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【オンライン】寄付講座「知恵の庭」第1シーズン・第1回「弟子が師匠をチート化した件:天台大師智顗と章安灌頂」(村上明也)
寄付講座「知恵(スキエンティア)の庭〜人文学の最前線〜」
ラテン語で「知恵」「知識」などを表すscientia(スキエンティア/シエンツィア)は、英語のscience(サイエンス)の元となった言葉です。science(サイエンス)は「科学」と日本語訳され、現在では主に自然科学を指す言葉として使われていますが、元々は学問全般を指す言葉です。連続講義「知恵(スキエンティア)の庭〜人文学の最前線〜」は、若手・中堅研究者による先端的な研究がクロスオーバーする場として企画されました。
本寄附講座は、人文学の「知恵」を未来につなぐために、若手研究者の発表の場を作りたい、という上七軒文庫の志に賛同してくださった小野嶋祥雄氏のご寄付により開講されます。本講座では、発表の機会に乏しい若手研究者とともに、今まさに研究の最前線を切り拓いている研究者にもご登壇いただき、多くの方々に人文学の面白さを知っていただく機会となればと思っています。
本寄付講座は無料となっておりますが、参加人数把握などのため、本ページからのご予約をお願いいたします。
第1シーズン・第1回(2020年12月20日(日))
「弟子が師匠をチート化した件: 天台大師智顗と章安灌頂」(日本印度学仏教学会賞 受賞記念講演)
講師:村上明也(龍谷大学、四天王寺大学、京都西山短期大学・非常勤講師)
オンライン講義は、上七軒文庫オンライン(ツイキャス) から配信する予定です。
ご予約いただいた方に、講義当日、配布資料をダウンロードするためのアドレスを配信いたします。
本講義のアーカイブ動画は、ニコニコチャンネル「上七軒文庫チャンネル」 における会員限定公開のみとなります。アーカイブの無料公開はいたしませんので、ご注意ください。
対面講義のご予約はこちら からお願いいたします。
講義概要
「隋の三大法師の一人」「天台教学の大成者」「隋の楊広(569-618)の戒師」「生涯で二度の悟りを体験」など、数多くの肩書きをもつことで知られる天台大師智顗(てんだいだいしちぎ、538-597)。実はこの人…自ら筆を執って書物を著すことがきわめて少なく、「天台三大部(法華三大部とも)」として人口に膾炙する『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』といえども、これを書冊のかたちに纏め上げたのは、章安灌頂(しょうあんかんじょう、561-632)というお弟子さんです。つまり、現在我々が見ることの出来る「天台三大部」は、智顗の講義内容がそのまま記録・保存されたものではなく、灌頂が再三再四にわたって編集の手を加え、智顗滅後に現行形態を整えた文献なのです。しかも、編集者の灌頂が『法華玄義』『法華文句』の中に、これまた「隋の三大法師の一人」「三論教学の大成者」「楊広も認めた超エリート僧」として知られる嘉祥大師吉蔵(かじょうだいしきちぞう、549-623)の『法華玄論』『法華義疏』の本文を取り込んだことが、多くの研究者によって指摘されています。
他人の文章を無断で取り込むという、現代では「盗用」「剽窃」「盗作」と呼ばれる行為。どうして灌頂(弟子)は吉蔵(他人)の著作の内容を智顗(師匠)の講義録に挿入したのでしょうか。
この講義では、天台と三論の文献交渉という視点から、弟子が師匠をチート化(チートとは、ずるいぐらいにスゴイ・まるでイカサマをしているかのように強いこと)していくプロセスを分かりやすく解説します。
参考文献
佐藤哲英『天台大師の研究』(百華苑、1961年)
平井俊榮『法華文句の成立に関する研究』(春秋社、1985年)
今後の予定
第2回(2021年1月23日(土))「覚鑁からみる院政期の王権と顕密仏教: 高野山大伝法院の創建をめぐって」
郭佳寧
第3回(2021年2月中旬)「「法」の継承と展開: 新安流を例として」
柏原康人
主催:古典文化研究会
共催:上七軒文庫合同会社
