これまで耕作放棄地である畑、研究所、住居それぞれが車で移動する距離

日々通い研究を重ねるにはなかなかに苦労した。

カーテンを開けると目の前に植物や虫や動物を観察できる環境

その微妙な変化にこそ適応したかった。

縄文人のような暮らしに憧れつつも今ある最大限でパフォーマンスを発揮したい。

Laboratoryが建築され、植物も含めた全ての引越しをし

望んでいた観察塔であるウッドデッキは、動物に見つからないような位置で設置した。

これまでやってきた大地の再生の範囲が10倍になった。

ここから反復動作により自信をつけてゆく。

一人でやるには広範囲なので、計画性を持って進め始めた。

これまで耕作放棄地である畑、研究所、住居それぞれが車で移動する距離

日々通い研究を重ねるにはなかなかに苦労した。

カーテンを開けると目の前に植物や虫や動物を観察できる環境

その微妙な変化にこそ適応したかった。

縄文人のような暮らしに憧れつつも今ある最大限でパフォーマンスを発揮したい。

Laboratoryが建築され、植物も含めた全ての引越しをし

望んでいた観察塔であるウッドデッキは、動物に見つからないような位置で設置した。

これまでやってきた大地の再生の範囲が10倍になった。

ここから反復動作により自信をつけてゆく。

一人でやるには広範囲なので、計画性を持って進め始めた。

2017年　Laboratory移動

2016年現在の地「Rewildingの森」として

再野生化の研究・再自然化の栽培ができる環境である現在の場所にたどり着いた

これまでのフィールドの耕作放棄地・研究室・住居は同じ地域の様々な場所にあり

1分1秒も無駄にできない母であり妻であり嫁であり事業者である自分には楽しく暮らすために

全てが同じ場所にあることが大条件だった

ようやくここだ！と思える場所は決して人様が好むような所ではない

それは自身が挑戦してみたかったRewildingの地よりも遥かにマイナスになってしまった地だったからだ

2m上からダイブしてもフカフカなくらいミスカンサスの聖地の上に蔓性の植物が覆いかぶさり

まずは多様性がなくなり、極めつけにその上に不法投棄

土に還らないモノがたくさんある

ここから2年かけて不法投棄物の撤去、土壌改良をする事になる

その他様々な条件が私の中にあり

「好条件」とは真逆の「不利な条件」

だからこそRewildingが必要になる

それには人間の手を添える要素がある

ここからまずは100年を目指し始まった

2016年現在の地「Rewildingの森」として

再野生化の研究・再自然化の栽培ができる環境である現在の場所にたどり着いた



これまでのフィールドの耕作放棄地・研究室・住居は同じ地域の様々な場所にあり

1分1秒も無駄にできない母であり妻であり嫁であり事業者である自分には楽しく暮らすために

全てが同じ場所にあることが大条件だった

ようやくここだ！と思える場所は決して人様が好むような所ではない

それは自身が挑戦してみたかったRewildingの地よりも遥かにマイナスになってしまった地だったからだ

絶望的だった



2m上からダイブしてもフカフカなくらいミスカンサスの聖地の上に蔓性の植物が覆いかぶさり

まずは多様性がなくなり、極めつけにその上に不法投棄

土に還らないモノがたくさんある

ここから2年かけて不法投棄物の撤去、土壌改良をする事になる



なぜこの地を選んだのか

まずは「土の匂い」

防風林があること

傾斜地であること

その他様々な条件が私の中にあり

全てをクリアしていたから

「好条件」とは真逆の「不利な条件」

だからこそRewildingが必要になる

それには人間の手を添える要素がある

ここからまずは100年を目指し始まった

Rewildingの森との出会い

【人々にとっての再自然化とは何ぞや】

つまるところ正解を求めるものではない

今起きている出来事を受け入れ感覚を養うこと

過去に経験させていただいたコーヒーのヘッドロースター時代の取材で私はこう話していた

「一人一人に合わせてご提案できるコンシェルジュのようなロースターになりたい。気持ち良いと豆が笑っているでしょう。」

まだ欲のない無邪気な頃の自分を継続させるのは至難の業で慣れというものがどれだけでも人を天狗にさせてしまう

心も身体も継続させることがどれだけ難しいか、アスリート時代からの課題でもあった

