糖質制限はダイエットに関心のある方であれば一度は聞いたことがある言葉かと思います。 

糖質の摂取量を少なくすることでダイエット効果がある、と話題になったのが2008年頃。そこから糖質制限は今でも注目されているダイエット方法の一つですよね。 

しかし、糖質制限を適切に行えばうまく減量できる一方でリスクも多少は伴います。 

リスクを知っておくことで、より適切なダイエットに取り組めるよう今回は糖質制限によるリスク、そして１日にどれくらいの炭水化物を摂取するのが理想的かを紹介します。

糖質制限が危険な理由とその根拠

糖質制限の危険なところは、糖質制限から始まってそのまま食事量まで減ってしまう場合があるという点です。 

食事量が減って体重が減るので短期的に見るといいかもしれませんが、その結果摂食障害などにつながってしまったり栄養不足となってしまったりと危険も潜んでいます。 

また、糖質の摂取量が減るので低血糖にも注意が必要です。 

低血糖状態になると頭痛やめまい、集中力の低下などが見られ、急にふらついてしまう等の危険性もあるため気をつけないといけません。

さらに、糖質を制限することで死亡率が高くなるという研究結果も出ています。

上のグラフをご覧ください（THE LANCET Public Health  volume3,issue9, e419-e428, september 01, 2018 ）

横軸が炭水化物をどれくらいの割合で取っているか、つまり50〜55％を境に多くても少なくても死亡率が高くなることを表しています。 

こういうデータを全ての人に当てはめるのは難しいのですが、ここから分かることは糖質制限が死亡率を高めてしまうリスクもあるということです。 

糖質制限ダイエットに取り組む場合はしっかりと調べてから取り組む、もしくは適切な指導のもとに行うのが良いでしょう。

炭水化物はどれくらい摂るのが良い？

糖質制限ダイエットやケトン体ダイエット（ケトジェニック）は糖質の量を少なくする必要がありますが、先ほどの図の通り、長期間の糖質制限は健康によくない可能性があります。 

ではどれくらいの糖質量がいいかというと、全体の50〜55％が炭水化物となるのがよいでしょう。 

糖質制限で減量できたとしても、だんだんこの割合に近づけていくのが健康面では良さそうです。

理想の体重をキープするためには食事のバランスが非常に重要です。過度な制限はリバウンドにつながります。なんとなくでいいので、以下の数値を普段から意識してみてください。 

糖質制限は適切に行えば即効性が期待できるため最も効率的なダイエット方法の一つです。 

しかし、方法を間違えてしまうとリスクにつながる可能性もある、ということを今回お伝えしました。 

今後も糖質制限やケトジェニックなど、ダイエットや健康・美容に関することを更新していきますので参考にしていただけたら幸いです。

THE LANCET Public Health  volume3,issue9, e419-e428, september 01, 2018 

糖質制限はダイエットに関心のある方であれば一度は聞いたことがある言葉かと思います。 
糖質の摂取量を少なくすることでダイエット効果がある、と話題になったのが2008年頃。そこから糖質制限は今でも注目されているダイエット方法の一つですよね。 
しかし、糖質制限を適切に行えばうまく減量できる一方でリスクも多少は伴います。 
リスクを知っておくことで、より適切なダイエットに取り組めるよう今回は糖質制限によるリスク、そして１日にどれくらいの炭水化物を摂取するのが理想的かを紹介します。
糖質制限が危険な理由とその根拠
糖質制限の危険なところは、糖質制限から始まってそのまま食事量まで減ってしまう場合があるという点です。 
食事量が減って体重が減るので短期的に見るといいかもしれませんが、その結果摂食障害などにつながってしまったり栄養不足となってしまったりと危険も潜んでいます。 
また、糖質の摂取量が減るので低血糖にも注意が必要です。 
低血糖状態になると頭痛やめまい、集中力の低下などが見られ、急にふらついてしまう等の危険性もあるため気をつけないといけません。
さらに、糖質を制限することで死亡率が高くなるという研究結果も出ています。


上のグラフをご覧ください（THE LANCET Public Health  volume3,issue9, e419-e428, september 01, 2018 ）
横軸が炭水化物をどれくらいの割合で取っているか、つまり50〜55％を境に多くても少なくても死亡率が高くなることを表しています。 
こういうデータを全ての人に当てはめるのは難しいのですが、ここから分かることは糖質制限が死亡率を高めてしまうリスクもあるということです。 
糖質制限ダイエットに取り組む場合はしっかりと調べてから取り組む、もしくは適切な指導のもとに行うのが良いでしょう。
炭水化物はどれくらい摂るのが良い？
糖質制限ダイエットやケトン体ダイエット（ケトジェニック）は糖質の量を少なくする必要がありますが、先ほどの図の通り、長期間の糖質制限は健康によくない可能性があります。 
ではどれくらいの糖質量がいいかというと、全体の50〜55％が炭水化物となるのがよいでしょう。 
糖質制限で減量できたとしても、だんだんこの割合に近づけていくのが健康面では良さそうです。
PFCバランス
理想の体重をキープするためには食事のバランスが非常に重要です。過度な制限はリバウンドにつながります。なんとなくでいいので、以下の数値を普段から意識してみてください。 
炭水化物：50〜65％
脂質：10〜20％
タンパク質：13〜20％　
まとめ
糖質制限は適切に行えば即効性が期待できるため最も効率的なダイエット方法の一つです。 
しかし、方法を間違えてしまうとリスクにつながる可能性もある、ということを今回お伝えしました。 
今後も糖質制限やケトジェニックなど、ダイエットや健康・美容に関することを更新していきますので参考にしていただけたら幸いです。


糖質制限は危険？１日の理想的な炭水化物の摂取量は？

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