【対面講義】寄付講座「知恵の庭」第1シーズン・第1回「弟子が師匠をチート化した件: 天台大師智顗と章安灌頂」(村上明也)
寄付講座「知恵(スキエンティア)の庭〜人文学の最前線〜」
ラテン語で「知恵」「知識」などを表すscientia(スキエンティア/シエンツィア)は、英語のscience(サイエンス)の元となった言葉です。science(サイエンス)は「科学」と日本語訳され、現在では主に自然科学を指す言葉として使われていますが、元々は学問全般を指す言葉です。連続講義「知恵(シエンツィア)の庭〜人文学の最前線〜」は、若手・中堅研究者による先端的な研究がクロスオーバーする場として企画されました。
本寄附講座は、人文学の「知恵」を未来につなぐために、若手研究者の発表の場を作りたい、という上七軒文庫の志に賛同してくださった小野嶋祥雄氏のご寄付により開講されます。本講座では、発表の機会に乏しい若手研究者とともに、今まさに研究の最前線を切り拓いている研究者にもご登壇いただき、多くの方々に人文学の面白さを知っていただく機会となればと思っています。
本寄付講座は無料となっておりますが、対面講義は人数制限をしておりますので(上七軒文庫・新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン)、本ページからのご予約をお願いいたします。
第1シーズン・第1回(2020年12月20日(日))
「弟子が師匠をチート化した件: 天台大師智顗と章安灌頂」(日本印度学仏教学会賞 受賞記念講演)
講師:村上明也(龍谷大学、四天王寺大学、京都西山短期大学・非常勤講師)
ご予約いただいた方に、講義当日、配布資料をダウンロードするためのアドレスを配信いたします。
本講義のアーカイブ動画は、ニコニコチャンネル「上七軒文庫チャンネル」 における会員限定公開のみとなります。アーカイブの無料公開はいたしませんので、ご注意ください。
オンライン講義のご予約はPassMarket もしくはCoubic / STORES予約 のページからお願いいたします。
講義概要
「隋の三大法師の一人」「天台教学の大成者」「隋の楊広(569-618)の戒師」「生涯で二度の悟りを体験」など、数多くの肩書きをもつことで知られる天台大師智顗(てんだいだいしちぎ、538-597)。実はこの人…自ら筆を執って書物を著すことがきわめて少なく、「天台三大部(法華三大部とも)」として人口に膾炙する『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』といえども、これを書冊のかたちに纏め上げたのは、章安灌頂(しょうあんかんじょう、561-632)というお弟子さんです。つまり、現在我々が見ることの出来る「天台三大部」は、智顗の講義内容がそのまま記録・保存されたものではなく、灌頂が再三再四にわたって編集の手を加え、智顗滅後に現行形態を整えた文献なのです。しかも、編集者の灌頂が『法華玄義』『法華文句』の中に、これまた「隋の三大法師の一人」「三論教学の大成者」「楊広も認めた超エリート僧」として知られる嘉祥大師吉蔵(かじょうだいしきちぞう、549-623)の『法華玄論』『法華義疏』の本文を取り込んだことが、多くの研究者によって指摘されています。
他人の文章を無断で取り込むという、現代では「盗用」「剽窃」「盗作」と呼ばれる行為。どうして灌頂(弟子)は吉蔵(他人)の著作の内容を智顗(師匠)の講義録に挿入したのでしょうか。
この講義では、天台と三論の文献交渉という視点から、弟子が師匠をチート化(チートとは、ずるいぐらいにスゴイ・まるでイカサマをしているかのように強いこと)していくプロセスを分かりやすく解説します。
参考文献
佐藤哲英『天台大師の研究』(百華苑、1961年)
平井俊榮『法華文句の成立に関する研究』(春秋社、1985年)
今後の予定
第2回(2021年1月23日(土))「覚鑁からみる院政期の王権と顕密仏教: 高野山大伝法院の創建をめぐって」
郭佳寧
第3回(2021年2月中旬)「「法」の継承と展開: 新安流を例として」
柏原康人

