【女性専用】プライベート鍼灸サロン　レディース鍼灸院　てぃだ
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【よくあるご質問】

Q: 鍼灸施術は痛いですか？
A: 当院で使用する鍼は極細のため、痛みを感じにくいよう配慮しています。
施術中も状態を確認しながら進めますので、ご安心ください。

Q: 初めてですが、何か準備は必要ですか？
A: 特に準備は不要です。
施術時には専用の患者着に着替えていただくため、普段着のままお越しいただけます。

Q: 生理中でも施術を受けられますか？
A: はい、生理中でも安心して施術を受けていただけます。

Q: 予約方法を教えてください。
A: 当院は完全予約制です。予約サービス（下記URL）からメニューを選択しご予約ください。
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「レディース鍼灸 てぃだ」では、予約制のお部屋で貴女のお悩みをうかがいます。
毎日、貴女が笑顔でいられるように、少しでもお手伝いできればと思っています。


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髪と肌の乾燥 - 東洋医学で読み解く「血虚」

現代医学では、髪と肌の乾燥は、それぞれの組織における水分を保つ能力が低下することで起こると考えられています。

肌の乾燥（ドライスキン、乾燥性皮膚炎） は、肌の表面にある角質層の水分と皮脂が少なくなることが主な原因です。これにより、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみ、赤み、ひび割れなどの症状が出ることがあります。原因としては、次のようなものが挙げられます。

外的要因: 低温・低湿度、紫外線、洗剤や化粧品による刺激、摩擦など。

内的要因: 加齢による皮脂腺・汗腺の機能低下、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気、栄養バランスの偏り、ホルモンバランスの乱れなど。

治療は、保湿剤を使うことが基本で、炎症が強い場合はステロイド外用薬などが使われることもあります。生活習慣の見直し（適切な保湿、紫外線対策、刺激の少ない洗浄など）も重要です。

髪の乾燥（ドライヘア） は、髪の内部の水分や油分が不足することによって起こります。これにより、髪のパサつき、広がり、切れ毛、枝毛などが生じやすくなります。原因としては、次のようなものが考えられます。

外的要因：ドライヤーの熱、紫外線、パーマやカラーリングなどの化学的処理、ブラッシングによる摩擦など。

内的要因: 加齢による皮脂分泌の低下、栄養バランスの偏り、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、ストレスなど。

ケアとしては、保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーの使用、洗い流さないトリートメント、ドライヤーの適切な使用、紫外線対策などが推奨されます。

現代医学では、これらの症状は局所的な問題として捉えられがちですが、全身の状態、特にホルモンバランスや栄養状態との関連も指摘されています。

東洋医学では、髪と肌はともに「血（けつ）」の栄養を受けて潤いを保つと考えられています。「血」は、西洋医学的な血液の概念に加えて、全身に栄養を運び、潤いを与える機能を持つ、より広範な生命エネルギーを指します。

「血虚（けっきょ）」とは、この「血」が不足した状態を指し、女性の美容と健康に深く関わると考えられています。血虚になると、全身の栄養状態が悪化し、特に体の末端である髪や皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなるため、乾燥、ツヤのなさ、抜け毛、肌のくすみなどの症状が出やすくなります。

血虚を引き起こす原因はたくさんありますが、主なものとしては以下の点が挙げられます。

1. 脾胃虚弱（ひいぎきょじゃく）による化源不足: 脾（ひ）と胃（い）は、飲食物から気血を生み出す重要な臓腑です。これらの機能が低下すると、質の良い血を十分に作り出すことができなくなり、血虚を招きます。過労、不規則な食事、冷たいものの摂りすぎなどが脾胃の機能を損なう原因となります。

2.   情志内傷（じょうしうちしょう）による気滞血瘀（きたいけつお）: 過度な精神的ストレスや感情の乱れ（七情）は、肝（かん）の疏泄機能を阻害し、気の巡りを悪くします。気が滞ると血の流れも悪くなり（気滞血瘀）、新しい血が生成されにくくなったり、体の隅々まで十分に運ばれなくなったりすることで、血虚を招きます。

3.   失血過多（しっけつかた）: 月経時の出血過多、出産、外傷などによる出血は、直接的に血の量を減少させ、血虚を引き起こします。特に、女性は月経があるため、男性よりも血虚になりやすいと考えられています。

