2016年8月15日
ホメオスタシス
「生体恒常性」と訳される。アメリカの生理学者 W.キャノンが、主著『人体の知恵』 (1932) のなかで提唱した生物学上の重要概念。生体内の諸器官は、気温や湿度など外部環境の変化や、体位、運動などの身体的変化に応じて統一的かつ合目的性をもって働き、体温,血液量や血液成分などの内部環境を、生存に適した一定範囲内に保持しようとする性質があり、内分泌系と神経系による調節がそれを可能にしている。
ーブリタニカ国際大百科事典 小項目事典よりー
人体の60%は水分(体液)
20%は細胞外にある組織液、血漿やリンパ液、関節滑液、唾液や胃液など。
40%は細胞内にある。
組織液とは各組織の細胞間にある液体成分で、毛細血管から血漿がしみだしたもの。細胞に栄養分を直接与えたり老廃物を受けとる役目を担っている。
ヒトの一日に必要な水分は体重1kgに対して50ml(成人)だそうで
50kgのヒトは2500mlということになる。
摂取量が排泄量を超えると体液量が増加(浮腫)し、血液量が増加、血圧が上昇する。
逆に、排泄量が摂取量を超えると体液量が減少(脱水)し、血液量が減少、血圧が低下する。
細胞に栄養を届け、不要な老廃物を受け取った組織液の大部分はリンパ管に入り血管系に合流する。
リンパ管は血管のようにポンプが無く、安静時にはほぼ流れのない小川のようなものらしい。
そこでリンパマッサージや運動が必要になる。
浮腫の強い人は水分を過剰に取りすぎていないか
しっかり排泄をしているか
適度な運動やケアをしているか
一度チェックしてもらいたい。
水分摂取量を細かく管理するのは大変だが
口が乾く前に水分を取るようにするとか
おしっこの量が多い、少ない位は感じて欲しいと思う。
汗をかくこの季節はこまめに補給するのは当然ですね。
身体の均衡を保とうとする性質に感謝して。
因みに膀胱満タンで約450ミリリットルです(*´▽`*)
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