主催:古典文化研究会
共催:上七軒文庫合同会社
【オンライン講義】「アトミスティーク、大航海への憧憬」第2回「十九世紀の科学」
※ こちらはオンライン講義のご案内となります。

概要
 旅はいつでも刺激的だ。それは私のような平凡な科学者にとっても同じだ。ウィーンを中心とする旧ハプスブルグ帝国領内を歩き、古い街並みの中に十九世紀の科学者の功績を示す碑が点在していることに気付いた。メンデル、マッハ、ボルツマン、モホロビチッチ、シュレディンガー…。百年以上前に活躍した彼らの功績とは?それは私たちにとってどのような意味があるのか?そして現代の科学は百年後に何を残すのか?
 時は世紀末ウィーン。クリムトやシーレ、ココシュカが新しい芸術を志向し、フロイトは精神と意識に迫り、ワーグナーやロースは合理的な建築様式を提示した。マッハの科学思想はウィーンを魅了し、その影響力をバールが批評した。ボルツマンは原子の存在を信じて熱力学の刷新を試み、隣国の学派による批判に耐えた。プラハではカフカが神の不在を描き、ダーウィンとマルクスの思想が欧州を席巻する前のブルノではメンデルが遺伝の法則をひっそりと考案した。十九世紀から二十世紀への転換期を迎えたハプスブルグ帝国は、新たな世界把握を試みる文化人たちの熱気によってまさに沸騰していた。
 アインシュタインの登場によって原子の存在が広く認められるようになった新世紀。原子世界を探求する実験手法が確立され、その精度は日々向上した。原子の振る舞いに対する理解も深まり、生命の根幹を担うDNAの構造までもが明らかになっていく。観察が不可能なミクロな領域に世界の存立根拠を求めたくなかった多くの知の巨人たちではなく、原子の世界には人類がまだ見ぬ大海原が広がっていると口角泡を飛ばして主張した野心家に、二十世紀は微笑んだ。
 二十一世紀のいま、科学者は原子世界を航行するための艦船(巨大施設)を手に入れた。羅針盤のように我々を導く航海術(合成技術や解析技術)もある。印刷と図書館に代わる知の高速流通(インターネットとデータベース)を実現し、原子世界のアーカイブ化はますます加速している。百年前のアトミスティーク(原子論者)が憧れを抱いた原子世界の大海を、私たちは今まさに悠々と航行している。この現代のミクロな大航海は、私たちの次の百年をどこへ導くのだろう。SF界に絶大な影響を与えたバナールのように、これからの科学と世界を占ってみよう。
 現代の科学者が、旅先で出会った偉人たちと時空を超えて交えた対話。その全記録を三回にわたって講義する。

第一回:十九世紀へのいざない(2020年10月24日 土曜日)
 ウィーンを中心とする十九世紀の芸術、建築、文芸などの文化の爛熟を知る、同時期の日本が置かれていた文化的な状況についても並行して理解する。
 ・ハプスブルグ帝国の政治状況
 ・近代都市ウィーンの成り立ち
 ・文化人たちによる新たな試み
 ・幕末、明治の日本の学問と西洋文化の受容
参考文献
「ウィーン-都市の近代」田口晃 著(岩波新書)
「世紀末ウィーンの知の光景」西村雅樹 著(鳥影社)
「百学連環-百科事典と博物図譜の饗宴」
 雑協・書協創立50周年記念世界出版文化史展(印刷博物館)

第二回:十九世紀の科学(12月26日)
 遺伝の法則を発見したメンデル、世紀末ウィーンで中心的な役割を果たしたマッハ、統計熱力学によって二十世紀への道を拓いたボルツマンの人生、業績を通して十九世紀の科学を考える。
 ・十九世紀以前の科学とメンデルの業績
 ・ウィーンを「十九世紀的」に先導したマッハ
 ・エネルゲティークとの論争を通して二十世紀を拓いたボルツマン
参考文献
「方法序説」R・デカルト 著 山田弘明 訳(ちくま学芸文庫)
「マッハとニーチェ-世紀転換期思想史」木田元 著(新書館)
「ボルツマンの原子 理論物理学の夜明け」D・リンドリー 著 松浦俊輔 訳(青土社)
「職業としての学問」M・ウェーバー 著 尾高邦雄 訳(岩波文庫)