4.   腎精虧虚（じんせいききょ）による髄生血不足: 腎（じん）は、生命の根源的なエネルギーである「精（せい）」を貯蔵し、骨髄を生み出し、それが血の生成にも関わると考えられています。加齢や先天的な虚弱などにより腎精が不足すると、血の生成も滞り、血虚を招くことがあります。髪のツヤのなさや抜け毛は、腎精と血の不足と深く関連すると考えられています。

東洋医学的な診断では、問診（月経の状態、食生活、精神状態など）、望診（顔色、舌の状態、髪や肌の状態など）、聞診（声のトーンなど）、切診（脈診、腹診など）を通じて、血虚の有無やその原因を総合的に判断します。

東洋医学の鍼灸治療と治療穴（ツボ）

鍼灸治療は、経絡と経穴（ツボ）を刺激することで、気血の巡りを整え、五臓六腑の機能を調整し、血虚の改善を目指します。髪と肌の乾燥に対する治療では、血を補い、全身の栄養状態を改善するツボが選択されます。

以下に、血虚による髪と肌の乾燥に用いられる代表的な治療穴を、その位置、経絡、主な作用とともに説明します。

o   位置: 膝のお皿の内側の角から指３本分（約３寸）上がったところ。

§  血を補い、月経を調整する作用があります。婦人科系の疾患や、血虚による肌の乾燥、顔色の悪さに効果的です。

§  血行を促進し、瘀血を取り除く作用も期待できます。

o   血海は、脾経の重要なツボであり、「血」の病に広く用いられます。解剖学的には、太ももの筋肉の内側に位置し、周囲には血管や神経がたくさんあります。鍼の刺激は、これらの組織に作用し、血流を改善し、造血機能を促進すると考えられます。

2.   三陰交（さんいんこう）:

o   位置: 内くるぶしの上方、指４本分（約３寸）上がったところ。すねの骨の後ろ側にあります。

o   経絡: 足の太陰脾経、足の厥陰肝経、足の少陰腎経の３つの陰経が交わる場所。

§  陰血を滋養し、血を補う作用があります。肌の乾燥、抜け毛、冷え性、月経不順などに効果的です。

§  脾の機能を高め、気を増やす作用があり、血の生成を助けます。

§  肝の気を巡らせ、精神的な安定を促します。

三陰交は、下半身の重要なツボであり、女性特有の症状に広く用いられます。３つの陰経が交わることで、それぞれの経絡の作用を併せ持ち、全身の気血の流れを調整する効果が高いと考えられています。

o   位置: 膝のお皿の下、外側のくぼみから指４本分（約３寸）下がったところ。すねの骨の外側にあります。

§  脾胃の機能を高め、消化吸収を促進し、血の生成を助けます。

§  体の真ん中の気を補い、全身のエネルギーを高めます。

§  下肢の経絡の流れをスムーズにし、全身の気血の巡りを改善します。

足三里は、胃経の重要なツボであり、消化器系の不調だけでなく、全身の虚弱体質の改善にも用いられます。脾胃は、人が生きていく上で必要なエネルギーを作り出す源であり、その機能を高めることは、血虚改善の根本となります。

o   位置: 背中の第九胸椎棘突起の下、外方指２本分（約１.５寸）。

o   経絡: 足の太陽膀胱経の背部兪穴。肝の気が集まる場所。

§  肝の気を巡らせ、精神的なストレスを緩和し、気の滞りを改善します。

§  血を養い、目の機能を改善する作用もあります。

肝兪は、肝臓と密接な関係を持つツボであり、情緒不安定やイライラなど、肝の機能失調による血虚に有効です。肝は血を貯蔵する役割も持つため、その機能を整えることは血虚改善に重要です。

o   位置: 背中の第二腰椎棘突起の下、外方指２本分（約１.５寸）。

o   経絡: 足の太陽膀胱経の背部兪穴。腎の気が集まる場所。

§  腎の精を補い、老化による乾燥や抜け毛、耳鳴り、腰痛などに効果があります。

§  腰や骨を丈夫にする作用もあります。

腎兪は、生命の根源である腎精を補う重要なツボです。髪のツヤや潤いは腎精の状態を反映すると考えられており、腎機能を高めることは、髪の乾燥改善に繋がります。

これらのツボは、患者さんの体質や症状に合わせて適切に選択され、鍼や灸、あるいはその両方を用いて刺激されます。鍼の深さや刺激方法、灸の種類や温め方も、個々の状態に合わせて細かく調整されます。

