「しなもっこタッセル」づくり体験 オンライン講座
この体験では未利用だった貴重な「しな」素材を使ってタッセルを作ります。
色は原色に加え、草木染めした2色の計3色を使用するため染め具合が異なります。
組み合わせ次第であなただけのしなもっこのタッセルをお作りいただけます。
【開催概要】
日 時:2020年12月13日(日)10:30〜11:30
所要時間:約60分
*開催5分前までご入室ください。
*古代布[羽越しな布]について 15分/しなもっこタッセルづくり体験 45分
対象年齢:4歳以上 ※未就学児の場合は保護者の方のお手伝いが必要です。
定 員:10名程度
参 加 費:1,500円/1人
体験キット内容
・しなもっこ3種(プレーン、草木染めしたもの2種)
・しなもっこタッセルの作り方 解説書
受付期間
2020年6月1日(火)
▷材料発送:開始日の10日前より順次発送いたします。
▷発送方法:追跡付きのレターパックライト
▷予約申し込み及び確定後、開催の3日前までに材料が届かない場合はinfo@yamakarafuku.jpまでご連絡ください。
ご用意いただきたいもの
*ワークショップ前までに以下をご準備ください。
・ハサミ …… 材料などを切るときに使います。
・セロハンテープ …… 抑えるときに使います。
・定規 …… 長さをきちんと決めたい場合に使います。
・硬めのポイントカード …… しなもっこを巻きつけるときに使います。
キャンセルについて
・材料を発送する12月6日までにinfo@yamakarafuku.jpまでご連絡ください。
・材料発送後のキャンセルの場合は料金は返却いたしませんので、予めご了承ください。
受講方法
【実際の開催の場合】
▷お申し込み確定後にメールにてご連絡させていただきます。
【オンラインでの受講の場合】
▷「Zoom」というアプリケーションを使用します。
Zoomをはじめて利用される方は、アプリのインストールとアカウントの登録をお願いいたします。
▷録音、録画、撮影は禁止とさせていただきます。
▷参加方法は、お申し込みの方へメールにてご連絡させていただきます。
「しなもっこ」ってなんだろう-
温海地域の山間部に位置する関川地区。ここでは古くから日本三大古代布の一つである[しな織]が継承されており、国の伝統工芸品にも指定されています。[シナノキ]から樹皮をはぎとり、365日22もの行程を経てつくられるのが、国が指定する伝統工芸品「羽越しな布」です。
しな織は全てが手仕事。今でこそ工芸品ですが、もともとは魚をとるための漁網であったり、お米を運ぶ袋であったりと生活に欠かせない必需品として重宝されていました。
工程の中で糸と糸をつなぎ、長い1本の糸にする[しな績(う)み]があります。そのなかで出てくる糸になりきれなかった部分を地元では[しなもっこ]と呼んでいます。ほとんど利用されないしな素材ですが、独特のやわらかな風合いが魅力的です。
しな織が受け継がれてきたわけ-
しな織ときっても切り離せないのが[雪]です。冬の関川地区は2mを越える積雪となり、昭和50年代まで交通手段が制限され、雪によって孤立してしまうような集落でした。そんな土地だからこそ、しな織は関川地区に暮らす人たちの大切な生業として長年大切にされ、継承されてきました。そして、人々の結束も地域の誇りであるしな織によって強く結ばれていました。冬の関川は厳しい暮らし以上の美しさをまとっています。
若い世代がつなぐ、しな織文化-
昭和50年には233名いた地区人口も平成29年時点で128名と半数近くまで減少。山から都市へ人々のライフスタイルが一気に変化し、「しな」に携わる人々も減少しました。そして、かつてのような地域の姿は薄れ、集落そのものの存続も難しくなってきています。「しな」を伝統工芸品としてだけで発信していくだけでは限界があり、産業に発展させることも重要です。
関川では若者が起業し「しな織」をはじめとした、先人が作り上げてきた関川の自然・文化・暮らし暮らしを未来につなげ守り発展させるため、様々な活動をしています。
講 師
キャプテン トガシ / NPO法人自然体験温海コーディネット 事務局長
“Green Blue あつみ"というサービス名で鶴岡市温海地域にある自然・文化・暮らしをテーマにしたアクティビティを企画し、あつみ温泉にいらした観光客や県内外からの教育旅行の学生達に提供。体験を通して地域の魅力を伝えている。
沢山の皆さんのご参加をお待ちしております!
*NPO法人 自然体験温海コーディネット × commune AOMUSHI(株)により、共同開催されます。
*この事業は「令和2年度若者未来創造事業フロンティアプロジェクト事業」として実施されます。