2017年6月16日
出発時の仙台は曇り空のもと出発でお客様と天気の心配をしながらの出発となったのですが、
磐梯吾妻スカイラインを登り始めると浄土平付近だけ見事な快晴でした。
あまりの快晴ぶりに東吾妻が早く登っておいでと私たちに語りかけているように感じました。
早めに現場入りして下見をしていただいたガイドさんから登山道の状況を聞き、
今年はやはり残雪が多く設定したルートではお客様の体力が持たないと判断し、
無理のないルートで吾妻山を登頂することにしました。
快晴ではあったのですが残雪が多く残っているだけあって風は冷たかったです。
快晴の鎌沼からの眺めは大変素晴らしく、緑生い茂り緩やかな稜線が優しく見える東吾妻山。
東吾妻山とは反対に禿げ上がった山肌のところどころから噴き出る火山性ガスが荒々しく見える一切経山。
たっぷり水を蓄えた鎌沼と湖畔に白く輝く雪。
本当に美しい風景に山頂まで登らずここでゆっくりしていたいと思うほどでした。
しかし、今回の目的は東吾妻山の登頂なのでどんどん進みます!
少し歩いてガイドさんから「この晴天は一時的なもので天候について心配だから早めに食事をしましょう」と提案され、短い時間で急ぎながら食事を済ませました。
なんとその言葉通りに雲は厚くなり、いざ東吾妻山を登るとなった途端に雨が降り始めました。
これにはお客さんも私も、やはりガイドさんは山の天候について熟知しているのだと実感いたしました。
雨が降るなか残雪で滑りやすい登山道を登り、強風の山頂で記念撮影と雨の中望むことができた磐梯山や檜原湖・西吾妻山など解説をしてもらいました。
下りの残雪は想像以上に苦戦しました。雪もかなり解けていて雪の下が空洞になっていて踏み抜けてしまったり、雨でより滑りやすくなりバランスをとるのが難しく、間隔を広めに取らないとぶつかってしまうようなほどでした。
そんな状況でも誰もケガをせず下山できたのは、危険な個所では必ず注意喚起し、荷物を持ってあげたり手を貸してくれるガイドさんの細やかなサービスのおかげです。
すっかり雨で濡れてしまった身体には、温泉のお湯がいつも以上にきもちよく感じました。
晴れ、風、雨、残雪と盛りだくさんの一日をくじけることなく登山された方は、もう立派な登山者と言ってよいのではないでしょうか。
東吾妻山にご参加いただいた皆様、ぜひ快晴の空のもとまた一緒に山を登りましょう。
今回ご参加されなかった皆様も、登山に興味がございましたらお気軽にお問い合わせ・お申し込みください。
お山塾 添乗員より
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