鍼灸治療の効果を持続させ、日々の髪と肌の乾燥を軽減するためのセルフケアとして、以下の方法が挙げられます。

上記の治療穴の中から、ご自身で押しやすいツボを選び、指の腹を使って優しく、しかししっかりと押します。

血海（けっかい）: 膝の内側の少し上を、気持ち良いと感じる強さで押します。

三陰交（さんいんこう）: 内くるぶしから指４本分上の骨の際を、少し強めに押します。

足三里（あしさんり）: 膝の外側のくぼみから指４本分下を、骨の外側に向かって押します。

肝兪（かんゆ）と腎兪（じんゆ）: 両手を腰に当て、親指で背骨から少し外側のくぼみを優しく押します。無理のない範囲で行いましょう。

各ツボ、3〜5秒かけてゆっくり押し、同じくらいの時間をかけてゆっくり離すのを5〜10回程度繰り返します。痛気持ちいい程度の強さで行いましょう。

台座灸は、艾（もぐさ）を台座の上に乗せて燃やすお灸で、直接皮膚に触れないため、比較的安全に行うことができます。

上記のツボの中から、温めることで気持ちが良いと感じるツボを選びます。特に、三陰交や足三里は温めるのに適しています。

台座灸に火をつけ、ツボの上に置きます。

熱さを強く感じたら、無理せずすぐに外してください。

火傷には十分注意し、換気をしながら行いましょう。

最初は短い時間から試し、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしても良いでしょう。

バランスの取れた食事: 脾胃を養い、血を補うために、消化の良い温かい食事を心がけましょう。緑黄色野菜、レバー、赤身の肉、豆類、黒ごま、ひじきなど、鉄分やビタミンが豊富な食材を積極的に摂りましょう。冷たいものや生ものは控えめにしましょう。

質の高い睡眠: 十分な睡眠は、気血の生成を促し、体の回復を助けます。規則正しい睡眠時間を確保し、寝る前にリラックスできる環境を整えましょう。

適度な運動: 軽い運動は血行を促進し、全身の機能を高めます。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で継続しましょう。

精神的な安定: ストレスは気血の巡りを悪くします。趣味の時間を持つ、リラックスできる環境を作るなど、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

保湿ケア: 肌の乾燥には、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた化粧品を使用し、こすらず優しく保湿しましょう。髪の乾燥には、保湿効果のあるシャンプーやトリートメントを使用し、ドライヤーの熱や紫外線から髪を守りましょう。

紫外線対策: 紫外線は肌や髪の乾燥を悪化させる原因となります。日焼け止めや帽子、日傘などを活用し、紫外線対策を徹底しましょう。

セルフケアは、日々の髪と肌の乾燥を和らげるのに役立ちますが、慢性的な乾燥や、セルフケアだけでは改善しない症状、また、抜け毛や顔色のくすみなど、血虚が疑われる症状が気になる場合は、専門家による鍼灸治療がおすすめです。

鍼灸師は、東洋医学的な診察に基づき、あなたの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療を行います。鍼や灸の刺激は、体の内側から気血の流れを整え、五臓六腑のバランスを調整することで、髪と肌本来の潤いを取り戻す手助けをします。

長年、髪や肌の乾燥に悩んでいる

様々な保湿ケアを試しても効果がない

髪と肌の乾燥 - 東洋医学で読み解く「血虚」

現代医学的な解釈と説明



現代医学では、髪と肌の乾燥は、それぞれの組織における水分を保つ能力が低下することで起こると考えられています。



肌の乾燥（ドライスキン、乾燥性皮膚炎） は、肌の表面にある角質層の水分と皮脂が少なくなることが主な原因です。これにより、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみ、赤み、ひび割れなどの症状が出ることがあります。原因としては、次のようなものが挙げられます。

外的要因: 低温・低湿度、紫外線、洗剤や化粧品による刺激、摩擦など。

内的要因: 加齢による皮脂腺・汗腺の機能低下、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気、栄養バランスの偏り、ホルモンバランスの乱れなど。

治療は、保湿剤を使うことが基本で、炎症が強い場合はステロイド外用薬などが使われることもあります。生活習慣の見直し（適切な保湿、紫外線対策、刺激の少ない洗浄など）も重要です。



