　なんとなく不便だったり無骨感のあるドキュメント、作り直したいのは山々だけど面倒で腰が上がらない。そんな経験はありませんか？　ここではいくつかのドキュメントのリノベーション事例をご紹介したいと思います。

（クライアントさんからの声）これまで使ってきたExcelの見積書フォーマットはなんとなくゴチャゴチャしてて、最近は業務の合わない箇所も出てきてるんですよ。お客様に渡す資料なのでもっとスマートにしたいんですが、見た目もなんとなく古臭いというか仰々しくて。もう少しスッキリしてて、入力しやすく、また見やすいフォーマットに作り変えたいんですが。。。

　見積書や請求書など、特に計算を伴うフォーマットを作る際、有無を言わさずExcelを選ぶ方も多いと思いますが、レイアウトや用途、作成効率を踏まえるとNumbersやPagesが適していることもあります。　確かに不特定の方と原本をやり取りする場合はOffice製品を使う必然性が出てきますが、社内で作成・編集するドキュメントはそのような縛りも特にありません。今回はExcelの見積書をPagesドキュメントに置き換えた事例をご紹介します。

見栄えの違いは見ての通りですが、リノベーションのポイントは下記の通りです。

A4縦に変更しました。。（同封する他の資料のフォーマットに合わせました）

アイコンを使って項目や費目の種類をわかりやすくしました。

あえて小計をなくし、単純さと視認性を優先しました。

Pagesの本文に２つの表を配置しています。

Pagesの表も表計算可能なのでIF、SUM、SUMIF関数を使った自動集計を行なっています。

・Word形式で出力しても、見栄えはほぼ変わりません。ただし、計算式の部分は計算結果の値に置き換えられています。

・更新は社内に限られる為、入力やメンテナンスの簡便性を優先することができた。

・求めているアイコンのイメージが、概ね標準図形で賄えた。

・A4出力という要件に対し、意識せずともきっちりA4サイズ・両端揃えの資料に仕上がる。

・単なる表枠でなく、きちんと表計算できる。


　なんとなく不便だったり無骨感のあるドキュメント、作り直したいのは山々だけど面倒で腰が上がらない。そんな経験はありませんか？　ここではいくつかのドキュメントのリノベーション事例をご紹介したいと思います。
（クライアントさんからの声）これまで使ってきたExcelの見積書フォーマットはなんとなくゴチャゴチャしてて、最近は業務の合わない箇所も出てきてるんですよ。お客様に渡す資料なのでもっとスマートにしたいんですが、見た目もなんとなく古臭いというか仰々しくて。もう少しスッキリしてて、入力しやすく、また見やすいフォーマットに作り変えたいんですが。。。
　見積書や請求書など、特に計算を伴うフォーマットを作る際、有無を言わさずExcelを選ぶ方も多いと思いますが、レイアウトや用途、作成効率を踏まえるとNumbersやPagesが適していることもあります。　確かに不特定の方と原本をやり取りする場合はOffice製品を使う必然性が出てきますが、社内で作成・編集するドキュメントはそのような縛りも特にありません。今回はExcelの見積書をPagesドキュメントに置き換えた事例をご紹介します。
見栄えの違いは見ての通りですが、リノベーションのポイントは下記の通りです。
●外観面
A4縦に変更しました。。（同封する他の資料のフォーマットに合わせました）
アイコンを使って項目や費目の種類をわかりやすくしました。
あえて小計をなくし、単純さと視認性を優先しました。
●テクニック面
Pagesの本文に２つの表を配置しています。
Pagesの表も表計算可能なのでIF、SUM、SUMIF関数を使った自動集計を行なっています。
●補足
・Word形式で出力しても、見栄えはほぼ変わりません。ただし、計算式の部分は計算結果の値に置き換えられています。
●Pages選定理由
・更新は社内に限られる為、入力やメンテナンスの簡便性を優先することができた。
・求めているアイコンのイメージが、概ね標準図形で賄えた。
・A4出力という要件に対し、意識せずともきっちりA4サイズ・両端揃えの資料に仕上がる。
・単なる表枠でなく、きちんと表計算できる。


それ、Officeじゃないとダメですか？ (1)

　今回は、ひと味違ったアプリの紹介です。これもApple純正の無料でありながら、電子書籍を作成して出版までできてしまうアプリです。ワープロのように印刷目的でドキュメントを作成することもできますが、iBooksなどの電子書籍向けということもあり、ムービーを埋め込んだり、クリックやタップで動くようなインタラクティブな機能もあるので原則はPCやモバイルで読む、または、見て楽しむことを主眼に置いていると思った方がいいです。

　Appleデバイスの世界の中では電子書籍の形式は大きく２つに分かれています。１つは小説やコラム・論文など文章をずっと読んでいく場合に適しているePub形式です。これはAppleに限らず電子書籍として一般的に流通している形式です。ePubの場合はデバイス上で文字の大きさや下地の色などを読み手側が自由に変更することができるのが特徴です。この影響で１ページあたりの文字数は流動的に変わります。

　もう１つはAppleのiBooks専用フォーマットで、ページごとのレイアウトを固定して見せ方を作り手側が固定することができます。特徴は、指やマウスで図形を動かしたり、ウェブ画面をリアルに表示させたり練習問題などのページを入れることができるなど、かなり高度でインタラクティブな電子書籍を作成できるところにあります。これであれば見栄えのある美しい書籍、凝ったドキュメント、写真や図解などを駆使した図鑑のような書籍なども作成可能です。

　このアプリを使う場合、出荷時にはインストールされていないので、まずMac AppStoreからダウンロードして利用します。起動すると、先ほど書いたePub形式、または、アップル形式（縦／横）それぞれのテンプレートが表示されるので、そこからデザインを選んで作成を開始します。操作方法は、PagesやNumbers, Keynoteとよく似ているので、これらを使ったことのある人であれば慣れやすいと思います。

　完成すると「公開」という機能を使ってiBooks Storeへの出版手続きに入ります。私も以前に１書籍だけ出版したことがありますが、出版に必要な色々な情報の登録などもあり少し手間取ることもあるかもしれません。その後、アプリのように一旦アップルの審査があってそれに通れば iTunesストアの iBooksの中に並ぶことになります。

　文章を書くことが好きな方、趣味の世界を書籍として公開したい方、私が行ったのは無料公開ですが、それあれば比較的低いハードルで、無償でiBooksへ公開が可能です。有料の場合は登録費用などもかかり色々とハードルが高いようです。

　今回は、ひと味違ったアプリの紹介です。これもApple純正の無料でありながら、電子書籍を作成して出版までできてしまうアプリです。ワープロのように印刷目的でドキュメントを作成することもできますが、iBooksなどの電子書籍向けということもあり、ムービーを埋め込んだり、クリックやタップで動くようなインタラクティブな機能もあるので原則はPCやモバイルで読む、または、見て楽しむことを主眼に置いていると思った方がいいです。
　Appleデバイスの世界の中では電子書籍の形式は大きく２つに分かれています。１つは小説やコラム・論文など文章をずっと読んでいく場合に適しているePub形式です。これはAppleに限らず電子書籍として一般的に流通している形式です。ePubの場合はデバイス上で文字の大きさや下地の色などを読み手側が自由に変更することができるのが特徴です。この影響で１ページあたりの文字数は流動的に変わります。
　もう１つはAppleのiBooks専用フォーマットで、ページごとのレイアウトを固定して見せ方を作り手側が固定することができます。特徴は、指やマウスで図形を動かしたり、ウェブ画面をリアルに表示させたり練習問題などのページを入れることができるなど、かなり高度でインタラクティブな電子書籍を作成できるところにあります。これであれば見栄えのある美しい書籍、凝ったドキュメント、写真や図解などを駆使した図鑑のような書籍なども作成可能です。
　このアプリを使う場合、出荷時にはインストールされていないので、まずMac AppStoreからダウンロードして利用します。起動すると、先ほど書いたePub形式、または、アップル形式（縦／横）それぞれのテンプレートが表示されるので、そこからデザインを選んで作成を開始します。操作方法は、PagesやNumbers, Keynoteとよく似ているので、これらを使ったことのある人であれば慣れやすいと思います。
　完成すると「公開」という機能を使ってiBooks Storeへの出版手続きに入ります。私も以前に１書籍だけ出版したことがありますが、出版に必要な色々な情報の登録などもあり少し手間取ることもあるかもしれません。その後、アプリのように一旦アップルの審査があってそれに通れば iTunesストアの iBooksの中に並ぶことになります。
　文章を書くことが好きな方、趣味の世界を書籍として公開したい方、私が行ったのは無料公開ですが、それあれば比較的低いハードルで、無償でiBooksへ公開が可能です。有料の場合は登録費用などもかかり色々とハードルが高いようです。

Macアプリ紹介シリーズ (12) iBooks Author

　さて今回は映像（ムービー）編集ソフト、Apple純正のiMovieです。無料標準ソフトでどの程度のことができるのか？疑問に思われる方も多いと思うので、細かい操作方法よりも「何ができるか」を中心にご紹介したいと思います。iMoveの特徴をあえてに大雑把に表現すると、「最小限の手間で、見栄えのする作品を作れる」というところでしょうか。

　・撮影したムービークリップの切り貼り

　・クリップ間のトランジション効果

　・タイトルや字幕の挿入（表示効果は約５０種類）

　・音楽やオフレコ、効果音などオーディオトラックの挿入

などの機能が搭載されているのは当然ですが、それぞれどのくらい微調整が可能でバイエーションが豊富かというと。。。

　クリップの切り貼りとトランジションについては、前後のクリップ間をどのくらい重ねて何秒かけて切り替えるかということはビジュアルにマウス操作するか、または秒数指定で調整することができます。またトランジションは２４種類用意されていて、凝ったことを考えなければ困ることはないでしょう。逆にトランジションに凝りすぎると見ていてしんどかったりくどく感じたりしますしね。また、クリップの再生速度の変更（スローモーションや早送り）や逆送りなどの編集機能もいくつか用意されています。

　映像として利用できるのはムービーファイルだけでなく写真でもOKです。表示時間の指定はもちろん、表示域をカット（クロップ）したり、徐々にアップしたり表示域を移動したり(Ken burns)などの効果は自由に指定できます。

　字幕の表示効果は約５０種類あり、字幕用の背景用映像も２０種類ほど用意されています。これだけ見るとタイトルや字幕には不自由しなさそうですが、あまり長い文字や説明文を表示させる場合は使えるテンプレートが限られてきます。また表示位置の微調整はできないと思った方がいいです。

　オーディオの挿入は、既存のオーディオ（音楽や効果音）を好きな位置に置く方法と、リアルタイムに音声を録音する（アフレコ）方法があります。既存のオーディオについては自身のiTunesのミュージック、iMoveにプリセットされている効果音やジングル用音楽など、または、GarageBandで作成された音楽の中から選びます。　アフレコする場合は、アフレコを開始したい位置を指定してムービーを見ながらMacのマイクで直接録音するイメージになります。挿入したオーディオは位置を変えたりカットしたりすることもできます。

　完成した作品は、YouTubeやVimeoに直接アップすることもできますし、ローカルにムービーファイルとして書き出すこともできます。

　あともう一つ、iMovie独自の機能として「予告編」があります。映画館でよくみる映画の予告編のようなムービーを簡単に作ってしまうというもので、独自の面白さがあります。旅行の思い出やイベント報告など、何分あるかわからないムービーをだらだら見せられるのは辛いですがこれなら短時間にポイントを伝えられる「まとめ」的な効果があります。予告編のテンプレートは３０種類近くあるものの何度もこの手を使うと「またか」になっちゃうので繰り返し使えないというデメリットがありますけどね。

