているオーナーに群がっている低級な犬屋達。ちょっとまともに考えれば変だとわかるはずなのに、愛犬家という言葉の響きに魅惑され、犬たちに多大な迷惑をかけているのに誰も気づかない。少ない獲物をあの手この手で奪い合うモンスター達。
このまま、自分たちの首を締め続けて我々はいったい何処へ行こうとしているのだろう?
希望は無いのか?
だから今、良識を持って論理的に物事を考えられる人材が必要なんです。
プロに限らずオーナーも含めて、一人でも二人でもこの現状に疑問を
投げかけてくれる人が増えてくれることがこの塾の最大の狙いなわけです。
Clear eye Clear Thinking
澄んだ目 澄んだ思考
毒されて澱んだ目では何も見えない。歪んだ思考は悲しい結果を招いています。
澄んだ目で、真実を見極め、犬の事を原点に戻って考えて行く。
これが、この塾の合い言葉です。
2001年11月
----------------------------
現在も状況が好転したとははっきり言って思えません。
さらには動物愛護管理法の登場と我が物顔の愛誤論者等々
問題が山積みでは無いかと
さぁ、原点に戻って再スタートだ!
な~~んて気合いだけじゃどうにもならんがなぁw
塾長 川島正已