髪の乾燥（ドライヘア） は、髪の内部の水分や油分が不足することによって起こります。これにより、髪のパサつき、広がり、切れ毛、枝毛などが生じやすくなります。原因としては、次のようなものが考えられます。

外的要因：ドライヤーの熱、紫外線、パーマやカラーリングなどの化学的処理、ブラッシングによる摩擦など。

内的要因: 加齢による皮脂分泌の低下、栄養バランスの偏り、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、ストレスなど。

ケアとしては、保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーの使用、洗い流さないトリートメント、ドライヤーの適切な使用、紫外線対策などが推奨されます。

現代医学では、これらの症状は局所的な問題として捉えられがちですが、全身の状態、特にホルモンバランスや栄養状態との関連も指摘されています。



東洋医学的な解釈と説明

東洋医学では、髪と肌はともに「血（けつ）」の栄養を受けて潤いを保つと考えられています。「血」は、西洋医学的な血液の概念に加えて、全身に栄養を運び、潤いを与える機能を持つ、より広範な生命エネルギーを指します。

「血虚（けっきょ）」とは、この「血」が不足した状態を指し、女性の美容と健康に深く関わると考えられています。血虚になると、全身の栄養状態が悪化し、特に体の末端である髪や皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなるため、乾燥、ツヤのなさ、抜け毛、肌のくすみなどの症状が出やすくなります。

血虚を引き起こす原因はたくさんありますが、主なものとしては以下の点が挙げられます。

1. 脾胃虚弱（ひいぎきょじゃく）による化源不足: 脾（ひ）と胃（い）は、飲食物から気血を生み出す重要な臓腑です。これらの機能が低下すると、質の良い血を十分に作り出すことができなくなり、血虚を招きます。過労、不規則な食事、冷たいものの摂りすぎなどが脾胃の機能を損なう原因となります。

2.   情志内傷（じょうしうちしょう）による気滞血瘀（きたいけつお）: 過度な精神的ストレスや感情の乱れ（七情）は、肝（かん）の疏泄機能を阻害し、気の巡りを悪くします。気が滞ると血の流れも悪くなり（気滞血瘀）、新しい血が生成されにくくなったり、体の隅々まで十分に運ばれなくなったりすることで、血虚を招きます。

3.   失血過多（しっけつかた）: 月経時の出血過多、出産、外傷などによる出血は、直接的に血の量を減少させ、血虚を引き起こします。特に、女性は月経があるため、男性よりも血虚になりやすいと考えられています。

4.   腎精虧虚（じんせいききょ）による髄生血不足: 腎（じん）は、生命の根源的なエネルギーである「精（せい）」を貯蔵し、骨髄を生み出し、それが血の生成にも関わると考えられています。加齢や先天的な虚弱などにより腎精が不足すると、血の生成も滞り、血虚を招くことがあります。髪のツヤのなさや抜け毛は、腎精と血の不足と深く関連すると考えられています。

5.  



東洋医学的な診断では、問診（月経の状態、食生活、精神状態など）、望診（顔色、舌の状態、髪や肌の状態など）、聞診（声のトーンなど）、切診（脈診、腹診など）を通じて、血虚の有無やその原因を総合的に判断します。

東洋医学の鍼灸治療と治療穴（ツボ）

鍼灸治療は、経絡と経穴（ツボ）を刺激することで、気血の巡りを整え、五臓六腑の機能を調整し、血虚の改善を目指します。髪と肌の乾燥に対する治療では、血を補い、全身の栄養状態を改善するツボが選択されます。

以下に、血虚による髪と肌の乾燥に用いられる代表的な治療穴を、その位置、経絡、主な作用とともに説明します。

1. 血海（けっかい）:

o   位置: 膝のお皿の内側の角から指３本分（約３寸）上がったところ。

o   経絡: 足の太陰脾経

o   主な作用:

§  血を補い、月経を調整する作用があります。婦人科系の疾患や、血虚による肌の乾燥、顔色の悪さに効果的です。

§  血行を促進し、瘀血を取り除く作用も期待できます。

o   血海は、脾経の重要なツボであり、「血」の病に広く用いられます。解剖学的には、太ももの筋肉の内側に位置し、周囲には血管や神経がたくさんあります。鍼の刺激は、これらの組織に作用し、血流を改善し、造血機能を促進すると考えられます。

