“besign” talk meeting [ビザイン・トークミーティング] 第6回
“besign” talk meeting [ビザイン・トークミーティング] 第6回
ことばでブランディングする ─言葉の力で企業の意思を浸透させるコピーライターの思考
従来のマーケティング手法では成果がでなくなったという声が聞こえます。また、マス広告を打てば知ってもらえる、売れていく時代ではないことに、すでに多くの人が気づいています。
一方、デザイン思考、デザイン経営、ブランディングなどに注目が集まっているものの、どのように着手すればいいのか、実際にどのようなことが期待できるのかなど、ビジネスとデザインの関係には、まだまだ大きな溝が存在していることも事実です。
“besign” talk meetingは、「デザインを通じてブランドをつくる」株式会社それからデザインが主催するトークイベント。“besign"とは、businessの「b」、design の「d」を入れ替えて作った造語です。
奇数月にはデザインを経営に取り入れている経営者・ビジネスオーナーを、偶数月にはビジネスに正面から向き合っているデザイナー・クリエイターをゲストにお招きし、「ビジネスとデザインのあいだ」にスポットを当て、話を聞いていきます。
これからのビジネスに、デザインは本当に必要なのか。デザインはビジネスにどのような価値を提供できるのか。そのあいだに溝が存在するなら、それをどのように埋めていくべきなのか。答えはひとつではないでしょう。ただ、経営とデザインは必ずリンクする。それができれば、これからの社会は明るくなるはず。その仮説と各ゲストの視点を元に、参加者のみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。
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ことばでブランディングする ─言葉の力で企業の意思を浸透させるコピーライターの思考
ゲスト:広瀬さとし事務所株式会社 代表/広瀬 さとし
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広瀬さとしさんは、私がずっと以前よりいつかお会いしてみたいと思っていたクリエイターの一人です。広瀬さんの紡ぎ出す言葉は、どれも分かりやすく端的で、心の深いところに強い印象が残ります。数々の企業や商品のプロモーションを手がけていらっしゃる百戦錬磨のコピーライターであることは間違いないのですが、広瀬さとし事務所のウェブサイトのあるページには、「書くより先に、聞けるかどうか。」と書かれています。取材実績は2500人以上になるとのこと。そのあたりにも広瀬さんの仕事術のヒントが眠っているかもしれません。
また、宣伝会議の講座「クリエイティブ・ライティング講座」の講師も務めており、プロのコピーライターだけでなく、企業の広報担当者や、販促・営業担当者にも人気となっています。
言葉や文章の力で人に強く届けることは、今、まさにビジネスマン全般に必要なスキルではないでしょうか?
今回は「ことばでブランディングする」をテーマに、言葉の力で企業の意思を浸透させる広瀬さんの仕事に迫ってみたいと思います。
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【イベント概要】
日時: 2018年12月11日(火) 19:00-21:00(開場:18:30)/21:00-22:00(懇親会)
料金: 事前決済/1,500円 当日現金支払い/2,000円(ワンドリンク込)
定員: 40名
会場: TURN harajuku(渋谷区神宮前6-33-14#1F-201)
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ゲスト
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広瀬 さとし(ひろせ・さとし)
広瀬さとし事務所株式会社 代表
制作プロダクション、代理店など4社を経てリクルートへ。同社プレイングマネージャー第1期生。 在籍中は優秀経営者賞、論文優秀賞、社内提案大会金賞(共同提案)、クオーターMVPなどを受賞。
リクルートへ入社した初年度、制作職として事業部平均に対し2,7倍の生産効率を記録。 某大学向けに作成した広告で問合わせ激増、入学案内2000部増刷。 Car sensorマネージャー時代に担当グループの売上を2倍に拡大、翌年原価を1/2に削減。
2001年独立。コピーライター、クリエイティブディレクター、コミュニケーションコンサルタント、 インタビュアーとして活動中。2,500人超の取材実績あり。
広告賞は東京コピーライターズクラブ会員(新人賞)、朝日広告賞入選(広告主参加の部)、読売広告大賞コピー部門・最優秀賞1回優秀賞2回(3年連続入賞)、京都新聞広告賞滋賀県知事賞、宣伝会議賞、広告電通賞など。
事業会社やコンサルティングファーム、さらには公共団体や専門学校において講師歴多数。 テーマはコミュニケーション全般からセールスコピーライティングまで多岐にわたる。 宣伝会議社の講座に登壇する講師陣(約700名)の中で、アンケート評価上位5% 。
経営労務コンサルタントの資格保有。著書に「辞めるな!」
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聞き手
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佐野 彰彦(さの あきひこ)
株式会社それからデザイン代表 クリエイティブディレクター/ブランドデザイナー
明治大学理工学部数学科卒。株式会社それからデザイン代表。企業・事業・商品・サービス等のブランドをつくるデザイナー。ブランド戦略から、デザインワークまでを一貫してプロデュースするコンサルティング型のデザイナーとして活動している。ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートさせた後、現在は、ブランドコンセプト、ネーミング、ライティングのコピーワークから、CI/VI、ウェブ、グラフィック等のアートワークまで手掛け、クリエイティブの活動領域は広い。10年間で250以上のウェブサイトを制作してきた経験から、「ブランディングの最重要ツールはウェブサイトである」という考えに至り、ウェブコンテンツの企画メソッド「3S6G法」を考案。ウェブサイトを軸に展開するブランディング手法を「ウェブブランディング」と名付け、この分野のパイオニアとして、全国の経営者からオファーが多数寄せられている。
主な著書に「経営者のためのウェブブランディングの教科書」「ウェブ担当者1年目の教科書」(共に幻冬舎)がある。 2015、2016年グッドデザイン賞受賞。
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今回の視点
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●ビジネスにおける言葉の役割
●ビジネスにおけるコピーライターの役割
●企業がいまクリエイターに求めていること
●ことばブランディングとは?
●強い言葉の探し方・つくり方
●コピーライターから見るよいデザインとは?
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対象者
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●デザイナー、クリエーターの方
●経営者、経営に近い立場の方
●営業、広報、経営企画、ブランディング等に携わる立場の方
●デザインを学びたい、将来デザイナーになりたい方
●その他、ビジネスとデザインの関わりに興味がある方