「日々の積み重ねでしかない」再自然化とはその人にとっての原点回帰

一人一人に寄り添うご提案がしたい

それには学びと知識と経験と覚悟が必要だった

2011年に取得したメディカルハーブや2012年にはアロマテラピーこれまでの実践に加え

各地を巡りながらブレンドを作り

データを集めた日々はこの時3年を超えていた

石の上にも3年、一万時間を経て

ようやくスタートラインに立てた2016年

私はこの時代を下積み時代やストリート時代と密かに呼んでいる

【人々にとっての再自然化とは何ぞや】

つまるところ正解を求めるものではない

今起きている出来事を受け入れ感覚を養うこと

過去に経験させていただいたコーヒーのヘッドロースター時代の取材で私はこう話していた

「一人一人に合わせてご提案できるコンシェルジュのようなロースターになりたい。気持ち良いと豆が笑っているでしょう。」

まだ欲のない無邪気な頃の自分を継続させるのは至難の業で慣れというものがどれだけでも人を天狗にさせてしまう

心も身体も継続させることがどれだけ難しいか、アスリート時代からの課題でもあった

「日々の積み重ねでしかない」再自然化とはその人にとっての原点回帰

一人一人に寄り添うご提案がしたい

それには学びと知識と経験と覚悟が必要だった

2011年に取得したメディカルハーブや2012年にはアロマテラピーこれまでの実践に加え

各地を巡りながらブレンドを作り

データを集めた日々はこの時3年を超えていた

石の上にも3年、一万時間を経て

ようやくスタートラインに立てた2016年

私はこの時代を下積み時代やストリート時代と密かに呼んでいる



2016年

【自然に対しての再野生化とは何ぞや】

同時進行することで100年後に思いを向けた

次世代へ繋ぐ土つくりや取り巻く環境への手添え

与えられたこの耕作放棄地という環境下の中で

最大限の自身のパフォーマンスとは何なのか

更にはそれを生きる喜びにしたい

スピードスケートに専念していた頃に感じていた地球温暖化

2009年に訪れたコロンビアのコーヒー小規模生産者がルロという果樹を防風林にし

庭にはメイクのできる木の実や除去されたコーヒーチェリーを食す豚や荷物を運ぶ馬など

持続可能性性ではなく長年持続可能になっているコミュニティーが至福の暮らしに直結していると感じ

リスペクトを込めて同じような暮らしを求めた

義父の建ててくれた研究所では

香りの植物を中心に野菜や果樹、コーヒーも栽培してみた

やろうと思えば苦労しながら栽培は可能だ

だけどこれを1人でやろうと思うと子育てに介護に資格習得に

手一杯の私には到底無理な話しだった

ましてや、やればやるほど感じるこの違和感こそが

「自然に対して余計な手出し」のように感じてならない

圧倒的に自然に対しての知識と経験不足

「植物の声を聴く」そんな人間になりたかった

同時に進行させていた「人々への再自然化」は

一人一人に寄り添うハーブティーやコーヒーや水など

あらゆる香りの液体でパーソナルなご提案をしながらデータを集め続けた

現場での経験をするからこそ香りの世界で得た知識は開花する

同時に自然に対しても視点が変わってくると実感した

私自身が抱く「違和感」の研究だったのかもしれない

【自然に対しての再野生化とは何ぞや】

「Rewilding」のスタート



自然に対しての再野生化

人々にとっても再自然化

をテーマに

同時進行することで100年後に思いを向けた



次世代へ繋ぐ土つくりや取り巻く環境への手添え

与えられたこの耕作放棄地という環境下の中で

最大限の自身のパフォーマンスとは何なのか

更にはそれを生きる喜びにしたい



小学1年生から実業団まで

スピードスケートに専念していた頃に感じていた地球温暖化



2009年に訪れたコロンビアのコーヒー小規模生産者がルロという果樹を防風林にし

庭にはメイクのできる木の実や除去されたコーヒーチェリーを食す豚や荷物を運ぶ馬など

持続可能性性ではなく長年持続可能になっているコミュニティーが至福の暮らしに直結していると感じ

リスペクトを込めて同じような暮らしを求めた



義父の建ててくれた研究所では

香りの植物を中心に野菜や果樹、コーヒーも栽培してみた

やろうと思えば苦労しながら栽培は可能だ

だけどこれを1人でやろうと思うと子育てに介護に資格習得に