2.   三陰交（さんいんこう）:

o   位置: 内くるぶしの上方、指４本分（約３寸）上がったところ。すねの骨の後ろ側にあります。

o   経絡: 足の太陰脾経、足の厥陰肝経、足の少陰腎経の３つの陰経が交わる場所。

o   主な作用:

§  陰血を滋養し、血を補う作用があります。肌の乾燥、抜け毛、冷え性、月経不順などに効果的です。

§  脾の機能を高め、気を増やす作用があり、血の生成を助けます。

§  肝の気を巡らせ、精神的な安定を促します。

三陰交は、下半身の重要なツボであり、女性特有の症状に広く用いられます。３つの陰経が交わることで、それぞれの経絡の作用を併せ持ち、全身の気血の流れを調整する効果が高いと考えられています。

3.   足三里（あしさんり）:

o   位置: 膝のお皿の下、外側のくぼみから指４本分（約３寸）下がったところ。すねの骨の外側にあります。

o   経絡: 足の陽明胃経

o   主な作用:

§  脾胃の機能を高め、消化吸収を促進し、血の生成を助けます。

§  体の真ん中の気を補い、全身のエネルギーを高めます。

§  下肢の経絡の流れをスムーズにし、全身の気血の巡りを改善します。

足三里は、胃経の重要なツボであり、消化器系の不調だけでなく、全身の虚弱体質の改善にも用いられます。脾胃は、人が生きていく上で必要なエネルギーを作り出す源であり、その機能を高めることは、血虚改善の根本となります。

4.   肝兪（かんゆ）:

o   位置: 背中の第九胸椎棘突起の下、外方指２本分（約１.５寸）。

o   経絡: 足の太陽膀胱経の背部兪穴。肝の気が集まる場所。

o   主な作用:

§  肝の気を巡らせ、精神的なストレスを緩和し、気の滞りを改善します。

§  血を養い、目の機能を改善する作用もあります。

肝兪は、肝臓と密接な関係を持つツボであり、情緒不安定やイライラなど、肝の機能失調による血虚に有効です。肝は血を貯蔵する役割も持つため、その機能を整えることは血虚改善に重要です。

5.   腎兪（じんゆ）:

o   位置: 背中の第二腰椎棘突起の下、外方指２本分（約１.５寸）。

o   経絡: 足の太陽膀胱経の背部兪穴。腎の気が集まる場所。

o   主な作用:

§  腎の精を補い、老化による乾燥や抜け毛、耳鳴り、腰痛などに効果があります。

§  腰や骨を丈夫にする作用もあります。

腎兪は、生命の根源である腎精を補う重要なツボです。髪のツヤや潤いは腎精の状態を反映すると考えられており、腎機能を高めることは、髪の乾燥改善に繋がります。

これらのツボは、患者さんの体質や症状に合わせて適切に選択され、鍼や灸、あるいはその両方を用いて刺激されます。鍼の深さや刺激方法、灸の種類や温め方も、個々の状態に合わせて細かく調整されます。



セルフケア

鍼灸治療の効果を持続させ、日々の髪と肌の乾燥を軽減するためのセルフケアとして、以下の方法が挙げられます。

ツボ押し

上記の治療穴の中から、ご自身で押しやすいツボを選び、指の腹を使って優しく、しかししっかりと押します。

血海（けっかい）: 膝の内側の少し上を、気持ち良いと感じる強さで押します。

三陰交（さんいんこう）: 内くるぶしから指４本分上の骨の際を、少し強めに押します。

足三里（あしさんり）: 膝の外側のくぼみから指４本分下を、骨の外側に向かって押します。

肝兪（かんゆ）と腎兪（じんゆ）: 両手を腰に当て、親指で背骨から少し外側のくぼみを優しく押します。無理のない範囲で行いましょう。

各ツボ、3〜5秒かけてゆっくり押し、同じくらいの時間をかけてゆっくり離すのを5〜10回程度繰り返します。痛気持ちいい程度の強さで行いましょう。



台座灸

台座灸は、艾（もぐさ）を台座の上に乗せて燃やすお灸で、直接皮膚に触れないため、比較的安全に行うことができます。

上記のツボの中から、温めることで気持ちが良いと感じるツボを選びます。特に、三陰交や足三里は温めるのに適しています。

台座灸に火をつけ、ツボの上に置きます。

熱さを強く感じたら、無理せずすぐに外してください。

火傷には十分注意し、換気をしながら行いましょう。

最初は短い時間から試し、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしても良いでしょう。



日常生活で可能な対応

バランスの取れた食事: 脾胃を養い、血を補うために、消化の良い温かい食事を心がけましょう。緑黄色野菜、レバー、赤身の肉、豆類、黒ごま、ひじきなど、鉄分やビタミンが豊富な食材を積極的に摂りましょう。冷たいものや生ものは控えめにしましょう。

