2017年9月21日
前回の投稿( https://coubic.com/wildcyclon/329031 )に対して、尊敬する先輩の方からフィードバックをいただいたので共有します。
その先輩は、私の拙稿をお読みいただいた結果「問題と問題を掛け合わせると、問題がもっと大きく膨らむのでは?」という感想を持たれたそうです。
「掛け合わせる」という言い方が、伝わりにくい表現となっていたのかもしれませんね。
「掛け合わせる」というのは、単純な四則演算の「掛け算」のことを意図していました。
問題というのは、都合の悪いことですから要はマイナスとなるわけです。
そこで、マイナスとマイナスを掛け算すれば、プラスになるのではないか、という着想がここから生まれるわけです。
たとえば、企業からすれば人手不足という現象は問題です。
いっぽうで、労働者にとっては働き口がないことは問題です。
それゆえに、企業と労働者をマッチングさせる仕組み作りが「解決策」の具体化になるわけですね。
人手不足というマイナスと、働き口がないというマイナスの掛け算が、雇用創出というプラスになっていることを確認していただけましたか?
このような「解決策」は、「積み上げる」のではなく「思い描く」ところから作っていくのがポイントです。
「解決策を思い描く」ことからスタートして、その具体的なステップに落とし込む。こうした発想の転換は、一人で思い悩んでいるだけではなかなか難しいことかもしれません。
そういうときは、気軽に相談できる相手を探すことから始めてみてはいかがでしょうか。
うまくいっている人は、案外、他の人に考えてもらう習慣を身につけているものですよ。