　いずれにせよ、無料の割には結構いけるソフトです。是非使ってみてください。

　さて今回は映像（ムービー）編集ソフト、Apple純正のiMovieです。無料標準ソフトでどの程度のことができるのか？疑問に思われる方も多いと思うので、細かい操作方法よりも「何ができるか」を中心にご紹介したいと思います。iMoveの特徴をあえてに大雑把に表現すると、「最小限の手間で、見栄えのする作品を作れる」というところでしょうか。
　まず基本機能として、
　・撮影したムービークリップの切り貼り
　・クリップ間のトランジション効果
　・タイトルや字幕の挿入（表示効果は約５０種類）
　・音楽やオフレコ、効果音などオーディオトラックの挿入
などの機能が搭載されているのは当然ですが、それぞれどのくらい微調整が可能でバイエーションが豊富かというと。。。
　クリップの切り貼りとトランジションについては、前後のクリップ間をどのくらい重ねて何秒かけて切り替えるかということはビジュアルにマウス操作するか、または秒数指定で調整することができます。またトランジションは２４種類用意されていて、凝ったことを考えなければ困ることはないでしょう。逆にトランジションに凝りすぎると見ていてしんどかったりくどく感じたりしますしね。また、クリップの再生速度の変更（スローモーションや早送り）や逆送りなどの編集機能もいくつか用意されています。
　映像として利用できるのはムービーファイルだけでなく写真でもOKです。表示時間の指定はもちろん、表示域をカット（クロップ）したり、徐々にアップしたり表示域を移動したり(Ken burns)などの効果は自由に指定できます。
　字幕の表示効果は約５０種類あり、字幕用の背景用映像も２０種類ほど用意されています。これだけ見るとタイトルや字幕には不自由しなさそうですが、あまり長い文字や説明文を表示させる場合は使えるテンプレートが限られてきます。また表示位置の微調整はできないと思った方がいいです。
　オーディオの挿入は、既存のオーディオ（音楽や効果音）を好きな位置に置く方法と、リアルタイムに音声を録音する（アフレコ）方法があります。既存のオーディオについては自身のiTunesのミュージック、iMoveにプリセットされている効果音やジングル用音楽など、または、GarageBandで作成された音楽の中から選びます。　アフレコする場合は、アフレコを開始したい位置を指定してムービーを見ながらMacのマイクで直接録音するイメージになります。挿入したオーディオは位置を変えたりカットしたりすることもできます。
　完成した作品は、YouTubeやVimeoに直接アップすることもできますし、ローカルにムービーファイルとして書き出すこともできます。
　あともう一つ、iMovie独自の機能として「予告編」があります。映画館でよくみる映画の予告編のようなムービーを簡単に作ってしまうというもので、独自の面白さがあります。旅行の思い出やイベント報告など、何分あるかわからないムービーをだらだら見せられるのは辛いですがこれなら短時間にポイントを伝えられる「まとめ」的な効果があります。予告編のテンプレートは３０種類近くあるものの何度もこの手を使うと「またか」になっちゃうので繰り返し使えないというデメリットがありますけどね。
　いずれにせよ、無料の割には結構いけるソフトです。是非使ってみてください。

Macアプリ紹介シリーズ (11) iMovie

　Apple純正Office系ソフトのNumbers, Pages, Keynoteの紹介が出揃ったところで３者の特徴の整理と使い分けについてご説明したいと思います。

　この３つのアプリケーションは同じコンセプトで出来ているので書体設定やパーツに関する操作は同じで、図形や表などのパーツも共通化されています。では何が違うかということを、例えば「紙」という観点で見てみると、

　・Numbers：縦横自由に伸びる紙にパーツを置く。（サイズに制約されない作表に有利）

　・Pages：縦方向にのみ伸びていく紙にパーツを置く。（主に印刷や書籍作成に有利）

　・Keynote：ページ単位にバラした紙にパーツを置く。（主に画面でのプレゼンに有利）

ということになろうかと思います。もう一つそれぞれ独自の特徴として、

　・Numbers：複数シートで構成される。

　・Pages：目次の自動作成機能や文字の回り込み、変更箇所のトラッキング機能がある。

　・Keynote：プレゼン用のアニメーション機能が豊富に用意されている。

などの違いがあります。これは、Microsoft Officeの、Excel、Word、PowerPoint の関係と同じではありますが、Microsoft Officeが別々の源流から生まれたソフトを１つのパッケージにまとめてきたのと違い、同じ設計コンセプトのもとで３つのソフトを構成したということで全体的な統一感をより感じることができると思います。特にPagesとKeynoteに貼り付けられる表パーツは単なる枠組み表ではなく、Numbersの表と基本的に同じものなので、Numbersと同等の表計算をさせることもできます。それくらい部品が共通化されているということですね。ただし、バージョン8.1時点では、カテゴリでグループ化して自動的に小計をだす機能はNumbersの表パーツでしか使えません。

　最後にMicrosoft Officeとの互換についてですが、双方の読み書きができるという点は複雑なものでなければ可能と思います。ただ緻密なレイアウトに関して正確な再現性は期待しないほうがいいと思います。特に、Numbersで１シートに複数表をレイアウトしたものはExcelでは表ごとにシートが展開されるため、見栄えは根本的に変わってしまいます。特に仕事上でOffice文書を共同編集したり、交換しながら更新する場合には、MacでもMicrosoft Officeでの編集をすべきです。

　と言いつつ、Numbers, Pages, Keynote ならではの利点もより多くの人に理解してもらってもう少しメジャーになればいいのにと日々願っています。

　Apple純正Office系ソフトのNumbers, Pages, Keynoteの紹介が出揃ったところで３者の特徴の整理と使い分けについてご説明したいと思います。
　この３つのアプリケーションは同じコンセプトで出来ているので書体設定やパーツに関する操作は同じで、図形や表などのパーツも共通化されています。では何が違うかということを、例えば「紙」という観点で見てみると、
　・Numbers：縦横自由に伸びる紙にパーツを置く。（サイズに制約されない作表に有利）
　・Pages：縦方向にのみ伸びていく紙にパーツを置く。（主に印刷や書籍作成に有利）
　・Keynote：ページ単位にバラした紙にパーツを置く。（主に画面でのプレゼンに有利）
ということになろうかと思います。もう一つそれぞれ独自の特徴として、
　・Numbers：複数シートで構成される。
　・Pages：目次の自動作成機能や文字の回り込み、変更箇所のトラッキング機能がある。
　・Keynote：プレゼン用のアニメーション機能が豊富に用意されている。
などの違いがあります。これは、Microsoft Officeの、Excel、Word、PowerPoint の関係と同じではありますが、Microsoft Officeが別々の源流から生まれたソフトを１つのパッケージにまとめてきたのと違い、同じ設計コンセプトのもとで３つのソフトを構成したということで全体的な統一感をより感じることができると思います。特にPagesとKeynoteに貼り付けられる表パーツは単なる枠組み表ではなく、Numbersの表と基本的に同じものなので、Numbersと同等の表計算をさせることもできます。それくらい部品が共通化されているということですね。ただし、バージョン8.1時点では、カテゴリでグループ化して自動的に小計をだす機能はNumbersの表パーツでしか使えません。
　最後にMicrosoft Officeとの互換についてですが、双方の読み書きができるという点は複雑なものでなければ可能と思います。ただ緻密なレイアウトに関して正確な再現性は期待しないほうがいいと思います。特に、Numbersで１シートに複数表をレイアウトしたものはExcelでは表ごとにシートが展開されるため、見栄えは根本的に変わってしまいます。特に仕事上でOffice文書を共同編集したり、交換しながら更新する場合には、MacでもMicrosoft Officeでの編集をすべきです。
　と言いつつ、Numbers, Pages, Keynote ならではの利点もより多くの人に理解してもらってもう少しメジャーになればいいのにと日々願っています。

Macアプリ紹介シリーズ (10) Numbers/Pages/Keynoteの整理

　KeynoteはMicrosoft OfficeでいうPowerPointに相当するプレゼンソフトです。概ねPowerPointと同じだと思ってもらっても支障はありません。ここではPagesとの違いとPowerPointの違いを中心に特徴の紹介をしたいと思います。

　Keynoteを先に紹介したNumbers, Pages と比較した場合は、ドローソフト系であり各ページで完結する形で作成するという点からPagesのページレイアウトモードに近いものになります。Pagesとの違いはサイズ指定の考え方とアニメーション機能の有無です。Pagesは印刷を主眼にしていることからサイズの選択はA4やはがきなど用紙サイズの選択がベースですが、Keynoteは画面表示を主眼においていることから4:3や16:9といった画面比率の選択を行う考えになります。そして当然ながらプレゼンソフトであることからアニメーション機能がついているのはKeynoteだけになります。

　PowerPointとの違いはアニメーションの種類です。KeynoteではPowerPoint以上に滑らかでユニークなアニメーションが多数用意されており、中には印象的で遊び心が盛り込まれたものも含まれています。特に「マジックムーブ」というアニメーションはKeynote独自のもので、文章では説明しにくいですが、特定のパーツがページをまたいでアニメーションするものになります。これは見る人を特定のキーワードに引きつけて、自然と話の流れに集中させる効果があると言われています。

　印刷に関しては留意点があります。PowerPoint同様、プレゼン資料を配布物として印刷するという用途の場合は問題ありませんが、ハガキにきっちり合わせて印刷する場合には向いていません。あくまで画面表示を想定しているために印刷時の用紙サイズの選定があまり考慮されておらず、カスタム設定する場合も縦横のドット数だけの設定しかありません。印刷を目的に作成するドキュメントはPagesを選択するべきです。WindowsでOfficeをお使いの方でドロー系の操作が好きということでPowerPointを使われる方がいらっしゃいますが、その考え方の場合も、MacではPagesのページレイアウトモードも選択肢に入れてもらった方が良いと思います。印刷を主眼に置くならPages、画面表示を主眼に置くならKeynoteです。

　KeynoteはMicrosoft OfficeでいうPowerPointに相当するプレゼンソフトです。概ねPowerPointと同じだと思ってもらっても支障はありません。ここではPagesとの違いとPowerPointの違いを中心に特徴の紹介をしたいと思います。
　Keynoteを先に紹介したNumbers, Pages と比較した場合は、ドローソフト系であり各ページで完結する形で作成するという点からPagesのページレイアウトモードに近いものになります。Pagesとの違いはサイズ指定の考え方とアニメーション機能の有無です。Pagesは印刷を主眼にしていることからサイズの選択はA4やはがきなど用紙サイズの選択がベースですが、Keynoteは画面表示を主眼においていることから4:3や16:9といった画面比率の選択を行う考えになります。そして当然ながらプレゼンソフトであることからアニメーション機能がついているのはKeynoteだけになります。
　PowerPointとの違いはアニメーションの種類です。KeynoteではPowerPoint以上に滑らかでユニークなアニメーションが多数用意されており、中には印象的で遊び心が盛り込まれたものも含まれています。特に「マジックムーブ」というアニメーションはKeynote独自のもので、文章では説明しにくいですが、特定のパーツがページをまたいでアニメーションするものになります。これは見る人を特定のキーワードに引きつけて、自然と話の流れに集中させる効果があると言われています。
　印刷に関しては留意点があります。PowerPoint同様、プレゼン資料を配布物として印刷するという用途の場合は問題ありませんが、ハガキにきっちり合わせて印刷する場合には向いていません。あくまで画面表示を想定しているために印刷時の用紙サイズの選定があまり考慮されておらず、カスタム設定する場合も縦横のドット数だけの設定しかありません。印刷を目的に作成するドキュメントはPagesを選択するべきです。WindowsでOfficeをお使いの方でドロー系の操作が好きということでPowerPointを使われる方がいらっしゃいますが、その考え方の場合も、MacではPagesのページレイアウトモードも選択肢に入れてもらった方が良いと思います。印刷を主眼に置くならPages、画面表示を主眼に置くならKeynoteです。

Macアプリ紹介シリーズ(9) Keynote

　前回のNumbersに続き、Pagesの紹介をしたいと思います。PagesはMicrosoft OfficeでいうWordの位置付けで、いわゆるワープロソフトで、レポートや論文からチラシ・パンフレットを作成することができます。また、さらには表計算を含めた各種集計表や見積書、請求書等のドキュメントも作成ができるのが特徴です。そして、Pagesを利用するにあたっては２つの特性を理解しておくのが重要です。１つは、２つのモード（文書作成モード、ページレウアウトモード）があるということ。もう一つがNumbersと同様に表計算が可能であるということです。

　まず、Pagesドキュメントを作成するときに２つのどちらのモードを使うのが適しているかの判断をしてください。文書作成モードはWordと同じです。白紙のページでは画面の左上でテキストカーソルが点滅しており、「ここから文章をどんどん入力していってください」という状態になっています。Pagesでは、書類全面に鎮座するこの文章の入力エリアを「書類本文」と呼んでいます。このモードはドキュメントの中心があくまで文章であるレポートや論文・解説書などに向いています。一方のページレイアウトモードは、上記の「書類本文」がない状態で、ワープロというよりドローソフトになります。ですので紙の上の好きな場所にテキストや写真・図形などをペタペタ乗せていくケースに向いています。チラシやパンフレットがこれで、他にもページごとに内容を完結させるドキュメントにも向いています。

