2017年9月25日
私事ではありますが、本日、私の親しくさせていただいている仲間たちを集めて、「本を読まない読書術」を活用した勉強会を開催します。
この「本を読まない読書術」は、多くの本が「積ん読」状態になっている方には特にオススメです。
「本を読まない読書術」って、それでは「読書」になっていないのでは?という声が聞こえてくるかもしれません。
それは、半分正解であり、半分は誤りです。
「本を読まない読書術」は、正確には以下の二つの手順に沿って行います。
・本を読むか、読まないかの意思決定をする手順
・本を読む前に、内容について仮説を立てる手順。
※実際の読書の工程はその仮説検証の時間を位置づける
まず、「本を読むか、読まないかの意思決定をする手順」について。
本を読むということは、それ相応の時間が必要になります。誰にとっても時間は有限ですから、時間は有効に活用したいですね。
そのためには、本についての客観的な情報を集めて、いま自分自身の興味関心あるテーマと近しいかどうかを考えます。
このとき、ネットなどのレビューを読み漁るのはオススメしません。調べて読む間に、とうの本を読むための時間はカンタンに過ぎてしまいます。
コツは、第一印象でパッと決めること!未練は残さず、自分が本当に関心のあるテーマの読書に時間を使うべきです。
それでも諦めきれないならば、「積ん読」の山に戻してしまって構いません。
次に、本を読む前に、内容について仮説を立てる手順」について。
これは、本の前書き、後書き、目次だけを読むことから始めます。
じつは、いま世の中に存在する本は、その九割九分が別の本に書かれた内容を言い換え、整理し、わかりやすい例え話にしたものです。
特に、読後の納得感、満足感の高い本ほど、書かれている内容は既に知っていたことである可能性は高いのです(逆に、本当に初めて知ったことであれば、読後に納得感が残る可能性は少ないでしょう)。
いまや、情報化社会の進展で世間には大量の情報が溢れかえっています。
このような情報の洪水の中から、本当の意味で自分にとって必要な情報を見つけることが必要です。
皆さんも一度、「本を読まない読書術」を試してみませんか?