第三回:二十世紀の科学とこれから(2月末予定)
 原子の発見以降に急速に発達した分子構造の解析技術とそれを支える巨大施設・コンピュータの発達を、大航海時代との対比で捉え、バナールが予見した人類の未来について考察する。
 ・アインシュタインの登場とX線による原子の可視化
 ・バナールが未来予測の基礎にした二十世紀初頭の科学
 ・現代の科学と大航海時代の類似点
参考文献
「宇宙・肉体・悪魔」J・D・バナール 著 鎮目恭夫 訳(みすず書房)
「テクニウム-テクノロジーはどこへ向かうのか?」K・ケリー著 服部桂 訳(みすず書房)
「Early Days of X-Ray Crystallography」A・オーチャー著(Oxford Univ. Press)

担当講師
古池 美彦
(知的交流デザイングループENGAWA・主宰、分子科学研究所・助教)
【対面講義】「アトミスティーク、大航海への憧憬」第2回「十九世紀の科学」
※ こちらは対面講義のご案内となります。オンライン講義については、Coubicの別サイト 、PassMarketをご覧ください。

概要
 旅はいつでも刺激的だ。それは私のような平凡な科学者にとっても同じだ。ウィーンを中心とする旧ハプスブルグ帝国領内を歩き、古い街並みの中に十九世紀の科学者の功績を示す碑が点在していることに気付いた。メンデル、マッハ、ボルツマン、モホロビチッチ、シュレディンガー…。百年以上前に活躍した彼らの功績とは?それは私たちにとってどのような意味があるのか?そして現代の科学は百年後に何を残すのか?
 時は世紀末ウィーン。クリムトやシーレ、ココシュカが新しい芸術を志向し、フロイトは精神と意識に迫り、ワーグナーやロースは合理的な建築様式を提示した。マッハの科学思想はウィーンを魅了し、その影響力をバールが批評した。ボルツマンは原子の存在を信じて熱力学の刷新を試み、隣国の学派による批判に耐えた。プラハではカフカが神の不在を描き、ダーウィンとマルクスの思想が欧州を席巻する前のブルノではメンデルが遺伝の法則をひっそりと考案した。十九世紀から二十世紀への転換期を迎えたハプスブルグ帝国は、新たな世界把握を試みる文化人たちの熱気によってまさに沸騰していた。
 アインシュタインの登場によって原子の存在が広く認められるようになった新世紀。原子世界を探求する実験手法が確立され、その精度は日々向上した。原子の振る舞いに対する理解も深まり、生命の根幹を担うDNAの構造までもが明らかになっていく。観察が不可能なミクロな領域に世界の存立根拠を求めたくなかった多くの知の巨人たちではなく、原子の世界には人類がまだ見ぬ大海原が広がっていると口角泡を飛ばして主張した野心家に、二十世紀は微笑んだ。
 二十一世紀のいま、科学者は原子世界を航行するための艦船(巨大施設)を手に入れた。羅針盤のように我々を導く航海術(合成技術や解析技術)もある。印刷と図書館に代わる知の高速流通(インターネットとデータベース)を実現し、原子世界のアーカイブ化はますます加速している。百年前のアトミスティーク(原子論者)が憧れを抱いた原子世界の大海を、私たちは今まさに悠々と航行している。この現代のミクロな大航海は、私たちの次の百年をどこへ導くのだろう。SF界に絶大な影響を与えたバナールのように、これからの科学と世界を占ってみよう。
 現代の科学者が、旅先で出会った偉人たちと時空を超えて交えた対話。その全記録を三回にわたって講義する。

第一回:十九世紀へのいざない(2020年10月24日 土曜日)
 ウィーンを中心とする十九世紀の芸術、建築、文芸などの文化の爛熟を知る、同時期の日本が置かれていた文化的な状況についても並行して理解する。
 ・ハプスブルグ帝国の政治状況
 ・近代都市ウィーンの成り立ち
 ・文化人たちによる新たな試み
 ・幕末、明治の日本の学問と西洋文化の受容
参考文献
「ウィーン-都市の近代」田口晃 著(岩波新書)
「世紀末ウィーンの知の光景」西村雅樹 著(鳥影社)
「百学連環-百科事典と博物図譜の饗宴」
雑協・書協創立50周年記念世界出版文化史展(印刷博物館)