ではこの２つのモードの特徴や制約を列挙してみますと、

書類本文の文章がページから溢れると自動的に改ページされるのでページを意識せずにどんどん文章を追加していける。

図形などを混在させる場合には回り込ませるかや文章と共に移動するかを意識する必要がある。

書類本文に影響されることがなく、自由なレイアウトを作りやすい。

図形やテキストは各ページ内で完結させる必要がある。パーツがはみ出しても改ページはされず、表示・印刷もされない。ページ追加は手動で行う必要がある。

ページの順序を簡単に変えられる。


　もう１点の特性は「表計算」です。Pagesがワープロといっても「表」のパーツを置くとその表はNumbersと同様の表計算ソフトです。合計計算や関数の利用も同等にできますので、表計算をするからといってNumbersに縛られることはありません。Pagesは印刷を主眼においていますので、"A4で印刷する請求書を作成する" ということであればPagesの方が向いていると言えます。

　いかがでしょうか？　特性を知らずに無駄な苦労をされる人もいらっしゃいますので、最初に特徴を理解してドキュメント作成を開始されるとよりスムーズに完成させることができるのではないかと思います。

　前回のNumbersに続き、Pagesの紹介をしたいと思います。PagesはMicrosoft OfficeでいうWordの位置付けで、いわゆるワープロソフトで、レポートや論文からチラシ・パンフレットを作成することができます。また、さらには表計算を含めた各種集計表や見積書、請求書等のドキュメントも作成ができるのが特徴です。そして、Pagesを利用するにあたっては２つの特性を理解しておくのが重要です。１つは、２つのモード（文書作成モード、ページレウアウトモード）があるということ。もう一つがNumbersと同様に表計算が可能であるということです。
　まず、Pagesドキュメントを作成するときに２つのどちらのモードを使うのが適しているかの判断をしてください。文書作成モードはWordと同じです。白紙のページでは画面の左上でテキストカーソルが点滅しており、「ここから文章をどんどん入力していってください」という状態になっています。Pagesでは、書類全面に鎮座するこの文章の入力エリアを「書類本文」と呼んでいます。このモードはドキュメントの中心があくまで文章であるレポートや論文・解説書などに向いています。一方のページレイアウトモードは、上記の「書類本文」がない状態で、ワープロというよりドローソフトになります。ですので紙の上の好きな場所にテキストや写真・図形などをペタペタ乗せていくケースに向いています。チラシやパンフレットがこれで、他にもページごとに内容を完結させるドキュメントにも向いています。
ではこの２つのモードの特徴や制約を列挙してみますと、
1. 文書作成モード
書類本文の文章がページから溢れると自動的に改ページされるのでページを意識せずにどんどん文章を追加していける。
自動目次作成機能がある。
図形などを混在させる場合には回り込ませるかや文章と共に移動するかを意識する必要がある。
2. レイアウトモード
書類本文に影響されることがなく、自由なレイアウトを作りやすい。
図形やテキストは各ページ内で完結させる必要がある。パーツがはみ出しても改ページはされず、表示・印刷もされない。ページ追加は手動で行う必要がある。
ページの順序を簡単に変えられる。

　もう１点の特性は「表計算」です。Pagesがワープロといっても「表」のパーツを置くとその表はNumbersと同様の表計算ソフトです。合計計算や関数の利用も同等にできますので、表計算をするからといってNumbersに縛られることはありません。Pagesは印刷を主眼においていますので、"A4で印刷する請求書を作成する" ということであればPagesの方が向いていると言えます。
　いかがでしょうか？　特性を知らずに無駄な苦労をされる人もいらっしゃいますので、最初に特徴を理解してドキュメント作成を開始されるとよりスムーズに完成させることができるのではないかと思います。

Macアプリ紹介シリーズ (8) Pages

今回は、以前も少しちらっとお話しに出したことのあるNumbersを改めて紹介します。

　Numbersは、Microsoft Excelと同様の表計算ソフトのApple版で、よくExcelとの互換という局面で捉えられることが多いですが、その見方ではちょっと勿体無いのでExcelに対するNumbersの個性を中心に機能を紹介していきたいと思います。NumbersをあくまでExcelと同じように使いたいという方は操作方法を覚えればそのように使えると思っていただいて結構です。ここでは折角なのでNumbersの良いところをもっと活かしましょうという観点で記載していますので難しいと思わないようにということだけ先に付け加えさせていただきます。

　最初に起動するとExcelと同様のシートが見えているのでExcelを使ったことがある人にはおなじみの雰囲気を感じるかと思います。書式の設定など様々な設定はウィンドウ右側のパネルにあるのでその部分はどこに何があるかは最初色々確認してみる必要はあります。ただ慣れればExcel同様に数式を入れたり表やセルの体裁を整える操作は簡単にできるようになると思います。あと、「シート」のタブはウィンドウの下ではなく上についているのでExcelユーザは最初戸惑うかもしれません。

　決定的な違いはここからで、ドキュメントの世界観の相違ともいうべきところです。

Excelのシートは、全面にセルが敷き詰められている１つの表がベースになっていて、そのセルに数字や文字を入力するか、もしくは表の上に図形を乗せるという感じですよね。Numbersでは、無地の紙がまずベースにあって、その上に表が乗っているというイメージです。ドローソフトを知っている方であれば、まさにドローソフトの感覚です。何が嬉しいかというと、表計算をドキュメントとして仕上げる時に、本当の「表」の部分や、タイトル、説明文、ロゴや図形などを好きなように配置すれば良いということです。　Excelでドキュメントを整形している時に、表のセル幅を変更したり列を追加・削除したりすることで、その上のタイトルの位置がずれたり、別の表が不細工になったり一部が欠けたりすることに神経を使った経験はないでしょうか？　Numbersではこの面倒さから解放されることになります。

　そして、１つのシートにいくつも表を置くことができ、計算式で別の表のセルを参照することもできます。例えばA表の合計値とB表の合計値の合算をC表に表示させるということができます。もちろん別シートにある表を指すことができるのはExcelと同様です。この辺りを触ってみると新しい世界が広がるかもしれませんよ。（私はそうでした）

　ただ、NumbersにはマクロやVBAのような自動処理機能がなかったり、高度な分析用のアドオンを追加するといった機能がないので、Excelを完全にカバーするものではないと理解してください。

今回は、以前も少しちらっとお話しに出したことのあるNumbersを改めて紹介します。
　Numbersは、Microsoft Excelと同様の表計算ソフトのApple版で、よくExcelとの互換という局面で捉えられることが多いですが、その見方ではちょっと勿体無いのでExcelに対するNumbersの個性を中心に機能を紹介していきたいと思います。NumbersをあくまでExcelと同じように使いたいという方は操作方法を覚えればそのように使えると思っていただいて結構です。ここでは折角なのでNumbersの良いところをもっと活かしましょうという観点で記載していますので難しいと思わないようにということだけ先に付け加えさせていただきます。
　最初に起動するとExcelと同様のシートが見えているのでExcelを使ったことがある人にはおなじみの雰囲気を感じるかと思います。書式の設定など様々な設定はウィンドウ右側のパネルにあるのでその部分はどこに何があるかは最初色々確認してみる必要はあります。ただ慣れればExcel同様に数式を入れたり表やセルの体裁を整える操作は簡単にできるようになると思います。あと、「シート」のタブはウィンドウの下ではなく上についているのでExcelユーザは最初戸惑うかもしれません。
　決定的な違いはここからで、ドキュメントの世界観の相違ともいうべきところです。
Excelのシートは、全面にセルが敷き詰められている１つの表がベースになっていて、そのセルに数字や文字を入力するか、もしくは表の上に図形を乗せるという感じですよね。Numbersでは、無地の紙がまずベースにあって、その上に表が乗っているというイメージです。ドローソフトを知っている方であれば、まさにドローソフトの感覚です。何が嬉しいかというと、表計算をドキュメントとして仕上げる時に、本当の「表」の部分や、タイトル、説明文、ロゴや図形などを好きなように配置すれば良いということです。　Excelでドキュメントを整形している時に、表のセル幅を変更したり列を追加・削除したりすることで、その上のタイトルの位置がずれたり、別の表が不細工になったり一部が欠けたりすることに神経を使った経験はないでしょうか？　Numbersではこの面倒さから解放されることになります。
　そして、１つのシートにいくつも表を置くことができ、計算式で別の表のセルを参照することもできます。例えばA表の合計値とB表の合計値の合算をC表に表示させるということができます。もちろん別シートにある表を指すことができるのはExcelと同様です。この辺りを触ってみると新しい世界が広がるかもしれませんよ。（私はそうでした）
　ただ、NumbersにはマクロやVBAのような自動処理機能がなかったり、高度な分析用のアドオンを追加するといった機能がないので、Excelを完全にカバーするものではないと理解してください。

Macアプリ紹介シリーズ (7) Numbers

　私の場合はiPhoneとMacの「カレンダー」は生活の中で欠かせないとても重要な機能の１つになっています。すでに活用されている方も多いと思いますが、仕事や家庭のスケジュール管理をしたり、ちょっとした忘れ物がないように通知させるのに便利ですね。（リマインダーというアプリとの使い分けが微妙ですが・・・）

　特にiPhoneには同種のアプリがたくさんありますが、どのアプリを使うにせよ、同期機能を使うことで特に威力を発揮します。出先や仕事中にiPhoneで入れたスケジュール入れれば、家のMacで開けば自動的に入っています。逆にMacでスケジュールにメモを追加したり、別のスケジュールを入れればすぐにiPhoneにも反映されます。スケジュールっていろんな場面で入力・補記をする情報なので自動的に同期してくれるのはとても助かります。

　もう一つ、活用したいのはカレンダーのグループとその共有です。仕事、プライベート、家族のイベントなどのカレンダーグループを作っておくことで、色での見分けをしたり、特定のグループだけを表示させたりすることで見方の切り替えをすることができます。私の場合、「ファミリー」というグループを家族のAppleIDに「共有」をかけているので、私の入れたスケジュールのうち「ファミリー」グループにしたものは、家族それぞれのスケジュールに自動的に同期されます。同じくそのスケジュールに対して家族が補記したり、家族の誰かが入力した「ファミリー」グループのスケジュールも私のカレンダーに表示されるので、仕事の都合と家族のイベントがぶつかったりするのを防ぐのに役立っています。　あと、誰かが「ファミリー」スケジュールの追加や修正をした場合は、みんなに通知されるので、知らない間にスケジュールが変わっていた、なんてことも防いでくれますよ。

　カレンダー自体の機能としては、何分前に通知するかをいくらでも設定できたり、繰り返しスケジュールを毎日・毎週・毎月・毎年といった単位で指定できます。毎月第２日曜日というような指定もできますよ。「移動時間」の指定をすると、通知は移動時間を考慮して前倒しで行われます。移動時間込みの時間をスケジュール時間にすると、肝心のイベントの開始時刻が曖昧になるのでそれを避けるには嬉しい機能ですね。

　私の場合はiPhoneとMacの「カレンダー」は生活の中で欠かせないとても重要な機能の１つになっています。すでに活用されている方も多いと思いますが、仕事や家庭のスケジュール管理をしたり、ちょっとした忘れ物がないように通知させるのに便利ですね。（リマインダーというアプリとの使い分けが微妙ですが・・・）
　特にiPhoneには同種のアプリがたくさんありますが、どのアプリを使うにせよ、同期機能を使うことで特に威力を発揮します。出先や仕事中にiPhoneで入れたスケジュール入れれば、家のMacで開けば自動的に入っています。逆にMacでスケジュールにメモを追加したり、別のスケジュールを入れればすぐにiPhoneにも反映されます。スケジュールっていろんな場面で入力・補記をする情報なので自動的に同期してくれるのはとても助かります。
　もう一つ、活用したいのはカレンダーのグループとその共有です。仕事、プライベート、家族のイベントなどのカレンダーグループを作っておくことで、色での見分けをしたり、特定のグループだけを表示させたりすることで見方の切り替えをすることができます。私の場合、「ファミリー」というグループを家族のAppleIDに「共有」をかけているので、私の入れたスケジュールのうち「ファミリー」グループにしたものは、家族それぞれのスケジュールに自動的に同期されます。同じくそのスケジュールに対して家族が補記したり、家族の誰かが入力した「ファミリー」グループのスケジュールも私のカレンダーに表示されるので、仕事の都合と家族のイベントがぶつかったりするのを防ぐのに役立っています。　あと、誰かが「ファミリー」スケジュールの追加や修正をした場合は、みんなに通知されるので、知らない間にスケジュールが変わっていた、なんてことも防いでくれますよ。
　カレンダー自体の機能としては、何分前に通知するかをいくらでも設定できたり、繰り返しスケジュールを毎日・毎週・毎月・毎年といった単位で指定できます。毎月第２日曜日というような指定もできますよ。「移動時間」の指定をすると、通知は移動時間を考慮して前倒しで行われます。移動時間込みの時間をスケジュール時間にすると、肝心のイベントの開始時刻が曖昧になるのでそれを避けるには嬉しい機能ですね。