質の高い睡眠: 十分な睡眠は、気血の生成を促し、体の回復を助けます。規則正しい睡眠時間を確保し、寝る前にリラックスできる環境を整えましょう。

適度な運動: 軽い運動は血行を促進し、全身の機能を高めます。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で継続しましょう。

精神的な安定: ストレスは気血の巡りを悪くします。趣味の時間を持つ、リラックスできる環境を作るなど、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

保湿ケア: 肌の乾燥には、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれた化粧品を使用し、こすらず優しく保湿しましょう。髪の乾燥には、保湿効果のあるシャンプーやトリートメントを使用し、ドライヤーの熱や紫外線から髪を守りましょう。

紫外線対策: 紫外線は肌や髪の乾燥を悪化させる原因となります。日焼け止めや帽子、日傘などを活用し、紫外線対策を徹底しましょう。



鍼灸治療への一歩

セルフケアは、日々の髪と肌の乾燥を和らげるのに役立ちますが、慢性的な乾燥や、セルフケアだけでは改善しない症状、また、抜け毛や顔色のくすみなど、血虚が疑われる症状が気になる場合は、専門家による鍼灸治療がおすすめです。

鍼灸師は、東洋医学的な診察に基づき、あなたの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療を行います。鍼や灸の刺激は、体の内側から気血の流れを整え、五臓六腑のバランスを調整することで、髪と肌本来の潤いを取り戻す手助けをします。

長年、髪や肌の乾燥に悩んでいる

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抜け毛や顔色のくすみも気になる

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デジタル疲れと眼精疲労　〜目と肝の深い関係〜 



女性の皆様へ
日々の家事や育児、学校やお勤めなどで、体の疲れや不調を感じることはありませんか？ 
鍼灸治療は、そんな女性の皆様の強い味方になるかもしれません。 
体のバランスを整え、心身ともに健康な毎日を送りましょう。 

鍼灸治療を受けるときの注意点
鍼灸治療を受ける時は、必ず鍼灸の国家資格者がいる鍼灸院などに相談しましょう。 
妊産婦の方は主治医に確認してから鍼灸治療を受けましょう。 
鍼灸治療は、病院の治療の代わりになるものではないので、必要に応じて病院の治療も併用して受けましょう。

女性のお悩みは人それぞれです。症状も原因も違うので、自分に合った治療法を見つけることが大切です。 
つらい時は、我慢せずに、お近くの病院の先生や鍼灸師さんなどに相談してみてください。

レディース鍼灸院 てぃだ のご案内
『レディース鍼灸院 てぃだ』は女性専用の鍼灸院です。 
在籍する鍼灸師は全員が国家資格の保有者です。 
場所は中野駅に近く、徒歩６～７分です。 
完全予約制なので他の方と顔を合わせることもありません。 
当院で使用する鍼は、すべて滅菌済みのディスポ鍼です。 

お一人おひとりの「今の体」に丁寧に向き合いながら、こころと体の両面からサポートいたします。


お近くに鍼灸院がないときには、どうぞご来院ください。

フレンドリー鍼灸院として
『レディース鍼灸院 てぃだ』は「フレンドリー鍼灸院」の登録をしています。 
鍼灸師や鍼灸学校在学生なども welcome です！ 
特に鍼灸学校在学生はいつも学生割引価格です。 
※予約時に「学校名」「専攻名」「学年」を書いてください。 
※当日は有効な学生証をお持ちください。 
※ご提示がない場合は一般料金をいただきます。

　　

【女性専用】プライベート鍼灸サロン

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中野駅徒歩6分。完全予約制の静かな鍼灸院です。

東洋医学で、女性の不調にやさしく寄り添います。



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髪と肌の乾燥 - 東洋医学で読み解く「血虚」現代医学的な解釈と説明

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