第二回:十九世紀の科学(12月26日)
 遺伝の法則を発見したメンデル、世紀末ウィーンで中心的な役割を果たしたマッハ、統計熱力学によって二十世紀への道を拓いたボルツマンの人生、業績を通して十九世紀の科学を考える。
 ・十九世紀以前の科学とメンデルの業績
 ・ウィーンを「十九世紀的」に先導したマッハ
 ・エネルゲティークとの論争を通して二十世紀を拓いたボルツマン
参考文献
「方法序説」R・デカルト 著 山田弘明 訳(ちくま学芸文庫)
「マッハとニーチェ-世紀転換期思想史」木田元 著(新書館)
「ボルツマンの原子 理論物理学の夜明け」D・リンドリー 著 松浦俊輔 訳(青土社)
「職業としての学問」M・ウェーバー 著 尾高邦雄 訳(岩波文庫)

第三回:二十世紀の科学とこれから(2月末予定)
 原子の発見以降に急速に発達した分子構造の解析技術とそれを支える巨大施設・コンピュータの発達を、大航海時代との対比で捉え、バナールが予見した人類の未来について考察する。
 ・アインシュタインの登場とX線による原子の可視化
 ・バナールが未来予測の基礎にした二十世紀初頭の科学
 ・現代の科学と大航海時代の類似点
参考文献
「宇宙・肉体・悪魔」J・D・バナール 著 鎮目恭夫 訳(みすず書房)
「テクニウム-テクノロジーはどこへ向かうのか?」K・ケリー著 服部桂 訳(みすず書房)
「Early Days of X-Ray Crystallography」A・オーチャー著(Oxford Univ. Press)

担当講師
古池 美彦
(知的交流デザイングループENGAWA・主宰、分子科学研究所・助教)

学割
 当日学生証をお持ちの方には、①半額(一人1,000円)もしくは②友割(三人まで1,000円)を適用します。「当日現地払い」でご予約いただき、当日受付でお申し出ください(人数把握の都合上、友割の場合も全員ご予約ください)。
【オンライン講義】『成唯識論』を読む(講師:師茂樹)第10〜15回
対面講義は、こちらのサイト からお申し込みください。オンライン講義はPassMarketでもご予約いただけます。
『成唯識論』を読む 第12回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第13回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第14回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第15回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
概要
この世界にあるものはすべて識の顕現に過ぎない――大乗仏教における重要な思想の一つである唯識思想は、東アジアにおいては『成唯識論』の注釈・解釈を中心に発展しました。東アジア仏教、日本仏教を考える上で大変重要な文献の一つです。しかし、これほど重要なテキストでありながら、『成唯識論』を手軽に読めるような状況ではありません。
本講義は、『成唯識論』の通読を試みるものです(したがって、全何回になるかはわかりません)。あまり細かい議論を追いかけることはせず、最後までたどり着くことを目指します。第10〜15回のなかで、第1巻を読み終え、第2巻に入っていく予定です。
※ テキスト(原文+現代語訳)は講師が用意します。
学割
当日学生証をお持ちの方には、①半額(一人1,000円)もしくは②友割(三人まで1,000円)を適用します。「当日現地払い」でご予約いただき、当日受付でお申し出ください(人数把握の都合上、友割の場合も全員ご予約ください)。
【対面講義】『成唯識論』を読む(講師:師茂樹)第10〜15回
オンライン講義は、以下のサイトからお申し込みください。
『成唯識論』を読む 第10回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット → 終了
『成唯識論』を読む 第11回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット → 終了
『成唯識論』を読む 第12回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第13回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第14回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
『成唯識論』を読む 第15回(講師:師茂樹)[オンライン講義] - パスマーケット
Coubicにもオンライン講義の予約ページがあります。
概要
この世界にあるものはすべて識の顕現に過ぎない――大乗仏教における重要な思想の一つである唯識思想は、東アジアにおいては『成唯識論』の注釈・解釈を中心に発展しました。東アジア仏教、日本仏教を考える上で大変重要な文献の一つです。しかし、これほど重要なテキストでありながら、『成唯識論』を手軽に読めるような状況ではありません。
本講義は、『成唯識論』の通読を試みるものです(したがって、全何回になるかはわかりません)。あまり細かい議論を追いかけることはせず、最後までたどり着くことを目指します。第11回から第2巻に入っています。
※ テキスト(原文+現代語訳)は講師が用意します。
学割
当日学生証をお持ちの方には、①半額(一人1,000円)もしくは②友割(三人まで1,000円)を適用します。「当日現地払い」でご予約いただき、当日受付でお申し出ください(人数把握の都合上、友割の場合も全員ご予約ください)。
【対面講義】生成と多重視点の仏教学:「論争」から考える日本仏教の思想 第十八回(近世編3)
※ こちらは対面講義のご案内となります。オンライン講義については、passmarketをご覧ください。

