Name: 御殿山整形外科リハビリクリニック
Telephone: 0334465108

JR大崎駅から徒歩5分の整形外科リハビリクリニックです。
当院では経験を積んだ整形外科医が、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢層の方々を対象に診療を行っております。

診察をご希望の方は、ご予約不要ですので、診療受付時間内にご来院ください。
診察にて運動器リハビリテーションの治療を開始することになった方は、クリニックにてご登録のメールアドレスに届いた招待メールより、パスワード設定等のアカウント登録を行なってください。

アカウント登録完了後、「リハビリ予約券」を付与させて頂きます。「リハビリ予約券」の付与が完了しましたら、お知らせメールが届きます。
「リハビリ予約券」付与完了後より、ご予約をお取りいただくことができます。

運動器リハビリテーションのご予約に限り、この予約システムをご利用いただけます。


＊ご予約方法＊

まず初めに、当クリニックのトップページの［予約］を押し、担当の理学療法士を選択します。
画面上部の［予約・スケジュール］を押し、続けて［＋日時の追加］を押し、カレンダー表示からご希望日を押して下さい。
ご希望時間帯を選び（✔︎マークがつきます）下に進み、［この日時を追加］を押し、続けて［次へ］を押します。
会員番号を入力し、［お支払い情報へ進む］を押し、回数券を選び（✔︎マークがつきます）、［内容確認へ進む］を押します。
予約内容が表示されますので内容をご確認いただき、［利用規約に同意する］を押し（✔︎マークがつきます）、続けて［予約する］を押すと予約完了です。

※ご予約完了時には予約確定メールが届きますので必ずご確認ください。

お一人様、最大6単位（但し、1日２単位まで、かつ、週４単位まで）分のご予約を一度にお取りいただけます。

また、翌月分は、前月16日にお取りいただけるようになります。

クリニックの詳細は、下記のリンクをクリックしてご覧ください。
http://www.gotenyama-seikei.jp

なお、クリニックへのお問合せは、お電話にてお願いいたします。
0334465108（代表）
07044649696（リハビリ室直通）



大崎駅徒歩5分、御殿山整形外科リハビリクリニックは、整形外科診療と運動器リハビリテーションを行なっております。
整形外科の診療は、予約不要ですので、受付時間内に直接ご来院ください。
診察にて、運動器リハビリテーションを処方された方は、こちらのサイトよりご予約にお進みください。