Macアプリ紹介シリーズ (6) カレンダー

　今さら「メール」？　と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて初心に返って標準の「メール」アプリの機能の紹介と、ぜひ知っておきたい便利な機能の整理をしておきたいと思います。

　メールがたくさん溜まってきた時に、特定の種類のメールだけまとめたいことはないでしょうか？　Microsoft Outlook等にもある「仕分け」の機能もあるのですが、もっと手軽で「スマート」なのが、その名も「スマートメールボックス」です。「仕分け」の場合は、メールが特定のフォルダに移動されてしまっていますが、そうではなく、指定した条件のメールを瞬時に絞り込んで見せてくれているのです。なのでメールは物理的に特定のフォルダに移動してしまっているわけではありません。

　何が嬉しいかというと、他の条件とダブってるとか気にせずなんでも好きなだけの条件で作れることです。例えば、「今日のメール」と「会社からのメール」というスマートメールボックスを作ったとします。そして会社から来た今日のメールがあった場合、「今日のメール」の中にも入ってますし、「会社からのメール」にも入っています。また、「今日のメール」には、毎日毎日その日受信したメールだけが入っています。いくら条件がダブっていもメールをコピーしているわけでもないので容量が増えてしまうこともありません。かといって表示に待たされることもありません。ね？スマートでしょ？

　私の場合、「xx日以上前に受信したもの」でかつ「差出人が連絡帳にない」という条件のスマートメールボックスを作っています。要は古いメルマガをここに集結させたいのです。そして、ここを念のためざっとチェックしたあと、バッサリ削除するという運用をしています。これを実現するために、メールの「ルール」を使って、差出人が連絡帳にない人に特定の色（グレー）のフラグをつけて、スマートメールボックスでは「フラグがグレー」で検索されるようにしています。

　次に他からの連携についてですが、Safariで見つけたWebサイトの内容を誰かに教えたい時、そのURLを伝えることはよくありますが、Safariで「このページをメールで送信」という機能を使うと、メールが起動して、Webサイトの内容そのままが貼り付けられたメールが出来上がります。あとは宛先を入力して送信するだけです。ただ、これはHTMLメールという形式になりますが、見知らぬところからのHTMLメールはウィルス感染の恐れがあるといって敬遠される場合もあるので送り先には気を払っておいたほうがいいです。

　もう一つ、メールに添付ファイルを付けることはよくありますが、メールを作成しながら添付ファイルを選択するという方法以外に次のような方法もあります。１つは新規メールを書いている最中に、Finderのウィンドウから直接メールウィンドウの中にマウスでドラッグ＆ドロップする方法です。あと、もう一つはFinder上で見つけたファイルに対し、「これをメールで送りたい」と思った時に使える手です。そのファイルを選択した状態で、共有ボタンを押し、メールを選ぶと、そのファイルが添付された状態の新規メールが開いた状態になります。そこから宛先やメール本文を書くという手順になります。

　メールは最も普段使いのソフトとも言えるので、便利機能はできるだけ上手に活用したいですね。

　今さら「メール」？　と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて初心に返って標準の「メール」アプリの機能の紹介と、ぜひ知っておきたい便利な機能の整理をしておきたいと思います。
　メールがたくさん溜まってきた時に、特定の種類のメールだけまとめたいことはないでしょうか？　Microsoft Outlook等にもある「仕分け」の機能もあるのですが、もっと手軽で「スマート」なのが、その名も「スマートメールボックス」です。「仕分け」の場合は、メールが特定のフォルダに移動されてしまっていますが、そうではなく、指定した条件のメールを瞬時に絞り込んで見せてくれているのです。なのでメールは物理的に特定のフォルダに移動してしまっているわけではありません。
　何が嬉しいかというと、他の条件とダブってるとか気にせずなんでも好きなだけの条件で作れることです。例えば、「今日のメール」と「会社からのメール」というスマートメールボックスを作ったとします。そして会社から来た今日のメールがあった場合、「今日のメール」の中にも入ってますし、「会社からのメール」にも入っています。また、「今日のメール」には、毎日毎日その日受信したメールだけが入っています。いくら条件がダブっていもメールをコピーしているわけでもないので容量が増えてしまうこともありません。かといって表示に待たされることもありません。ね？スマートでしょ？
　私の場合、「xx日以上前に受信したもの」でかつ「差出人が連絡帳にない」という条件のスマートメールボックスを作っています。要は古いメルマガをここに集結させたいのです。そして、ここを念のためざっとチェックしたあと、バッサリ削除するという運用をしています。これを実現するために、メールの「ルール」を使って、差出人が連絡帳にない人に特定の色（グレー）のフラグをつけて、スマートメールボックスでは「フラグがグレー」で検索されるようにしています。
　次に他からの連携についてですが、Safariで見つけたWebサイトの内容を誰かに教えたい時、そのURLを伝えることはよくありますが、Safariで「このページをメールで送信」という機能を使うと、メールが起動して、Webサイトの内容そのままが貼り付けられたメールが出来上がります。あとは宛先を入力して送信するだけです。ただ、これはHTMLメールという形式になりますが、見知らぬところからのHTMLメールはウィルス感染の恐れがあるといって敬遠される場合もあるので送り先には気を払っておいたほうがいいです。
　もう一つ、メールに添付ファイルを付けることはよくありますが、メールを作成しながら添付ファイルを選択するという方法以外に次のような方法もあります。１つは新規メールを書いている最中に、Finderのウィンドウから直接メールウィンドウの中にマウスでドラッグ＆ドロップする方法です。あと、もう一つはFinder上で見つけたファイルに対し、「これをメールで送りたい」と思った時に使える手です。そのファイルを選択した状態で、共有ボタンを押し、メールを選ぶと、そのファイルが添付された状態の新規メールが開いた状態になります。そこから宛先やメール本文を書くという手順になります。
　メールは最も普段使いのソフトとも言えるので、便利機能はできるだけ上手に活用したいですね。

Macアプリ紹介シリーズ (5) メール

　Mac標準ながらもあまり目立たない存在ですが、とても重宝するのが「辞書」です。OSに統合されているので、WebやPDFの文章を読みながらさっと調べられる手軽さは、他のどんな手段よりも優秀です。もしトラックパッドをお使いの場合は是非、システム環境設定で「調べる&データ検出」（３本指タップ、もしくは、強めのクリック）を有効にしてみることをお勧めします。Safariやプレビュー上の調べたい単語の上で３本指でタップするだけで意味が表示されます。辞書を調べたい時って文章を読んでる最中なので別のアプリを立ち上げたり、ブラウザで別のウインドウやタブを開くと言うのは作業の妨げになるんですよね。なのでこの機能は本当に重宝します。

　この方法以外では、私はよくスポットライト検索で英単語の辞書引きをします。スポットライト検索で調べたい単語を入力すると、検索候補の中に辞書も出てくるのでこれで英単語の意味を確認します。ちなみにスポットライト検索は、メニューバー右上の虫眼鏡をクリックするか、[control]+スペースキーで表示されますが、辞書引き結果は結構下の方に表示されます

　ただ、上記の操作をしている中では「辞書」アプリが直接立ち上がっていないので「辞書」と言うアプリの存在は感じないかもしれません。上記の方法では辞書の説明の途中までしか表示されていなかったりしますので、ここで「さらに見る」をクリックした時に初めて辞書アプリが立ち上がってすべての内容を参照することができます。またタブで辞書の種類（国語辞典・英和和英辞典のほか、Wikipediaも）を切替えたり、さらに別の単語を調べたりすることもできます。辞書の説明としても市販の辞書と同様に例文などかなり詳しく掲載されていますが、それもそのはず、国語辞典として「スーパー大辞林」、英和和英辞典として「ウィズダム」が標準搭載されているんです。さらに辞書アプリの「環境設定」を見ればこれ以外の海外のいろんな辞書も用意されているのがわかると思います。

　もしお使いでなければ是非、意識的に使ってみてください。

　Mac標準ながらもあまり目立たない存在ですが、とても重宝するのが「辞書」です。OSに統合されているので、WebやPDFの文章を読みながらさっと調べられる手軽さは、他のどんな手段よりも優秀です。もしトラックパッドをお使いの場合は是非、システム環境設定で「調べる&データ検出」（３本指タップ、もしくは、強めのクリック）を有効にしてみることをお勧めします。Safariやプレビュー上の調べたい単語の上で３本指でタップするだけで意味が表示されます。辞書を調べたい時って文章を読んでる最中なので別のアプリを立ち上げたり、ブラウザで別のウインドウやタブを開くと言うのは作業の妨げになるんですよね。なのでこの機能は本当に重宝します。
　この方法以外では、私はよくスポットライト検索で英単語の辞書引きをします。スポットライト検索で調べたい単語を入力すると、検索候補の中に辞書も出てくるのでこれで英単語の意味を確認します。ちなみにスポットライト検索は、メニューバー右上の虫眼鏡をクリックするか、[control]+スペースキーで表示されますが、辞書引き結果は結構下の方に表示されます
　ただ、上記の操作をしている中では「辞書」アプリが直接立ち上がっていないので「辞書」と言うアプリの存在は感じないかもしれません。上記の方法では辞書の説明の途中までしか表示されていなかったりしますので、ここで「さらに見る」をクリックした時に初めて辞書アプリが立ち上がってすべての内容を参照することができます。またタブで辞書の種類（国語辞典・英和和英辞典のほか、Wikipediaも）を切替えたり、さらに別の単語を調べたりすることもできます。辞書の説明としても市販の辞書と同様に例文などかなり詳しく掲載されていますが、それもそのはず、国語辞典として「スーパー大辞林」、英和和英辞典として「ウィズダム」が標準搭載されているんです。さらに辞書アプリの「環境設定」を見ればこれ以外の海外のいろんな辞書も用意されているのがわかると思います。
　もしお使いでなければ是非、意識的に使ってみてください。

Macアプリ紹介シリーズ (4) 辞書

　今回もMac標準アプリの中からの紹介になります。私自身にとってとても大事なアプリ「写真」です。以前は、iPhoto というアプリが標準の写真管理アプリでしたが、iPhoneとのアプリ共通が進む中でiPhotoから写真への移行が行われました。見た目は変わりましたが機能は概ね似通っています。

　カメラがデジタル化されて久しいですが、どんどん溜まるデジタル写真をどのように保管・管理するかは人それぞれ工夫されているかと思います。私も写真をひたすら撮りまくっていて、途方も無い枚数になっています。今は写真アプリで管理していますが、管理している手順はこうです。

（１）Macで時々「写真」アプリを起動する。

（２）不要な写真を削除する。

と、これだけなのですが、前提があって、iPhoneとMacの両方でiCloudのマイフォトストリームをオンにしておく、または、iCloud写真を有効にすることです。（実はどちらの手法を選択するのかはとても重要な岐路なのですがここについては個々人のご要望に合わせてアドバイスさせていただいています。）　これによりiPhoneで撮った写真はiCloudを通してMacの写真アプリに自動的に取り込まれることになります。ですので、一番面倒な「取り込む」という作業は不要になります。あと日付別・撮影場所別・写っている人別の整理は写真アプリがしてくれるので、必要なことは不要な写真を削除するくらいになる、ということです。あと、思い出深い旅行などは、写真アプリに「フォルダ」を作って厳選写真を集めておけば、いつか思い返してその時の思い出に浸ることもできます。写真の厳選などの作業は楽しいので整理という後ろ向きな感じはありませんね。

　もう一つ、とても重要でよく使う機能はフォトレタッチです。実際目で見た時の色彩と撮れた写真のイメージが異なってしまうことはよくありますが、これをできるだけ自分のイメージに近くなるように調整します。もっともよく行う補正作業は、暗くなった影部分や逆光写真を明るく鮮明にしてくれる「シャドウ」の調整です。一見暗くて失敗かなという写真の大半が蘇ります。最近のバージョンでは明るさ関連の各種設定をバランスよく調整してくれる「ライト」という調整バーがあり、これで驚くほど美しくなることもあります。もう一つが「傾き補正」。微妙に傾いた写真をまっすぐに直すだけで写真の価値が上がった気がすることも多いです。　ちなみに写真の修正を行ってもオリジナルの写真データは残っているので、いつでも元の写真に戻すことが可能です。