概要
 この講義では、様々な「視点」(パースペクティブ)とその切り替えを鍵に、日本仏教の思想について考えてみたいと思います。
 例えば真言密教と空海、専修念仏と法然などが分かりやすいですが、我々はしばしば、個別の仏教思想と僧個人の密接な繋がりを前提に仏教の歴史を考えます。しかし、それこそ真言密教を空海の思索や内面の産物とするように、それぞれの思想を個々の僧に還元してよいか疑問は尽きません。
 それは、決して歴史的な「視点」ではなく、むしろ近代の我々が考案した思想史の「視点」なのではないでしょうか?詳しくは講義内で紹介しますが、そのような我々の近代の「視点」を打ち砕く歴史的な物証は、既に多数発見されています。
 したがって、むしろ次のように考えるべきかも知れません。
 奈良・平安から江戸・明治までの日本仏教の歴史をふりかえるに、それまでにない斬新な仏教理解が登場する背景として、常に僧達の「多重視点」(マルチ・ペースペクティブ)が存在しました。その「多重視点」の交差から、真言密教も、天台本覚思想も、専修念仏も、純粋禅も生成してきました。
(あるいは、我々の「多重視点」も交差し、新たな仏教の理解を生成し続けているのかも知れません。)
 僧達の「多重視点」がもっとも鮮明に観察できる事象がなにかといえば、彼らの間の「論義」「談義」、広義の「論争」でしょう。インドや中国、チベットと同じく、日本の仏教にも長い論争の歴史があります。それは奈良から平安時代の初めにかけて輸入された「空有の諍論」に始まり、中世の諸宗の組織的で洗練された論義の伝統、そして近世のキリスト教を対象とする異端論争へつながっていきます。
 この講義では、上に述べた「視点」や「多重視点」をキーワードに日本仏教の論争の歴史を概観し、その思想の生成の局面についてお話します。
 最後に、ポイントとなる日本仏教史の論争を紹介しておくと次の通りです。
  ①奈良末から平安初期にかけての教学論争「諍論」(徳一、空海、最澄、安然が関わった論争)
  ②鎌倉~南北朝期の問答「論義」
  ③室町~江戸期の諸宗教の論争「宗論」(キリスト教を相手とする論争等)

担当講師
亀山隆彦(龍谷大学非常勤講師、京都大学研究員)

参考図書
春日直樹編『現実批判の人類学―新世代のエスノグラフィへ』(世界思想社、2011年)
楠淳證『貞慶撰『唯識論尋思鈔』の研究』(法蔵館、2019年)
楠淳證他編『日本仏教と論議(龍谷大学アジア仏教文化研究叢書)』(法蔵館、2020年)
末木文美士『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』 (新潮文庫、1996年)
智山勧学会編『論義の研究』(青史出版、2000年)
蓑輪顕量『日本仏教の教理形成―法会における唱導と論義の研究』(大蔵出版、2009年)
師茂樹『論理と歴史 東アジア仏教論理学の形成と展開』(ナカニシヤ出版、2015年)
エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学: ポスト構造主義的人類学への道』(洛北出版、2015年)
マリリン・ストラザーン『部分的つながり』(叢書人類学の転回、水声社、2015年)
マルティン・レップ編『問答と論争の仏教―宗教的コミュニケーションの射程』(法蔵館、2012年)

