先日まで、ある世界的ブランドの展覧会に１スタッフとして関わらせていただいた。

２ヶ月で18万人を超えるお客様が来場くださった。

私はこれまで、そのブランドの品物を何ひとつ手に取ったことはなかったけれど

160年の間、創ってきた製品とその背景にある揺るがないコンセプトは

まさしく「本物」であり、心底感動した。

”ブランディング” という言葉をよく耳にする。そのコアにあるのは、

「”いいお客様といいものをつくる”ことを、どれだけ覚悟し表現していくかの積み重ね」

なのだとOJTで教えていただいた、とても貴重な経験だった。

そのエネルギーは、展覧会を支える全てのスタッフの意識に伝播し

私が関わった部門は、お客様の評判もクライアント側の評価も、最後まで上々だった。

同一ポジションに50名。

大学生から同年代まで、年齢も個性も背景も様々なメンバーだったけれど、本当にいい人たちに恵まれた。

打ち上げで、4人のマネージャーが

「こんな仲間と働けた皆さんが羨ましい」と口々におっしゃっていたほど。

結婚が早かった分、いつもその場の中で最年少という位置にいたはずの私が

いつの間にか周りには自分の息子と同じ年くらいの子たちがいっぱいいる。

若い子達の裏方になって、それを心から楽しめている自分に成長を感じた。

ずっと「ガツガツしている自分」が嫌いだったな。

歳をとるのは、素敵なことね☆,.+*