袋井お茶大文化祭 晩茶と出会う│BANCHATEN 2022年12月4日(日)
「晩茶の茶会」はBANCHATENで行われる有料イベントです。
日時:12月4日(日) 1回目10:00~ 2回目10:55~ 3回目12:20~ 4回目 13:15~
会費:2000円(当日現地支払い)予約はおひとり様一回限りとさせていただきます。
会場:静岡県袋井市 香りの丘茶ピア内「茶遊庵」 https://goo.gl/maps/KrUVcMiMyU7StQri6
お問い合わせ:晩茶研究会 多々良高行 info@bancha.org / 電話054-624-0671
晩茶の茶会メニュー(45分)
・高知県大豊町の碁石茶(担当 大山泰成氏 しもきた茶苑大山 大豊町集落ネットワーク圏協議会・碁石茶専門家)時間20分
碁石茶は高知県大豊町で無農薬栽培で作られている乳酸発酵茶です。真夏に茶葉を刈り取って蒸した後、一次発酵のカビつけ、二次発酵の乳酸発酵を経て、碁石状に切り分けられた後に天日に干し出来上がります。黒い外観ところんとした形状が碁石に似ていることから碁石茶と呼ばれています。二段階発酵は江戸時代と変わらぬ製法で、世界的に見ても大変希少です。瀬戸内海の塩飽諸島では茶粥用の茶として長く愛用されてきました。唯一無二の製法による心地よい酸味と甘さを伴った奥深い香りをお楽しみください。講師は碁石茶の良さを知り尽くした大豊町集落ネットワーク圏協議会・碁石茶専門家、しもきた茶苑大山の大山泰成さんです。
・稲武の桶茶(担当 中根めぐみ氏 日本茶インストラクター)時間20分
番茶を桶にいれ、茶筅で泡立てて飲む「桶(おけ)茶」。「振り茶」とも呼ばれる飲み方で、富山県のバタバタ茶や島根県のぼてぼて茶、沖縄県のブクブク茶などが有名です。中根めぐみさんは愛知県豊田市稲武町にある古橋懐古館に残されていた桶茶の道具に出会ったことをきっかけに、「稲武の桶茶」の復活に取り組みました。残された古い桶を元に稲武の職人が新たに桶をつくり、稲武の竹でささら状の茶筅をつくり、稲武の茶畑で番茶をつくり、「稲武の桶茶」が見事再現されました。晩く摘む晩茶も桶茶にすることで、やさしい喉越しになり楽しい時間を与えてくれます。講師は桶茶復活の立役者、中根めぐみさんです。
・菩提酸茶スパークリング 時間5分
菩提酸茶は静岡県袋井市豊沢、通称菩提地区で2019年から生産されている乳酸発酵茶です。柑橘系の香りと酸味が特徴です。新しい晩茶の飲み方としてスパークリングティーをお楽しみいただきます。