御殿山整形外科リハビリクリニック 運動器リハビリテーション予約ページ

おはようございます、御殿山整形外科リハビリクリニックの森末です。

さて、5月のゴールデンウィーク明けの日曜日、私は日本整形外科学会という、国内で最大規模の学会

（5月上旬、横浜か神戸で開催）に参加していました。朝は８時から夕は４時まで、みっちりお勉強です。

主に大学病院で勤務する医師達にとっては、学会は自分たちの最も優れた治療成績を示して、議論をアツく

かわしあう戦いの場なのです。私も大学病院で勤務していた時は、学会発表はいわばDUTYであり、年に

数回は発表していました。学会が近くなると、”スライドどうしよう？”とか、”結論がまとまらない”と頭を

抱えていたことを、懐かしく思い出します。

学会発表そのものが、医師としてのスキル向上に直接つながるわけではないのですが、わかりやすいシンプル

な発表に勤めることや、データの統計学的な処理の習得は、診療のクオリティ向上に間接的に役立つように

思います。ただ、発表の内容をまとめるにはそれなりの時間と労力が必要なので、今はサボっています。

そんな私が今回学会に参加する最大の理由は、”専門医資格の更新”のためです。

専門医試験をパス（膨大な書類の提出と筆記試験、面接に合格すること）すれば、めでたく整形外科専門医

なのですが、維持するためには五年ごとに更新する必要があって、これが結構大変なのです。具体的には

５年間の間に2回以上の学会参加と50回以上の教育研修講演を分野別に満遍なく受講すること、そのほかにも

感染対策や倫理、医療安全などのテーマが決められた特別講演にも出席する必要があるのです。これらを怠る

と、専門医資格を剥奪されてしまうのです。

今年は私にとって専門医資格の更新年だったのですが、特別講演を全て受けることができず、更新できなく

なったため、一年だけの猶予を申請しております。専門医資格そのものが医師として絶対必要とは思わない

ものの、あの資格を取るのに要した苦労を２度するのは絶対嫌なので、簡単にはあきらめきれません。

また、最新の薬や医療機器の情報を得るには、学会参加が一番手っ取り早いのです。どうやら私は今年、

これまで以上に真面目に学会に参加しなければならないようです。

今回、私が学会で特に意識して聴講したのは、抗リウマチ薬に関してのものです。この分野は、特に新しい

薬がバンバン開発されていて、知っておかないとすぐに取り残されてしまいます。今回は、抗リウマチ薬

ではアンカードラッグ（必ず使用すべき薬）と呼ばれるリウマトレックス（別名MTX：メソトレキセート）

に関する講演を聴講しました。

MTXは、1950年から抗がん剤として使用されてきた薬であり、1986年から海外で抗リウマチ薬としての

使用方法（低用量間欠投与）が確立し、1988年からFDAに認可、10年後の1999年には日本で認可されたと

いう、これまでに最も研究されてきた経口抗リウマチ薬と言われています。

MTXは週に16mgまでの投与が認められているのですが、実際には日本人には12mg以上投与するとMTXの

副作用である肝機能障害を起こす確率が高くなることが知られています。それで今回、新たにMTXの注射薬

（皮下注射）が発表されたのです。

MTXを飲むと、腸から吸収されて、門脈を経由して肝臓へ行き、そのうちの何割かが胆汁となって腸管を

循環するのですが、皮下注射にすると、肝動脈を経由して90%以上が腎臓から排泄されるので、内服薬よりも

副作用の発生率が低下することが期待できます。そのため、より安全にMTX増量が可能なわけです。

当院でもMTXは頻繁に処方するのですが、"薬の量が増えてから調子が悪くなった気がする"という訴えが

出ることがあり、十分な量に増やせずにもどかしい思いをすることがありました。注射と言われると、あまり

良い気分はしないかと思いますが、副作用を減らして、必要量を投与できるようにするという大きな意味が

あるのです。MTXに限ることではないかもしれませんが、どうしても注射をする必要がある場合があること

どうかご理解ご協力いただければ誠に幸いです。

おはようございます、御殿山整形外科リハビリクリニックの森末です。

さて、5月のゴールデンウィーク明けの日曜日、私は日本整形外科学会という、国内で最大規模の学会

（5月上旬、横浜か神戸で開催）に参加していました。朝は８時から夕は４時まで、みっちりお勉強です。

主に大学病院で勤務する医師達にとっては、学会は自分たちの最も優れた治療成績を示して、議論をアツく

かわしあう戦いの場なのです。私も大学病院で勤務していた時は、学会発表はいわばDUTYであり、年に

数回は発表していました。学会が近くなると、”スライドどうしよう？”とか、”結論がまとまらない”と頭を

抱えていたことを、懐かしく思い出します。



学会発表そのものが、医師としてのスキル向上に直接つながるわけではないのですが、わかりやすいシンプル

な発表に勤めることや、データの統計学的な処理の習得は、診療のクオリティ向上に間接的に役立つように

思います。ただ、発表の内容をまとめるにはそれなりの時間と労力が必要なので、今はサボっています。

そんな私が今回学会に参加する最大の理由は、”専門医資格の更新”のためです。



専門医試験をパス（膨大な書類の提出と筆記試験、面接に合格すること）すれば、めでたく整形外科専門医

なのですが、維持するためには五年ごとに更新する必要があって、これが結構大変なのです。具体的には

５年間の間に2回以上の学会参加と50回以上の教育研修講演を分野別に満遍なく受講すること、そのほかにも

感染対策や倫理、医療安全などのテーマが決められた特別講演にも出席する必要があるのです。これらを怠る

と、専門医資格を剥奪されてしまうのです。



今年は私にとって専門医資格の更新年だったのですが、特別講演を全て受けることができず、更新できなく

なったため、一年だけの猶予を申請しております。専門医資格そのものが医師として絶対必要とは思わない

ものの、あの資格を取るのに要した苦労を２度するのは絶対嫌なので、簡単にはあきらめきれません。

また、最新の薬や医療機器の情報を得るには、学会参加が一番手っ取り早いのです。どうやら私は今年、

これまで以上に真面目に学会に参加しなければならないようです。



今回、私が学会で特に意識して聴講したのは、抗リウマチ薬に関してのものです。この分野は、特に新しい

薬がバンバン開発されていて、知っておかないとすぐに取り残されてしまいます。今回は、抗リウマチ薬

ではアンカードラッグ（必ず使用すべき薬）と呼ばれるリウマトレックス（別名MTX：メソトレキセート）

に関する講演を聴講しました。

MTXは、1950年から抗がん剤として使用されてきた薬であり、1986年から海外で抗リウマチ薬としての

使用方法（低用量間欠投与）が確立し、1988年からFDAに認可、10年後の1999年には日本で認可されたと

いう、これまでに最も研究されてきた経口抗リウマチ薬と言われています。



MTXは週に16mgまでの投与が認められているのですが、実際には日本人には12mg以上投与するとMTXの

副作用である肝機能障害を起こす確率が高くなることが知られています。それで今回、新たにMTXの注射薬

（皮下注射）が発表されたのです。

MTXを飲むと、腸から吸収されて、門脈を経由して肝臓へ行き、そのうちの何割かが胆汁となって腸管を

循環するのですが、皮下注射にすると、肝動脈を経由して90%以上が腎臓から排泄されるので、内服薬よりも

副作用の発生率が低下することが期待できます。そのため、より安全にMTX増量が可能なわけです。



当院でもMTXは頻繁に処方するのですが、"薬の量が増えてから調子が悪くなった気がする"という訴えが

出ることがあり、十分な量に増やせずにもどかしい思いをすることがありました。注射と言われると、あまり

良い気分はしないかと思いますが、副作用を減らして、必要量を投与できるようにするという大きな意味が

あるのです。MTXに限ることではないかもしれませんが、どうしても注射をする必要がある場合があること

どうかご理解ご協力いただければ誠に幸いです。





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ますます進化する抗リウマチ薬

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