手一杯の私には到底無理な話しだった

ましてや、やればやるほど感じるこの違和感こそが

「自然に対して余計な手出し」のように感じてならない

圧倒的に自然に対しての知識と経験不足

「植物の声を聴く」そんな人間になりたかった



同時に進行させていた「人々への再自然化」は

栽培した香りの植物も使用し

一人一人に寄り添うハーブティーやコーヒーや水など

あらゆる香りの液体でパーソナルなご提案をしながらデータを集め続けた

現場での経験をするからこそ香りの世界で得た知識は開花する

同時に自然に対しても視点が変わってくると実感した



私自身が抱く「違和感」の研究だったのかもしれない











2015年

廃材・古材を用いて作業場所を自らの手で建てて下さった

寡黙な義父に話しかけてもいつも二つ返事

自分の思いの丈をやっとの事で伝え

義父が黙々と建てていた大きな倉庫だった

脈々と受け継がれる大工の血筋が残っているかのような

器用な父は近所の知人宅解体の際にいただいてきたという

そして本体は解体されたプレハブ倉庫を移築させた

camino natural Labカミーノナトラルラボ

耕作放棄地に対してのRewildingの実験が始まる

【義父からのプレゼント】

廃材・古材を用いて作業場所を自らの手で建てて下さった

寡黙な義父に話しかけてもいつも二つ返事

自分の思いの丈をやっとの事で伝え

黙々と作業する日々

ある日突然

「ここ使っていいぞ」

見ればそこは

義父が黙々と建てていた大きな倉庫だった

脈々と受け継がれる大工の血筋が残っているかのような

器用な父は近所の知人宅解体の際にいただいてきたという

古材を大事に床材・壁材に

そして本体は解体されたプレハブ倉庫を移築させた



こうして義父の手によって

「研究所」ができ

camino natural Labカミーノナトラルラボ

開業届けと共に

耕作放棄地に対してのRewildingの実験が始まる









2014年

地方に来るとよく耳にする過疎化地域

そんなことは気にも留める必要のないほど大草原のような解放感があり時が止まったような地域に息を呑んだ

新参者の私は「お嫁さん」という色眼鏡だけで

一人の人間として認めてもらうまでには時間がかかった

標高1000m以上の山で生まれ育った私には

里山に降りてきた野生動物のように

道端に食べられるものがそこらじゅうにあり

木の実も果実も信じられないほどの種類があり興奮していた

今思えば山に食べられるものが減り

里山に降りてきた野生動物の気持ちと同じだったのかもしれない

「鹿」とあだ名を付けられるほど

実家は200m先に別荘はあるものの

勝手に一緒に暮らしている気さえしていた

あまりその森の役目を果たしていない「畑」に違和感があり

耕作放棄地が森のようなお役目になるような構想を始めた

【過疎化地域】

地方に来るとよく耳にする過疎化地域

そんなことは気にも留める必要のないほど大草原のような解放感があり時が止まったような地域に息を呑んだ



新参者の私は「お嫁さん」という色眼鏡だけで

一人の人間として認めてもらうまでには時間がかかった



標高1000m以上の山で生まれ育った私には

里山に降りてきた野生動物のように

道端に食べられるものがそこらじゅうにあり

木の実も果実も信じられないほどの種類があり興奮していた

今思えば山に食べられるものが減り

里山に降りてきた野生動物の気持ちと同じだったのかもしれない

足が速かったこともあり

「鹿」とあだ名を付けられるほど

実家は200m先に別荘はあるものの

野生動物の通り道

勝手に一緒に暮らしている気さえしていた

だからなのか

あまりその森の役目を果たしていない「畑」に違和感があり

耕作放棄地が森のようなお役目になるような構想を始めた

2013年

なかなかに口数の少ない義祖母に「畑やるか？」

90代になっても尚、白髪ひとつなく

この地で長年自然と共に養ってきたその直感力を

共に過ごす事で教わった日々が忘れられない

いつも私の天気予報士は義祖母である

「今のうちにこの仕事をやっておくの」

作業を終えてどうしてわかるのか聞いたら

「茅ヶ岳が教えてくれてるでしょ、ほら」

長年使わなくなった畑を譲り受けて

耕作放棄地の再利用方法について

