ファミリーアートinTOYOSU、2月16日(日)は大根をモチーフに、ちぎり絵の手法で制作しました。
暖冬の影響で、葉っぱ付きの青首大根が近所ではすっかり出ていなくって、遠方から取り寄せました。数日で徐々に葉っぱも黄色く色づき、ちょっと青みからは遠ざかってしまいましたが、黄色い葉っぱもそれはそれで、春っぽい彩りのようで面白いモチーフとなりました。
普段、スーパーで目にする大根は、どれもみんな綺麗に整っていて、長さも太さも形も同じものが揃っています。
今回は、自然農の有機野菜だったので、丸っこいものや長細いもの、形がいびつなものもいろいろです。持ってみたら、ずっしりと重く、冷んやりとしていました。

「黄色い!緑色っぽい!茶色い!あ・・・虫だ〜(笑)」

その白っぽいけどいろんな色味のある部分を今回は「和紙」を貼って、作ります。和紙の白もいろいろあります。
黄色っぽい和紙や、茶色っぽい和紙、薄くて透けているものや、厚みがあって毛羽立つもの。
それぞれの面白い表情を掴んで、和紙を手でちぎって貼っていくと、だんだん雰囲気のある表情が出てきました。そして白だけではなく、ちょこっと違う色味も見つけたら、加えていきます。
葉っぱはもうカラフルなリボンのようで、黄色い部分もしっかり乗せてくれました。

一見、何も変わりのない白一色のように見えたものも、よく見ると違う色味や質感や雰囲気を持っています。
違いは観察して感じることから発見していき、それをどうやったら紙で出すことができるんだろう〜とあれこれ試行錯誤してもらいました。
作り終えると、どっこいこんなに表情豊かな大根が勢ぞろいしました。

次回は3月15日(日)に「菜の花」をモチーフに制作をする予定です。