学割
 当日学生証をお持ちの方には、①半額(一人1,000円)もしくは②友割(三人まで1,000円)を適用します。「当日現地払い」でご予約いただき、当日受付でお申し出ください(人数把握の都合上、友割の場合も全員ご予約ください)。
【対面講義】『五輪九字明秘密釈』を読む 第6回
※ こちらは対面講義のご案内となります。オンライン講義については、PassMarketをご覧ください。

概要
 院政期を代表する真言密教僧、覚鑁(1095~1144)には既にまとまった研究がいくつも存在するが、それらは等しくある研究課題を克服できないままと考える。日本仏教史であれ真言密教史であれ、従来の研究は常に覚鑁を一つないし複数の思想潮流の「中途」に位置付け、その観点からしか同僧とその思想の意義を分析してこなかった。
 具体例をいくつか挙げておくと、覚鑁は空海没後、荒廃の極みにあった高野山と真言教学を「復興」し、後の真言宗隆盛の礎を作ったと先ず主張される。あるいは鎌倉中期の頼瑜(1226~1304)に先んじて、後の新義真言教学の基礎を樹立したともいわれる。さらに平安「旧」仏教から鎌倉「新」仏教への転換期に生き、それらの橋渡し役となる、法然や親鸞にとっての先駆の役割を果たしたと説かれることもある。今日の古義と新義の両真言宗、あるいは鎌倉「新」仏教を目的地とする道程の途中に、覚鑁のための場が設けられてきた。
 フランスの哲学者であるルイ・アルチュセール(1918~1990)の言葉を借りれば、覚鑁は常に「目的地」を想定し「前未来形」で書かれる歴史の中で解釈され、その外に出ることは稀であった。このような「目的論的」(teleological)な理解から覚鑁とその言葉を解放し、同僧の思想の全体性・体系性を回復することこそが、本講義の最終的な目標である。
 具体的には平安末期の日本仏教界と真言密教の状況を細かく把握した上で、覚鑁の主著ともいわれる『五輪九字明秘密釈』の読解を試みる。『五輪九字明秘密釈』は、非常に複雑な構造を有す文献でありながら、例えばその「密教浄土教」的な主張ばかり強調される等、総体として本書を読む試みはほとんどなされてこなかった。本講義では、まさにこの『五輪九字明秘密釈』を総体として読み、その中に隠された体系を解明すると共に、覚鑁の言葉や思考を規定していただろう深層の「規範」(paradigm)についても分析したい。

担当講師
亀山隆彦(龍谷大学非常勤講師、京都大学研究員)

参考文献
那須政隆『五輪九字秘釈の研究』(『那須政隆著作集』4巻所収、1997年、法藏館)
Hendrik van der Veere, A Study into the Thought of Kogyo Daishi Kakuban: With a Translation of His Gorin Kuji Myo Himitsushaku (2000年、Hotei Publishing)
勝又俊教『興教大師の生涯と思想』(1992年、山喜房仏書林)
櫛田良洪『覚鑁の研究』(1978年、吉川弘文館)
櫛田良洪『真言密教成立過程の研究』(1964年、山喜房仏書林)
松崎惠水『平安密教の研究 : 興教大師覚鑁を中心として』(2002年、吉川弘文館)
苫米地誠一『平安期の真言教学と密教浄土教』(『平安期真言密教の研究』第2部、2008年、ノンブル社)
藤井佐美『真言系唱導説話の研究:付・翻刻 仁和寺所蔵『真言宗打聞集』(2008年、三弥井書店)
ルイ・アルチュセール著/河野健二、田村俶、西川長夫訳『マルクスのために』(平凡社ライブラリー61、1994年、平凡社)
今村仁司『アルチュセール全哲学』(講談社学術文庫1839、2007年、講談社)
今村仁司『アルチュセールの思想:歴史と認識』(講談社学術文庫1089、1993年、講談社)

学割
 当日学生証をお持ちの方には、①半額(一人1,000円)もしくは②友割(三人まで1,000円)を適用します。「当日現地払い」でご予約いただき、当日受付でお申し出ください(人数把握の都合上、友割の場合も全員ご予約ください)。

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