【先人の知恵】



農を生業とし

なかなかに口数の少ない義祖母に「畑やるか？」

唐突に切り出され

その胸の内を探った

90代になっても尚、白髪ひとつなく

足腰も丈夫でやわらか脳

この地で長年自然と共に養ってきたその直感力を

共に過ごす事で教わった日々が忘れられない

「雨がくるよ」

いつも私の天気予報士は義祖母である

「今のうちにこの仕事をやっておくの」

作業を終えてどうしてわかるのか聞いたら

答えはいつも

「茅ヶ岳が教えてくれてるでしょ、ほら」

私は先人のお知恵と

長年使わなくなった畑を譲り受けて

耕作放棄地の再利用方法について

実験をスタートさせた





2012年

Camino natural Labのはじまりは2014年

現在の場所から10分くらい離れた見晴らしの良い場所で

そこは私がお嫁に来た小さな集落

生まれ育った場所は浅間山の麓

富士山・八ヶ岳・南アルプス・瑞牆山を一望できる素晴らしい景色

美しさに魅了されていつもお散歩しながら

この地の植物にご挨拶していた。

【研究のスタート】



Camino natural Labのはじまりは2014年

その2年くらい前に

現在の場所から10分くらい離れた見晴らしの良い場所で

研究をスタート

そこは私がお嫁に来た小さな集落

生まれ育った場所は浅間山の麓

山の景色が違えば

別の国に来たかのようで

富士山・八ヶ岳・南アルプス・瑞牆山を一望できる素晴らしい景色

美しさに魅了されていつもお散歩しながら

この地の植物にご挨拶していた。

2011年

2023年10年目を迎えるcamino natural Lab

小さく細々と紡いできたこの10年は「学びの10年」と決め

学びと覚えの繰り返しにより覚悟ができてきたのかもしれません。

そんな節目のささやかなお祝い事のようにブログを始めてみようと思います。

「Rewildingの森暮らし」をテーマに

10年以上書き溜めた日記より抜粋しながら

様々な活動情報もここに記憶します

赴くままにお付き合い頂けたら幸いです。

2023年10年目を迎えるcamino natural Lab

小さく細々と紡いできたこの10年は「学びの10年」と決め

学びと覚えの繰り返しにより覚悟ができてきたのかもしれません。

そんな節目のささやかなお祝い事のようにブログを始めてみようと思います。



「Rewildingの森暮らし」をテーマに

日々感じるがままに

学びあるままに

溢れ出てくる言葉を大切に

10年以上書き溜めた日記より抜粋しながら

様々な活動情報もここに記憶します



赴くままにお付き合い頂けたら幸いです。

Rewildingの森暮らし

camino natural Lab

カミーノナトラルラボ

「自然と道ができてゆく様」

コンセプトは

「Rewilding」

森へと再野生化し　人々は再自然化となる

「自然を呼び戻す香り」をテーマに

「Rewildingの森」に手を添え

食べられる森「food forest」を

ここで暮らす生物と共に育みながら

2014年より100年後を見据え、進めています

「野生動物が歩く道で足跡を重ねる」

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「野香茶研究所」
Open day

完全予約制

毎週　水木金土
午前の部　9時-12時
午後の部　1時-4時

野生味溢れる香りのお茶「野香茶」
Rewildingの森で活躍する香り「植物香水」
やがてここの図鑑となる「Plant guide 」※vol.2製作中
定番の「七原色茶」
野香茶を愉しむ「茶器」
100年後を見据えた森仕事「道具」
推奨する「本」
間伐や剪定などによる循環の香りクラフトなど

◇Field work開催中
「Rewildingの森100年後計画」
毎週火曜日
午前の部　10時〜12時
午後の部　1時〜3時

山梨県北杜市の風光明媚な明野町で「野香茶」の生産・製茶・一杯になるまでを一貫し、耕作放棄地から8年かけて「Rewilding」をコンセプトにfood forestという畑で栽培を続けております。直売や小売として定期的に小さな店舗にて販売をしております。

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