東京で生まれ、ロンドンとニューヨークで育つ。
「 bespoke（カスタムメード）」のコンセプトを追求し、特に「bespoke」のランジェリー創作の企画、開発を研究し2012年英国デ・モントフォート大学でファッション・ボディウェアの修士号取得。
千代乃はランジェリーをインタラクティブな「着るアート」（Interactive Wearable Art）ととらえる。 co-design, emotional design, sustainable design の概念をデザインに取り入れ、知的、感情的、物的など総合的に満たされるユニークな感覚を創造する。
着る人個人の体型、ライフスタイルや好みに合わせて型紙を作成し、ひとつひとつ手作りする。デザインはその女性との対話を通してその人だけのためのものを共に作りあげる。
千代乃のデザインのベースになるのは日本の伝統的な「粋」の哲学。デザインは非常に洗練されているがそれを表立って強調しない。外からは見えない、自分のために創られたランジェリーをつける「粋」をさらに豊かな経験にするのは、千代乃のデザインにかくれている、その人だけが知る小さな秘密の遊び心である。