　他にもいろんな機能が盛り沢山なこのアプリですが、少なくとも自分にとって、写真というものにとって必要なことが全て揃ったのが「写真」アプリだと言っても過言ではありません。

　今回もMac標準アプリの中からの紹介になります。私自身にとってとても大事なアプリ「写真」です。以前は、iPhoto というアプリが標準の写真管理アプリでしたが、iPhoneとのアプリ共通が進む中でiPhotoから写真への移行が行われました。見た目は変わりましたが機能は概ね似通っています。
　カメラがデジタル化されて久しいですが、どんどん溜まるデジタル写真をどのように保管・管理するかは人それぞれ工夫されているかと思います。私も写真をひたすら撮りまくっていて、途方も無い枚数になっています。今は写真アプリで管理していますが、管理している手順はこうです。
（１）Macで時々「写真」アプリを起動する。
（２）不要な写真を削除する。
と、これだけなのですが、前提があって、iPhoneとMacの両方でiCloudのマイフォトストリームをオンにしておく、または、iCloud写真を有効にすることです。（実はどちらの手法を選択するのかはとても重要な岐路なのですがここについては個々人のご要望に合わせてアドバイスさせていただいています。）　これによりiPhoneで撮った写真はiCloudを通してMacの写真アプリに自動的に取り込まれることになります。ですので、一番面倒な「取り込む」という作業は不要になります。あと日付別・撮影場所別・写っている人別の整理は写真アプリがしてくれるので、必要なことは不要な写真を削除するくらいになる、ということです。あと、思い出深い旅行などは、写真アプリに「フォルダ」を作って厳選写真を集めておけば、いつか思い返してその時の思い出に浸ることもできます。写真の厳選などの作業は楽しいので整理という後ろ向きな感じはありませんね。
　もう一つ、とても重要でよく使う機能はフォトレタッチです。実際目で見た時の色彩と撮れた写真のイメージが異なってしまうことはよくありますが、これをできるだけ自分のイメージに近くなるように調整します。もっともよく行う補正作業は、暗くなった影部分や逆光写真を明るく鮮明にしてくれる「シャドウ」の調整です。一見暗くて失敗かなという写真の大半が蘇ります。最近のバージョンでは明るさ関連の各種設定をバランスよく調整してくれる「ライト」という調整バーがあり、これで驚くほど美しくなることもあります。もう一つが「傾き補正」。微妙に傾いた写真をまっすぐに直すだけで写真の価値が上がった気がすることも多いです。　ちなみに写真の修正を行ってもオリジナルの写真データは残っているので、いつでも元の写真に戻すことが可能です。
　他にもいろんな機能が盛り沢山なこのアプリですが、少なくとも自分にとって、写真というものにとって必要なことが全て揃ったのが「写真」アプリだと言っても過言ではありません。

Macアプリ紹介シリーズ (3) 写真

　アプリ紹介の２回目は「テキストエディット」と「メモ」の２つを比較しながら紹介したいと思います。

　まず、テキストエディットですが、これは名前からもわかるようにテキストファイルのエディターで、MacOSX登場当初からある老舗のMac標準アプリケーションです。Windowsの標準テキストエディター「メモ帳」か「ワードパッド」と同じような位置付けで、特に「メモ帳」はちょっとしたワーク作業、備忘録、簡易議事録的な感じで親しみがある方も多いかと思います。テキストエディターの方はリッチテキストにも対応していることから機能的には「ワードパッド」に近いと言えます。リッチテキストはフォントの種類や大きさを自由に扱えるということで、簡単なワープロの代わりにもなります。あと表組みを入れたり画像ファイルも貼り付けることもできますが、レイアウトはさほど自由度が高くないのでやはりメモレベルという認識で使う方がいいと思います。

　もちろんリッチテキストではない「標準テキスト」モードもあるので、好みで、または必要に応じて使い分ければいいです。私の場合は、打ち合わせ中のメモを取るのによく使っています。これくらいのシンプルさがちょうどいいですね。　ただ、WIndowsなどプラットフォームをまたがったファイルを扱ったり、システム開発や業務データ(CSVファイル）などの編集には、一般のエディタソフトの方をお勧めします。そちらの方が、文字コードや改行コードなど、環境をまたがった作業に柔軟に対応してくれるからです。私の場合は、mi や CotEditor などを気に入って使っています。

　もう一方の「メモ」ですが、これはiOS (iPhone, iPad)からやってきたアプリで、Macとしては比較的新しいアプリです。こちらの方は特にMacとiOSの間で同期を取って使うところで威力を発揮します。たとえば、Macでメモを書きかけていたけど出かける時間になったのでそのままMacは閉じて外出、電車の中でiPhoneを開くとさっきの書きかけのメモがそのまま出てくるので続きを書く。。といったシナリオが実現できます。（HandOffと言われる機能です）

　このHandOffの機能は使わなくても、いわゆる「メモ」で使うのに適したアプリです。こちらもリッチテキストに対応しているのでいろんなフォントでデザインに凝ることもできますし写真などの貼り付けもできます。あとモバイルからきたということから手書きイメージの挿入にも対応している点は「テキストエディット」とは異なります。ただ、HandOffを使うことを意識する場合、iOSとは使用できるフォントが異なるので、フォーマットメニューにあるスタイル（タイトル・見出し・本文・箇条書き）での使用をお薦めします。

　テキストエディットは、（パソコンソフトでは当たり前ですが）ファイルごとにウィンドウを開いて使うイメージです。作成後は「ファイル」として名前をつけてどこかのフォルダに保存することになります。一方、「メモ」の方はモバイルからきているので「ファイル」という概念がなく、そのためどどこに保存するか？というが認識が不要です。ただ、メモアプリの中でフォルダ分けを行う概念だけは存在します。

　私自身、テキストエディットとメモの使い分けをかなり迷った時期がありますが最近ようやく区分けができるようになってきました。大きな観点は、独立した「ファイル」を作成する必要があるかどうかです。生活上や仕事上の自分専用の情報や備忘録は「メモ」にしています。なぜならこれらは「ファイル」を作成したり、他の人への共有や継承が目的ではないからです。特にモバイルとの自動連携は非常に役立ちます。一方、誰か他の人と共有したり、いつか必要かもという保存版的な情報は「テキストエディット」を使ってファイルとして保管するようにしています。また、全く反対に、一時的な作業用として使い捨てする（作業が終わったら保存せずに破棄する）場合もテキストエディットが便利です。

　この両ソフト、立場が似てるようで境遇がかなり異なりますので、相違点を理解して活用してみてください。

　アプリ紹介の２回目は「テキストエディット」と「メモ」の２つを比較しながら紹介したいと思います。
　まず、テキストエディットですが、これは名前からもわかるようにテキストファイルのエディターで、MacOSX登場当初からある老舗のMac標準アプリケーションです。Windowsの標準テキストエディター「メモ帳」か「ワードパッド」と同じような位置付けで、特に「メモ帳」はちょっとしたワーク作業、備忘録、簡易議事録的な感じで親しみがある方も多いかと思います。テキストエディターの方はリッチテキストにも対応していることから機能的には「ワードパッド」に近いと言えます。リッチテキストはフォントの種類や大きさを自由に扱えるということで、簡単なワープロの代わりにもなります。あと表組みを入れたり画像ファイルも貼り付けることもできますが、レイアウトはさほど自由度が高くないのでやはりメモレベルという認識で使う方がいいと思います。
　もちろんリッチテキストではない「標準テキスト」モードもあるので、好みで、または必要に応じて使い分ければいいです。私の場合は、打ち合わせ中のメモを取るのによく使っています。これくらいのシンプルさがちょうどいいですね。　ただ、WIndowsなどプラットフォームをまたがったファイルを扱ったり、システム開発や業務データ(CSVファイル）などの編集には、一般のエディタソフトの方をお勧めします。そちらの方が、文字コードや改行コードなど、環境をまたがった作業に柔軟に対応してくれるからです。私の場合は、mi や CotEditor などを気に入って使っています。
　もう一方の「メモ」ですが、これはiOS (iPhone, iPad)からやってきたアプリで、Macとしては比較的新しいアプリです。こちらの方は特にMacとiOSの間で同期を取って使うところで威力を発揮します。たとえば、Macでメモを書きかけていたけど出かける時間になったのでそのままMacは閉じて外出、電車の中でiPhoneを開くとさっきの書きかけのメモがそのまま出てくるので続きを書く。。といったシナリオが実現できます。（HandOffと言われる機能です）
　このHandOffの機能は使わなくても、いわゆる「メモ」で使うのに適したアプリです。こちらもリッチテキストに対応しているのでいろんなフォントでデザインに凝ることもできますし写真などの貼り付けもできます。あとモバイルからきたということから手書きイメージの挿入にも対応している点は「テキストエディット」とは異なります。ただ、HandOffを使うことを意識する場合、iOSとは使用できるフォントが異なるので、フォーマットメニューにあるスタイル（タイトル・見出し・本文・箇条書き）での使用をお薦めします。
　テキストエディットは、（パソコンソフトでは当たり前ですが）ファイルごとにウィンドウを開いて使うイメージです。作成後は「ファイル」として名前をつけてどこかのフォルダに保存することになります。一方、「メモ」の方はモバイルからきているので「ファイル」という概念がなく、そのためどどこに保存するか？というが認識が不要です。ただ、メモアプリの中でフォルダ分けを行う概念だけは存在します。
　私自身、テキストエディットとメモの使い分けをかなり迷った時期がありますが最近ようやく区分けができるようになってきました。大きな観点は、独立した「ファイル」を作成する必要があるかどうかです。生活上や仕事上の自分専用の情報や備忘録は「メモ」にしています。なぜならこれらは「ファイル」を作成したり、他の人への共有や継承が目的ではないからです。特にモバイルとの自動連携は非常に役立ちます。一方、誰か他の人と共有したり、いつか必要かもという保存版的な情報は「テキストエディット」を使ってファイルとして保管するようにしています。また、全く反対に、一時的な作業用として使い捨てする（作業が終わったら保存せずに破棄する）場合もテキストエディットが便利です。
　この両ソフト、立場が似てるようで境遇がかなり異なりますので、相違点を理解して活用してみてください。

Macアプリ紹介シリーズ (2) テキストエディットとメモ

　新しいシリーズとして、今回からしばらくMacのアプリの紹介をしたいと思います。

　最初に紹介するのは「プレビュー」です。これはMacOSX登場とともに標準アプリとして搭載されていて、Macに欠かすことのできない大切なアプリです。アプリの名前が「プレビュー」というのは印刷前のイメージ確認（プレビュー）で使用されていたことに由来すると思いますが、今となっては、この名前ではあまりに控えめではないかと感じるくらい多くの機能を秘めています。

　基本的な機能は、写真などのいろんな画像ファイル(～.jpg など）や、PDFファイル(～.pdf) を表示する機能です。トラックパッドを使っている場合、スマホ画面の操作のように、２本指操作で画像のズームアップや回転などもできます。PDFについては、Adobe Readerのように左側に目次やサムネールを表示させたり文字検索などもできますが、Adobe Readerよりずっと軽く立ち上がるので、より手軽、気軽にPDFファイルを閲覧ができます。

　そして「プレビュー」アプリは表示するだけには留まりません。画像については、切り取り（トリミング）や回転はもちろん、露出や色調などの調整が可能なのでフォトレタッチソフトのような修正が可能です。そしてPDFについてもメモ書きやマーキングなどの書き込みが可能で、複数のPDFファイルを１ファイルに結合することもできます。どうです？「プレビュー」、結構頑張ってるでしょ。

　ついでですがMacのOSレベルの機能も１つ紹介しておきます。Macではもっと素早くファイルの中身を確認する方法があるんです。それはクイックルックという操作で、「Finder」で該当ファイルを選んでスペースキーを押すだけ中身がさっと表示される機能です。全ての種類のファイルがこれに対応しているわけではありませんが、PDFやイメージファイルはもちろん、テキストやMicrosoft Excel, PowerPointでも、そのアプリを起動する時間を省略して中身を確認することができます。ちょっと内容確認したいだけというときは重宝しますよ。

