アルプス山脈に囲まれた松本城のほど近くに、こじんまりとした宿「タビシロ」さんがある。

カフェスペースにはコタツが置かれ、ほっとするような温かみのある空間が広がっていた。

シャワールームで身体を洗い、サウナルームへ向かう。

ウォールナットに包まれたサウナ室内は、手触りのよい木のぬくもりに満ち、ゆっくりと身体の芯まで温まっていく。

下段（足元）はややぬるめだが、足を上段に上げればしっかりと温まる。

ヒノキの香りのアイスボールをサウナストーンにそっと置くと、香りがふわりと一気に広がり、思わず深く息を吸う。

外には温風呂と水風呂の2つがあり、この季節に温風呂があるのは本当にありがたい。

サウナポンチョを羽織り、Coleman の整いイスにもたれて空を見上げると、澄み切った青が広がっていた。

電線にはスズメが2羽、仲良く並んでとまっていて、心がほっこりする。

水風呂ルームの扉は昭和ガラスで作られていて、そのセンスのよさに思わず見入ってしまった。

サウナの造りも含めて、どこかジブリの世界を感じさせるような、人の手の温度が伝わる空間だった。

タビシロさんのスタッフの方も柔らかい雰囲気で、とても丁寧な接客でした。また、帰り際に手を振ってくださり、そのさりげない優しさに癒された。

長野県に行く機会は多くないけれど、またぜひ訪れたいと思える場所だった。

初めてのプライベートサウナでしたが、とても快適な時間を過ごすことができました。特にスタッフの対応が素晴らしく、遠いのでなかなか頻繁には行けませんが、機会があればまた利用させて下さい。

ありがとうございました。

今回もとても美味しくて大満足です♪