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レビュー

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  • 阿部 春花

    この度、和紙来歩様主催の「温故知新」イベントを拝見し、和紙という素材の奥行きと、その文化的意義について多くを学ぶことができました。

    公演では、楮・パルプ原料や製紙工程の違いを、実物に触れながら観察できたことが印象的でした。切断面を通して繊維の重なりや光の透過性を視覚的に確認することで、和紙が単なる平面素材ではなく、立体的な層構造をもつ有機的な素材であることを改めて実感しました。

    また、西洋絵画など国外の文化財修復にも日本の和紙が用いられていることは知っていましたが、典具帖紙の実物を拝見し、その極薄さと精緻な繊維構成に深い感銘を受けました。これほどまでに繊細で均質な紙を生み出す日本の手漉き技術には、長い時間をかけて培われた知恵が宿っていると感じました。

    御社の高倉邸での講話では、日本文化の変遷を背景に、和紙が果たしてきた役割について伺うことができました。谷崎潤一郎『陰翳礼讃』に描かれる美意識を想起しつつ、障子に代表される半透過性の素材としての和紙が、まさに日本文化の空間観を象徴する存在であると改めて感じました。

    さらに、臼井鳳九氏の作品も拝見し、和紙は単なる支持体にとどまらず、多様な領域をつなぐ「文化の媒体」であることを再認識いたしました。

    伝統と現代の感性が共鳴する、非常に示唆に富んだ展示会でした。ありがとうございました。


    返信コメント

    この度は 「温故知新」にお越しいただきありがとうございました。

    講演や展示にご満足いただけたようで大変うれしく思います。

    このようなイベントを今後も開催してまいりますので

    お時間がございましたら、またぜひお越しくださいませ。

    2025年11月10日
  • 匿名のユーザー

    会場がまず雰囲気が良く、観る前からワクワクすることができた。

    会場内でもスタッフの方々が雰囲気を作ってくださっていて心地よい時間でした。ありがとうございました

    返信コメント

    この度は 「温故知新」にお越しいただきありがとうございました。

    このようなイベントを今後も開催してまいりますので

    お時間がございましたら、またぜひお越しくださいませ。

    2025年11月10日
  • 高橋 正二

    講演では「和室文化の器」という言葉が特に印象に残りました

    和紙という素材を通じて、ものづくりの原点を考える貴重な時間でした。

    こうぞとパルプの違いや産地での製造方法の違い、「和紙が空間を呼吸させる」など

    今の時代に合った素材であると思いました。

    返信コメント

    この度は 「温故知新」にお越しいただきありがとうございました。

    このようなイベントを今後も開催してまいりますので

    お時間がございましたら、またぜひお越しくださいませ。

    2025年11月10日
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基本情報

住所
京都府京都市南区上鳥羽角田町52
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電話番号
075-681-9123
営業時間

月〜金 10:00 - 16:00

土 定休日

日 定休日