　例えば、あるファイルを探している時、ファイルを開いては「これじゃない」「これじゃない」ってどんどん中身を確認しながら探す時ってないでしょうか？　クイックルックだとその効率自体が上がりますし、クイックルックのウィンドウが開いている状態で矢印キーやマウスで別のファイルに次々移動していくだけで、そのファイルの内容に切り替わっていきます。お目当のファイルが見つかったら、クイックルックウィンドウの右上のアプリ名をクリックするとそのアプリを使って開くことができます。機能自体は知っていてもついつい忘れてしまってることもあるので是非活用したい機能ですね。

　新しいシリーズとして、今回からしばらくMacのアプリの紹介をしたいと思います。
　最初に紹介するのは「プレビュー」です。これはMacOSX登場とともに標準アプリとして搭載されていて、Macに欠かすことのできない大切なアプリです。アプリの名前が「プレビュー」というのは印刷前のイメージ確認（プレビュー）で使用されていたことに由来すると思いますが、今となっては、この名前ではあまりに控えめではないかと感じるくらい多くの機能を秘めています。
　基本的な機能は、写真などのいろんな画像ファイル(～.jpg など）や、PDFファイル(～.pdf) を表示する機能です。トラックパッドを使っている場合、スマホ画面の操作のように、２本指操作で画像のズームアップや回転などもできます。PDFについては、Adobe Readerのように左側に目次やサムネールを表示させたり文字検索などもできますが、Adobe Readerよりずっと軽く立ち上がるので、より手軽、気軽にPDFファイルを閲覧ができます。
　そして「プレビュー」アプリは表示するだけには留まりません。画像については、切り取り（トリミング）や回転はもちろん、露出や色調などの調整が可能なのでフォトレタッチソフトのような修正が可能です。そしてPDFについてもメモ書きやマーキングなどの書き込みが可能で、複数のPDFファイルを１ファイルに結合することもできます。どうです？「プレビュー」、結構頑張ってるでしょ。
　ついでですがMacのOSレベルの機能も１つ紹介しておきます。Macではもっと素早くファイルの中身を確認する方法があるんです。それはクイックルックという操作で、「Finder」で該当ファイルを選んでスペースキーを押すだけ中身がさっと表示される機能です。全ての種類のファイルがこれに対応しているわけではありませんが、PDFやイメージファイルはもちろん、テキストやMicrosoft Excel, PowerPointでも、そのアプリを起動する時間を省略して中身を確認することができます。ちょっと内容確認したいだけというときは重宝しますよ。
　例えば、あるファイルを探している時、ファイルを開いては「これじゃない」「これじゃない」ってどんどん中身を確認しながら探す時ってないでしょうか？　クイックルックだとその効率自体が上がりますし、クイックルックのウィンドウが開いている状態で矢印キーやマウスで別のファイルに次々移動していくだけで、そのファイルの内容に切り替わっていきます。お目当のファイルが見つかったら、クイックルックウィンドウの右上のアプリ名をクリックするとそのアプリを使って開くことができます。機能自体は知っていてもついつい忘れてしまってることもあるので是非活用したい機能ですね。

Macアプリ紹介シリーズ (1) プレビュー

　さて、今回はMacOSの各バージョンとの付き合いを振り返ってみたいと思います。

（まず補足ですが、MacOSは呼称が何度か変更され2019年現在は"macOS"という呼称・表記になっています。ここでは総称として"MacOS"という表現を使うことにします。）

　私が初めてMacを買った時のバージョンは、漢字Talk6 （英語版ではSystem 6)でした。当時はモノクロでしたし今思い起こせばクラシカルな雰囲気のものですが大きな操作法は今と大きくは変わりません。その「変わらない」ものの代表は、画面上部にメニューバーがあり、左上からアップルマークや「ファイル」「編集」～というメニューバーがあるところですね。メニューの中身の構成などは変わっていますが、「この設定をしたい」という時に、深堀せずに目的の場所への道筋が短いところも変わっていません。おそらく全てにおいてAppleがシンプルを追求しているからだと思います。あのiPod開発コンセプトでも「３クリック以内で目的の音楽が再生できないとダメだ」と言われていたそうです。

　ただ、MacOSには１度だけ大きな変革のタイミングがありました。これは2001年、MacOS9 から、MacOSXにアップグレードした時です。この時、システムの根幹から全く違うものに置き換わり(OSの根底が、AppleオリジナルOSのMacOSからUNIXに変わり）、OSの安定性や能力が格段に頑強なものになりました。見た目やコンセプトは旧来のMacOSを踏襲したものの、この時はさすがにメニュー体系やフォルダの構造だけでなく、周辺機器の互換性などあらゆるものの変更が余儀なくされました。このことから、旧MacOS9をエミュレータとして動かせるようにして、並行期間を持たせて乗り切りました。

　MacOSXのバージョンは、10.0 から 10.15 まで19年間で15回のメジャーバージョンアップが行われて新機能の追加やパフォーマンスの向上が繰り返されましたが、ユーザインタフェースや操作方法についてはほぼ変わっていません。これは最初にコンセプトをきっちり決めてスタートしたからではないかと思います。なので、仮に10年間Macから離れていた人でも今のMacを特に違和感なく使えるのではないかと思います。

　MacOSXの中で言うと、登場当初の10.0 ～ 10.1 は動作がすごく重くてまだまだお試し的なイメージでしたが、バージョンアップの度に動作が軽くなって10.3くらいで完成したという印象です。そしてこの後、内部的にはもう一度大きな変革が起こりました。2005年に発表されたCPUの変更です。これ以降、CPUがPowerPCからIntel製への移行が始まりました。コンピュータの世界ではCPUを別のアーキテクチャに変更することはとても大変なことですが、OSの見た目にはそのままに、言わば、しれっと変更してしまいました。そしてこの頃から「動作が重たい」イメージのあったMacは、「軽い」Macに生まれ変わっていきました。長年Macを使っていた私でも昨今のMacの動作は本当に軽くなったと実感しています。　最初に購入したMacBook Airを６年間愛用しましたが、５年目あたりでバッテリー交換はしたものの、普段使いの動作速度には最後まで全く不満がありませんでした。（2018年製のMacBook Airに魅了されて買い換えましたが）

　まもなく（2019年の秋には）MacOS 10.15 (macOS Catalina)へのバージョンアップが予定されています。今回はβ版には手を出さずにアップデートを心待ちにしています。


　さて、今回はMacOSの各バージョンとの付き合いを振り返ってみたいと思います。
（まず補足ですが、MacOSは呼称が何度か変更され2019年現在は"macOS"という呼称・表記になっています。ここでは総称として"MacOS"という表現を使うことにします。）
　私が初めてMacを買った時のバージョンは、漢字Talk6 （英語版ではSystem 6)でした。当時はモノクロでしたし今思い起こせばクラシカルな雰囲気のものですが大きな操作法は今と大きくは変わりません。その「変わらない」ものの代表は、画面上部にメニューバーがあり、左上からアップルマークや「ファイル」「編集」～というメニューバーがあるところですね。メニューの中身の構成などは変わっていますが、「この設定をしたい」という時に、深堀せずに目的の場所への道筋が短いところも変わっていません。おそらく全てにおいてAppleがシンプルを追求しているからだと思います。あのiPod開発コンセプトでも「３クリック以内で目的の音楽が再生できないとダメだ」と言われていたそうです。
　ただ、MacOSには１度だけ大きな変革のタイミングがありました。これは2001年、MacOS9 から、MacOSXにアップグレードした時です。この時、システムの根幹から全く違うものに置き換わり(OSの根底が、AppleオリジナルOSのMacOSからUNIXに変わり）、OSの安定性や能力が格段に頑強なものになりました。見た目やコンセプトは旧来のMacOSを踏襲したものの、この時はさすがにメニュー体系やフォルダの構造だけでなく、周辺機器の互換性などあらゆるものの変更が余儀なくされました。このことから、旧MacOS9をエミュレータとして動かせるようにして、並行期間を持たせて乗り切りました。
　MacOSXのバージョンは、10.0 から 10.15 まで19年間で15回のメジャーバージョンアップが行われて新機能の追加やパフォーマンスの向上が繰り返されましたが、ユーザインタフェースや操作方法についてはほぼ変わっていません。これは最初にコンセプトをきっちり決めてスタートしたからではないかと思います。なので、仮に10年間Macから離れていた人でも今のMacを特に違和感なく使えるのではないかと思います。
　MacOSXの中で言うと、登場当初の10.0 ～ 10.1 は動作がすごく重くてまだまだお試し的なイメージでしたが、バージョンアップの度に動作が軽くなって10.3くらいで完成したという印象です。そしてこの後、内部的にはもう一度大きな変革が起こりました。2005年に発表されたCPUの変更です。これ以降、CPUがPowerPCからIntel製への移行が始まりました。コンピュータの世界ではCPUを別のアーキテクチャに変更することはとても大変なことですが、OSの見た目にはそのままに、言わば、しれっと変更してしまいました。そしてこの頃から「動作が重たい」イメージのあったMacは、「軽い」Macに生まれ変わっていきました。長年Macを使っていた私でも昨今のMacの動作は本当に軽くなったと実感しています。　最初に購入したMacBook Airを６年間愛用しましたが、５年目あたりでバッテリー交換はしたものの、普段使いの動作速度には最後まで全く不満がありませんでした。（2018年製のMacBook Airに魅了されて買い換えましたが）
　まもなく（2019年の秋には）MacOS 10.15 (macOS Catalina)へのバージョンアップが予定されています。今回はβ版には手を出さずにアップデートを心待ちにしています。


Macとの出会い：今昔物語シリーズ（６）

　これまでの記事で幾つかのソフトとの出会いについて書きましたが、今回は表計算ソフトとの出会いについてお話ししたいと思います。

　私が初めて表計算ソフトというものに出会ったのは、会社に入ってから使い始めたLotus 1-2-3 （DOS版）でした。Macでは既にMicsoft Excelが主流でしたが当時は周りに利用者もおらず、少なくとも日本ではLotus 1-2-3が主流だったので、Mac版Lotus 1-2-3登場を待ち望んでいました。でも皮肉なことにそれがようやく登場した頃には、 Windows95の普及に伴うMicrosoft Officeのの台頭で、表計算はほぼExcel一色になり、せっかく登場したMac版Lotus 1-2-3もほどなく姿を消して行きました。

　同じようなことはワープロでもありました。当時MacではApple製のMacWordやMicrosoft Wordなどが使われていましたが、国内でワープロと言えばジャストシステムの「一太郎」一色。Mac版の一太郎登場をず～っと待ち続けていました。でもようやく登場した頃に同じくWindows95の普及に伴うMicrosoft Officeのの台頭で一太郎は劣勢になり、Mac版一太郎の寿命も長くはありませんでした。
　それ以降、私も会社ではExcelを使わない日はないですし、Excelのほぼすべてのバージョンと付き合ってきた気がします。（初めてMac版のExcelを触った時はバージョン１だったので。）　今後もExcelの王者の地位は崩れなさそうな感じではありますが、そんな中で密かに応援し続けているソフトもあります。それがApple の Numbersです。単に「Excel互換のソフト」と紹介されがちですがその表現だけでは少しもったいない能力を秘めています。確かに表計算ソフトであることは変わりないですし、Excelと同じように使えることには変わりありませんが根本的なコンセプトが違う部分があります。大ざっぱに言うと、Excelでは１つのシートが１つの表ですが、Numbersは１つのシートはあくまで１つ紙です。その紙の上の好きな場所に好きなだけ表を置くというイメージです。何が嬉しいかというと、ドキュメントを作る時に、タイトルや関連する文章などが表部分とは独立しているので、表の形やセルの幅に影響を受けずに体裁を整えられるところです。　「表計算」とは言っても計算だけするのではくて結局は見栄えのいい「ドキュメント」に仕上げる必要があることが多いので、Numbers のようなソフトが最もふさわしい存在なんだと思っています。ということで、日常はExcelも使いながらもNumbersの応援もしていきたいなと思います。

