「生命誌」とは、人間も含めてのさまざまな生きものたちの「生きている」様子を見つめ、そこから「どう生きるか」を探す新しい知です。英語では“Biohistory”。地球上の生きものたちは38億年前の海に存在した細胞を祖先とし、時間をかけて進化し、多様化してきた仲間です。すべての生きものが細胞の中に、それぞれが38億年をどのように生きてきたかの歴史をしるすゲノムDNAを持っています。ゲノムDNAは壮大な生命の歴史アーカイブです。その歴史物語を読み解き、美しく表現することで、生きものの魅力を皆で分かち合い、生きることについて考えていく場が「研究館」“Research Hall”です。いのちを大切にする社会づくりに努める仲間になってください。

JT生命誌研究館【展示案内プログラム・イベント予約】の基本情報

住所
大阪府高槻市紫町1-1
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電話番号
0726819750
営業時間

月 定休日

火 10:00 - 16:30

水 10:00 - 16:30

木 10:00 - 16:30

金 10:00 - 16:30

土・日 10:00 - 16:30

レビュー (95)

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  • 匿名のユーザー

    今回初めて伺ったのですが、何回となく訪れるリピーターの方が多いという理由が大変よくわかりました。入館してまず感じたのは、包み込まれるようでいながら開放的な居心地のよさ。そして展示一つひとつが素材もデザインも細部に至るまで実に美しく精緻に作られ、圧巻。そもそも生命そのものがユニークでユニバーサルなデザインをもつということ、そしてその背景に流れる時間の厚みがひしひしと伝わってきました。ガイドさんの丁寧でこまやかな解説が展示の素晴らしさを更に深めていて、物語を読み込んでいくような豊かな体験をさせて頂きました。

    「ムシ語とサイボウ語の聞き取り講座」、タイトルからして何とも面白く、その期待以上の楽しさと感動を共有させて頂きました。対談ではあるけれども、音楽のように交歓されるお二人の言葉の美しさは、リアルな世界に鋭い切り込みを入れながらユーモラスで希望に満ちていて、もっと長く聴いていたいと切に感じました。第二段が開かれることを心より楽しみにしております。

    ありがとうございました。


  • 大西 謙

     中村桂子先生の本に魅かれ、またゲノムのことを知りたくて、時折この不思議な空間(生命誌研究館)を訪れておりますが、今日は、中村先生の直の声を聞くことができ、本の内容がより分かりやすくなるような気がします。

     また、中村先生同様見えないものに心に注ぎ続けておられるアーサー・ビナード氏のお話を聞くことができ、氏が生きものの声をどのように聴いておられるかをこれから学ばせていただきたいと思います。

     きょうは、大変貴重な時間をご提供くださりありがとうございました。

  • 匿名のユーザー

    中村桂子先生が伝えておられる世界観(全て同じいきものであり、細胞からできている:私たちの中の私)が、科学からも文学からも深められた対談でした。アーサーさんのことばの響きで、身体からのことばをまさに体感できました。かみしばいの響き、最後の虫のことばの響き、響きの伝えるものは違っても、私の身体に深くこだましました。対談の後、私の謎は少しとけ、次の謎に向かえそうです。

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