　これまでの記事で幾つかのソフトとの出会いについて書きましたが、今回は表計算ソフトとの出会いについてお話ししたいと思います。
　私が初めて表計算ソフトというものに出会ったのは、会社に入ってから使い始めたLotus 1-2-3 （DOS版）でした。Macでは既にMicsoft Excelが主流でしたが当時は周りに利用者もおらず、少なくとも日本ではLotus 1-2-3が主流だったので、Mac版Lotus 1-2-3登場を待ち望んでいました。でも皮肉なことにそれがようやく登場した頃には、 Windows95の普及に伴うMicrosoft Officeのの台頭で、表計算はほぼExcel一色になり、せっかく登場したMac版Lotus 1-2-3もほどなく姿を消して行きました。
　同じようなことはワープロでもありました。当時MacではApple製のMacWordやMicrosoft Wordなどが使われていましたが、国内でワープロと言えばジャストシステムの「一太郎」一色。Mac版の一太郎登場をず～っと待ち続けていました。でもようやく登場した頃に同じくWindows95の普及に伴うMicrosoft Officeのの台頭で一太郎は劣勢になり、Mac版一太郎の寿命も長くはありませんでした。
　それ以降、私も会社ではExcelを使わない日はないですし、Excelのほぼすべてのバージョンと付き合ってきた気がします。（初めてMac版のExcelを触った時はバージョン１だったので。）　今後もExcelの王者の地位は崩れなさそうな感じではありますが、そんな中で密かに応援し続けているソフトもあります。それがApple の Numbersです。単に「Excel互換のソフト」と紹介されがちですがその表現だけでは少しもったいない能力を秘めています。確かに表計算ソフトであることは変わりないですし、Excelと同じように使えることには変わりありませんが根本的なコンセプトが違う部分があります。大ざっぱに言うと、Excelでは１つのシートが１つの表ですが、Numbersは１つのシートはあくまで１つ紙です。その紙の上の好きな場所に好きなだけ表を置くというイメージです。何が嬉しいかというと、ドキュメントを作る時に、タイトルや関連する文章などが表部分とは独立しているので、表の形やセルの幅に影響を受けずに体裁を整えられるところです。　「表計算」とは言っても計算だけするのではくて結局は見栄えのいい「ドキュメント」に仕上げる必要があることが多いので、Numbers のようなソフトが最もふさわしい存在なんだと思っています。ということで、日常はExcelも使いながらもNumbersの応援もしていきたいなと思います。

Macとの出会い：今昔物語シリーズ（５）

　iPhone利用者が親和性のことを考えてMacを購入するという話を聞くことがありますが、今回は、MacとiPhoneの親子的な関係について少しお話をしてみたいと思います。

　iPhoneが初めて発表されたのは2007年の事。その時は、MacOSX 、つまり、Macと同じOSを搭載しますと説明されました。実際はコンパクトな端末に搭載できるように必要最低限スペックに切り詰められたものになります。そしてこれがのちにiOS と呼ばれるようになりました。なので、同じDNAを引き継いでいるとも言え、親子のような感じですね。ブラウザの “Safari” を始め、双方の画面によく似たアイコンを見つけることもできます。あと、iPhoneのインタフェースで、アイコンがさっと広がったり集まったり、いろんな場面でさりげなく使われているアニメーション効果がありますが、これはCore Animationという機能で、iPhone登場と同じ時期にMacOSXにも導入されました。例えば、MacOSXのFinderで、紙のようにファイルをペラペラめくっていくような効果です。

　他に、Macでは特に目立たなかったものがiPhoneで一挙に日の目を見たというものがあります。これが、iChatというMac標準搭載のチャットソフトです。今ではLineでおなじみとなった左右に吹き出しがつくインタフェースの先駆けではないかと思います。Wikiで調べてみると、iChat登場は2002年なのでiPhone登場の5年前ですね。これと同じアイコン、同じ、インタフェースで、iPhone標準のSMS/MMSアプリとして搭載されました。現在は、iPhone、Macともに「メッセージ」という名前になっています。

　人間でも、親が子供から学ぶということがありますが、iPhoneの躍進とともにMacとiPhoneでも同じことが起こるようになりました。2010年のMacOSX Lion発表の時、Back to the Macというキャッチフレーズの元、iPhoneで生まれた機能がMacに逆輸入される（親が子から学ぶ？）ということが起こり始めました。ビデオチャットのFaceTime、複数の指で操作するマルチタッチ機能、LaunchPadというiPhoneのようなアイコンメニュー（ランチャー）などがMacに導入されました。

　その次はというと、同じアプリで同士でデータが自動的に同期されるようになりました。例えばMacのメモアプリで文章を書き始め、そのまま外出しても、iPhoneのメモを開けるとさっきMacで書きかけていた文章が同期されています。はたまた、iPhoneにかかってきた電話をMacで取ることもできます。この先はそれぞれがどのように発展・同化していくのでしょうか、、、楽しみです。

（補足）ここで、MacのOSをMacOSXと表記しましたが、バージョン10.8 "Maountain Lion" から”OSX”に改名され、さらに、2016年リリース予定のバージョン10.12 "Siera"より、”macOS”に改名されました。

　iPhone利用者が親和性のことを考えてMacを購入するという話を聞くことがありますが、今回は、MacとiPhoneの親子的な関係について少しお話をしてみたいと思います。
　iPhoneが初めて発表されたのは2007年の事。その時は、MacOSX 、つまり、Macと同じOSを搭載しますと説明されました。実際はコンパクトな端末に搭載できるように必要最低限スペックに切り詰められたものになります。そしてこれがのちにiOS と呼ばれるようになりました。なので、同じDNAを引き継いでいるとも言え、親子のような感じですね。ブラウザの “Safari” を始め、双方の画面によく似たアイコンを見つけることもできます。あと、iPhoneのインタフェースで、アイコンがさっと広がったり集まったり、いろんな場面でさりげなく使われているアニメーション効果がありますが、これはCore Animationという機能で、iPhone登場と同じ時期にMacOSXにも導入されました。例えば、MacOSXのFinderで、紙のようにファイルをペラペラめくっていくような効果です。
　他に、Macでは特に目立たなかったものがiPhoneで一挙に日の目を見たというものがあります。これが、iChatというMac標準搭載のチャットソフトです。今ではLineでおなじみとなった左右に吹き出しがつくインタフェースの先駆けではないかと思います。Wikiで調べてみると、iChat登場は2002年なのでiPhone登場の5年前ですね。これと同じアイコン、同じ、インタフェースで、iPhone標準のSMS/MMSアプリとして搭載されました。現在は、iPhone、Macともに「メッセージ」という名前になっています。
　人間でも、親が子供から学ぶということがありますが、iPhoneの躍進とともにMacとiPhoneでも同じことが起こるようになりました。2010年のMacOSX Lion発表の時、Back to the Macというキャッチフレーズの元、iPhoneで生まれた機能がMacに逆輸入される（親が子から学ぶ？）ということが起こり始めました。ビデオチャットのFaceTime、複数の指で操作するマルチタッチ機能、LaunchPadというiPhoneのようなアイコンメニュー（ランチャー）などがMacに導入されました。
　その次はというと、同じアプリで同士でデータが自動的に同期されるようになりました。例えばMacのメモアプリで文章を書き始め、そのまま外出しても、iPhoneのメモを開けるとさっきMacで書きかけていた文章が同期されています。はたまた、iPhoneにかかってきた電話をMacで取ることもできます。この先はそれぞれがどのように発展・同化していくのでしょうか、、、楽しみです。
（補足）ここで、MacのOSをMacOSXと表記しましたが、バージョン10.8 "Maountain Lion" から”OSX”に改名され、さらに、2016年リリース予定のバージョン10.12 "Siera"より、”macOS”に改名されました。

Macとの出会い：今昔物語シリーズ（４）

　子供の頃、家に8mmフィルムというのがあって今のビデオのように色々なイベントを撮影していました。フィルム１本がたった３分程度しかなくて、それでいて確か４千円くらいはしていたので今思えばとてつもない贅沢品ですね。それもある程度溜まると編集したくなるものでフィルムをツギハギ（まさにカッターで切って専用のセロテープで貼るような作業）をしたりしたものでした。手間はかかるし失敗したらやり直しも大変だし、それでもよくまぁ頑張ってやってましたね。その一方で音楽といえばカセットテープでこれも好きな曲をダビングして別のテーブに編集したりするのが楽しかったというのも懐かしい話です。

　最近たまに思うことがあります。もしタイムマシンがあって過去の自分に会えるなら、「未来にはこんなすごいものがあるんだよ」と、当時のけなげな自分にだけそっと教えたあげたいなと。iMovieとかiTunesとか。当時いくら想像力がたくましくてもこんなツールが個人でそれも無料で手に入るとは思いもつかないことだろうな。

　ところで、iMovieってこれまで仕様変更が多くてどうするつもりなんだろうと思ったこともありますが、今はようやく落ち着いた感じです。凝ったことを考えなければ驚くほど短時間で人に見せられるムービーを仕上げることができます。この間USJに行った時、現地で撮ったムービーを帰りの電車でiPhoneでおおかた完成させ、Macで最終調整してYouTubeにアップしました。iPhoneのiMovieだけでも十分完成品になりますが、MacのiMovieの方が若干機能が上なのでもう少し凝った編集もできます。そんなこんなことも、もし過去の自分に教えてあげたらさぞかし驚くだろうな、いや、理解できるかな？

　子供の頃、家に8mmフィルムというのがあって今のビデオのように色々なイベントを撮影していました。フィルム１本がたった３分程度しかなくて、それでいて確か４千円くらいはしていたので今思えばとてつもない贅沢品ですね。それもある程度溜まると編集したくなるものでフィルムをツギハギ（まさにカッターで切って専用のセロテープで貼るような作業）をしたりしたものでした。手間はかかるし失敗したらやり直しも大変だし、それでもよくまぁ頑張ってやってましたね。その一方で音楽といえばカセットテープでこれも好きな曲をダビングして別のテーブに編集したりするのが楽しかったというのも懐かしい話です。
　最近たまに思うことがあります。もしタイムマシンがあって過去の自分に会えるなら、「未来にはこんなすごいものがあるんだよ」と、当時のけなげな自分にだけそっと教えたあげたいなと。iMovieとかiTunesとか。当時いくら想像力がたくましくてもこんなツールが個人でそれも無料で手に入るとは思いもつかないことだろうな。
　ところで、iMovieってこれまで仕様変更が多くてどうするつもりなんだろうと思ったこともありますが、今はようやく落ち着いた感じです。凝ったことを考えなければ驚くほど短時間で人に見せられるムービーを仕上げることができます。この間USJに行った時、現地で撮ったムービーを帰りの電車でiPhoneでおおかた完成させ、Macで最終調整してYouTubeにアップしました。iPhoneのiMovieだけでも十分完成品になりますが、MacのiMovieの方が若干機能が上なのでもう少し凝った編集もできます。そんなこんなことも、もし過去の自分に教えてあげたらさぞかし驚くだろうな、いや、理解できるかな？

Macとの出会い：今昔物語シリーズ（３）

　AppleはもともとApple Computer という社名であったことから純粋にコンピュータを作っている会社で、自社でリリースしているアプリケーションはワープロなどのいわゆるOffice系が中心でした。そんなApple Computerが20世紀から21世紀になったばかりのある日(2001年1月9日）、突然、音楽管理ソフトのiTunesをリリースしました。Appleは一体何を考えているんだろう、当時そう思った記憶があります。初版の機能はCDを読み込ませてMacから再生できるようにするだけの機能でしたが、当時としては珍しく無料だったこともあり、私もとりあえず自分の持っているCDをどんどん読み込ませましたが、まあその時はそれだけでした。

　この件とは別に、当時私はSonyのCDウォークマンを持っていたのですが、Rioというメモリーに読み込ませる音楽プレーヤーが出ていて、ほぼ買うつもりで購入を検討していました。そこに突如AppleがiPodを発売したのです。またもやAppleから音楽か！という驚きでしたが、衝動的に発売日当日に購入してしました。（特に詳しい機能は知らないままに）　購入して家に帰り、Macにつなげてみると、今まで特に無目的にiTunesに入れていた音楽がiPodに自動的にコピーされました。これまた衝撃です。ここで全てが繋がりました。こういうことだったのか！

　CDウォークマンを使っていた頃は家を出る前にその日に聞くCDを選ぶ必要がありました。何も考えずに家を出ると昨日と同じ音楽を聴くしかありません。それがiPodになると、家を出てから電車の中で聴きたい曲を選びます。自分の音楽ライブラリーなら何でも！　発売時のiPodのCMのキャッチコピーは、”1000 songs in your pocket.” というものですがまさにそうです。今では当たり前のことですが時代の転換を覚えた一瞬でした。

　その後さらにiTunesを進化を進めました。それもiTunesの機能進化というレベルではなく、「CDの販売」から「音楽を配信」というビジネスモデル自体の転換です。iTunesから音楽を購入・ダウンロードできるようになりました。このようなことをAppleが成し遂げるということは、それ以前のAppleでは考えもつかないことでした。Macを初めて使い始めた感じた時の機能の衝撃以来、２回目の衝撃でした。今や映画配信、iPhone自体の管理とAppStoreによるアプリの配信、Podcastなどかなり肥大気味というところまで発展しましたが、iTunes 1.0 リリースの時点ではどこまでのストーリーが描かれていたんでしょうかね。。。


　AppleはもともとApple Computer という社名であったことから純粋にコンピュータを作っている会社で、自社でリリースしているアプリケーションはワープロなどのいわゆるOffice系が中心でした。そんなApple Computerが20世紀から21世紀になったばかりのある日(2001年1月9日）、突然、音楽管理ソフトのiTunesをリリースしました。Appleは一体何を考えているんだろう、当時そう思った記憶があります。初版の機能はCDを読み込ませてMacから再生できるようにするだけの機能でしたが、当時としては珍しく無料だったこともあり、私もとりあえず自分の持っているCDをどんどん読み込ませましたが、まあその時はそれだけでした。
　この件とは別に、当時私はSonyのCDウォークマンを持っていたのですが、Rioというメモリーに読み込ませる音楽プレーヤーが出ていて、ほぼ買うつもりで購入を検討していました。そこに突如AppleがiPodを発売したのです。またもやAppleから音楽か！という驚きでしたが、衝動的に発売日当日に購入してしました。（特に詳しい機能は知らないままに）　購入して家に帰り、Macにつなげてみると、今まで特に無目的にiTunesに入れていた音楽がiPodに自動的にコピーされました。これまた衝撃です。ここで全てが繋がりました。こういうことだったのか！
　CDウォークマンを使っていた頃は家を出る前にその日に聞くCDを選ぶ必要がありました。何も考えずに家を出ると昨日と同じ音楽を聴くしかありません。それがiPodになると、家を出てから電車の中で聴きたい曲を選びます。自分の音楽ライブラリーなら何でも！　発売時のiPodのCMのキャッチコピーは、”1000 songs in your pocket.” というものですがまさにそうです。今では当たり前のことですが時代の転換を覚えた一瞬でした。
　その後さらにiTunesを進化を進めました。それもiTunesの機能進化というレベルではなく、「CDの販売」から「音楽を配信」というビジネスモデル自体の転換です。iTunesから音楽を購入・ダウンロードできるようになりました。このようなことをAppleが成し遂げるということは、それ以前のAppleでは考えもつかないことでした。Macを初めて使い始めた感じた時の機能の衝撃以来、２回目の衝撃でした。今や映画配信、iPhone自体の管理とAppStoreによるアプリの配信、Podcastなどかなり肥大気味というところまで発展しましたが、iTunes 1.0 リリースの時点ではどこまでのストーリーが描かれていたんでしょうかね。。。


Macとの出会い：今昔物語シリーズ（２）

　ちょっと昔話からになってしまいますが、Macとの初めての出会いから慣れ親しむまで、そしてその後のいろんな変化について、何回かに分けてお話しをしてみようと思います。まずはその１です。

　私が本格的にパソコンを使い始めた頃は、Windowsもなくって黒い画面に白い文字が表示されていてワープロでもそんな画面を使っている時代でした。（Windows のコマンドプロンプトが画面いっぱいになったような状態ですね。）パソコンの主な用途はワープロかゲームくらいがメインでしたが、ワープロについては文字は決められた大きさの枠内に１つ１つ埋められていく感じ、大きさを変える場合は横に２倍、縦横に２倍というふうに強制的に倍数で引き延ばすだけでした。

　そんな時代に自分の先輩が使っていたのがきっかけでMacを使うようになったのですが、それはそれは衝撃でした。いつも使っているコンピュータとは考え方が違う全く別物だったからです。特にワープロで綺麗な文章を作ることに一生懸命になっていた自分にとっては夢のようなコンピュータでした。

　今では当たり前ですが、文字の大きさを１ポイント単位で指定できたり、フォントの選択肢もすごくたくさんあり、夢が無限大に広がるような感覚を覚えました。当時はフォントに都市の名前が付いていてシカゴなどアメリカのいろんな都市の名前でその土地らしい美しいデザインのフォントが割り当てられていました。この時の日本語フォントでは、Kyotoが明朝、Osakaがゴシックでした。（Osakaフォントは今でも残っています。）

　フォントのバリーションが多いというだけでなく、プロポーショナルという美しいフォントの形式が採用されていました。それはその文字の一番美しい形、ふさわしい幅で表示されるものです。（”I”は幅が狭く、”W”は幅が広いのをその通り表示しています。これらを同じ枠に入れるとバランスが悪くなりますよね）。それで出来上がったドキュメントの美しさは目をみはるものがあり、今までの日本のワープロで作った文章が本当に子供じみたものに見えました。あともう一つ、What you see is what you get. (WYSIWYG) というコンセンプトがあり、これは画面で表示されているものがそのまま印刷できるコンセプトです。図や文字の位置関係が画面通りぴったり印刷できるというだけでなく、画面上に直接定規を当てて直径3cmの円は、印刷しても紙上で直径3cmでした。

コンピュータ側の姿勢の根本的な違いが何かというと、「コンピュータでもここまでできるんだよ。でもここまでだよ。わかってね。」というスタンスと、「コンピュータでも、とにかく美しく自然に仕上げられるようにしたい！」というスタンスの違いです。このコンセプトはMac全体の体験の中にも溢れていました。

　ちょっと昔話からになってしまいますが、Macとの初めての出会いから慣れ親しむまで、そしてその後のいろんな変化について、何回かに分けてお話しをしてみようと思います。まずはその１です。
　私が本格的にパソコンを使い始めた頃は、Windowsもなくって黒い画面に白い文字が表示されていてワープロでもそんな画面を使っている時代でした。（Windows のコマンドプロンプトが画面いっぱいになったような状態ですね。）パソコンの主な用途はワープロかゲームくらいがメインでしたが、ワープロについては文字は決められた大きさの枠内に１つ１つ埋められていく感じ、大きさを変える場合は横に２倍、縦横に２倍というふうに強制的に倍数で引き延ばすだけでした。
　そんな時代に自分の先輩が使っていたのがきっかけでMacを使うようになったのですが、それはそれは衝撃でした。いつも使っているコンピュータとは考え方が違う全く別物だったからです。特にワープロで綺麗な文章を作ることに一生懸命になっていた自分にとっては夢のようなコンピュータでした。
　今では当たり前ですが、文字の大きさを１ポイント単位で指定できたり、フォントの選択肢もすごくたくさんあり、夢が無限大に広がるような感覚を覚えました。当時はフォントに都市の名前が付いていてシカゴなどアメリカのいろんな都市の名前でその土地らしい美しいデザインのフォントが割り当てられていました。この時の日本語フォントでは、Kyotoが明朝、Osakaがゴシックでした。（Osakaフォントは今でも残っています。）
　フォントのバリーションが多いというだけでなく、プロポーショナルという美しいフォントの形式が採用されていました。それはその文字の一番美しい形、ふさわしい幅で表示されるものです。（”I”は幅が狭く、”W”は幅が広いのをその通り表示しています。これらを同じ枠に入れるとバランスが悪くなりますよね）。それで出来上がったドキュメントの美しさは目をみはるものがあり、今までの日本のワープロで作った文章が本当に子供じみたものに見えました。あともう一つ、What you see is what you get. (WYSIWYG) というコンセンプトがあり、これは画面で表示されているものがそのまま印刷できるコンセプトです。図や文字の位置関係が画面通りぴったり印刷できるというだけでなく、画面上に直接定規を当てて直径3cmの円は、印刷しても紙上で直径3cmでした。
コンピュータ側の姿勢の根本的な違いが何かというと、「コンピュータでもここまでできるんだよ。でもここまでだよ。わかってね。」というスタンスと、「コンピュータでも、とにかく美しく自然に仕上げられるようにしたい！」というスタンスの違いです。このコンセプトはMac全体の体験の中にも溢れていました。
（続く）

Macとの出会い：今昔物語シリーズ（１）

こんにちは、MacとExcelのレッスンを致します。西川と申します。

こちらのブログの中で、自身のMacとの出会いから、機能の紹介（主にWindowsとの対比）を通じてMacを理解いただくためのご紹介をしていきたいと思います。

また、当サイトからのレッスンのお申し込みも、是非よろしくお願いいたします。

ある程度慣れていらっしゃる方ももちろん、Mac以前にパソコン自体が初めての方、iPhoneなどスマホには慣れているんだけどMacは初めて、という方など、遠慮なくお声掛けください。お客様のペースに合わせてご要望に応じてまいります。

では、よろしくお願いいたします。

こんにちは、MacとExcelのレッスンを致します。西川と申します。
こちらのブログの中で、自身のMacとの出会いから、機能の紹介（主にWindowsとの対比）を通じてMacを理解いただくためのご紹介をしていきたいと思います。
また、当サイトからのレッスンのお申し込みも、是非よろしくお願いいたします。
ある程度慣れていらっしゃる方ももちろん、Mac以前にパソコン自体が初めての方、iPhoneなどスマホには慣れているんだけどMacは初めて、という方など、遠慮なくお声掛けください。お客様のペースに合わせてご要望に応じてまいります。
では、よろしくお願いいたします。

Mac & Excelレッスンスクールを開講しました。よろしくお願いいたします！

★★★ オンラインレッスンも実施しております。是非ご利用ください。★★★
【サービス内容】
Macの活用、または、WindowsやMacのOfficeで下記のような思いをお持ちですか？

　●Mac (またはiPhone, iPad)を買ってみたけど、操作方法がわからなくて困っている。
　●Windowsとの違いを理解して活用できるようになりたい。
　●なんとなく我流で使っているので、本来の使い方を整理して学びたい。
　●iPhone, iPadとの同期やiCloudについて、きちんと理解して活用したい。
　●動画を作成してYouTubeにアップしたい。
　●チラシや名簿・家計簿を作るなど、勉強・趣味〜仕事に生かしたい。
　●キーボードを正確に速く打てるようになりたい。（ブラインドタッチを目指したい）
　●オフィスに導入したMacの設定をお願いしたい。
　●Excelで効率的に作表したり、集計や分析を行えるようになりたい。
　●Officeを見よう見まね・我流で操作しているので、正しい操作方法を学んで生産性を上げたい。
などなど・・・・・

　MacとWindowsを30年以上併用してきたコーチが、Macの魅力と効率的な活用方法をゆっくりわかりやすくレッスンいたします。パソコン自体が初心者の方はもちろん、一歩上の活用を目指す方まで、個々人のご要望に合わせた内容、ご希望のペースで丁寧にレッスンいたします。カフェレッスンでもご訪問でも、また、ご訪問の場合は数人のグループレッスンも可能です。お気軽にお申し込みください。（個人宅へのご訪問は原則行っておりませんがご希望の方はお問い合わせください。）
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【お申し込みの手順の概要】
1. レッスンメニューをお選びください。
2. カレンダーから日程を指定して日程登録をお願いします。
　（その際、レッスン内容等のご要望をご記入ください）
　※初めての方は、ここでメンバー登録をお願いいたします。
3. 登録確定のご返信をお待ちください。
4. 当日にレッスンを実施いたします。

【基本開講時間】
月〜水：19:00〜21:00
木・金：13:30〜21:00
土・日：11:00〜18:00
※既にレッスンが埋まっている時間帯や臨時休講がございますが、
 空き時間は予約カレンダーでご確認いただけます。
※カレンダー受付時間外でもお受けできる可能性がございます。
 「お問い合わせ」にてご確認をお願いします。

【レッスン料金】

「予約」の受付ページにメニューごとの料金の記載がございます。
https://coubic.com/newrich/960158#pageContent


【コーチについて】
＜主な経歴＞
・大手IT企業で企業向けシステムの設計・開発・運用・管理を約30年経験。
・1991年に初めてMacを購入、それ以降個人ではMacを使用。
・2013年以降、副業としてMac初心者向けコーチやExcelスクールを実施。

＜主な資格＞
・マイクロソフトオフィススペシャリストExcel エキスパート (MOS Excel 2016 Expert) 
・FileMaker 13認定デベロッパー。
・情報処理技術者プロジェクトマネージャ
・日商簿記２級
・ファッションコーディネート色彩検定３級

Newrichは、大阪〜神戸を中心にMacとExcelの初心者向け個人レッスン、および、ご訪問でのレッスンを行っています。
Macの操作にお困りの方、Macをもっと活用したい方、ご要望に合わせてサポートいたします。ExcelなどのMicrosoft Office製品に関しましてもMac, Windowsでの個人レッスン〜少人数スクールを行っています。

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