2016年10月04日
みなさま こんにちは!
当日進行をします、福多唯です。
本業は『女性専用の護身プログラムのインストラクター』。
護身のインストラクターというどちらかというと「体育会系」なイメージの講師が、なぜ「ことば」を扱う講座をするのか
自己紹介いたします(^-^)
* * *
もうかなり前…、13年か14年前の講座でのことです。
自ら申し込んで参加してきたはずなのに、
私の担当する護身の講習で、斜に構えた様子の女性がいました。
楽しそうではないし、意欲的という感じでもないのです。
ピリピリしています。
自分で申し込んで参加しているはずなのに…??
発言もひとこともありません。
やがて講座は終盤となり、重要な内容を扱う時間になりました。
『もし組み伏せられるような体制になったら、どうやって離脱するか?』というものです。
(*それなりに時間が長い講習のときに扱う内容です。
3〜4時間ではこの内容は入ってきません)
仰向け状態で上に乗られて両手を押さえられたときには…とか、
相手が太もものあたりに乗っていて足を動かせないときには…とか、
うつ伏せ状態で両手を押さえられたときには…など
講習を進めていたら。
そのかたが、急に怒鳴りました。
「そんな方法じゃ全然役になんか立たないっ!!!
そんなこと、やっても無駄よっ!!!」
突然の罵声だったので、全員が驚いて、時間が止まりました。
私も、一瞬、どう対処しよう?と思いました。
そのかたが、感情的になっていることは明らかだったので、
とりあえず、一言、声をかけてみました。
この動作練習に関して、
とても大きくお気持ちが動いているのですね。
すると…その女性は、
男性から暴行を受けた過去を話し始めました。
相手は複数で、ひとりが私の腕のここをこうやって押さえて、もうひとりがここを押さえて、3人目が…4人目が…と。
* * *
人の、行動の奥には、その人を動かす「気持ち」があります。
その「気持ち」は、何らかの体験から生まれます。
またその女性の場合、辛い実体験が彼女に、
《抵抗をしてもダメだ》という固定観念を植え付けてしまっている。
だから、彼女は叫んだのでした。
「そんなことをしても無駄だ」と。
* * *
体験が「気持ち」を生み、
その気持ちの強さゆえになんらかの「言動」をとる、という
このつながりは、誰にでも覚えがあるかと思います。
また、その基の体験が強烈であればあるほど
気持ちも大きくなり「固定観念」を強くします。
ただ、その女性の場合にはもうひとつ、
着目すべき重要な点がありました。
そのかたが、女性の護身の講座に来てくれた、という事実です。
ダメだ、無駄だ、ということをわざわざ確認したくて
お金や時間を割いてくる人なんて、いるでしょうか。
彼女の本当の思い、
まだ叫ばれていない叫び、
言えたら心の傷が癒えて、彼女が解き放たれること。
それは、なんなのだろう。
* * *
当時の私は護身の講師として2年目くらいで、講習経験が浅く、
講師として十分な対応をその場でとることができませんでした。
人の体験・気持ち・固定観念・真の価値観・ことば・行動…
そうした一連のつながりをもっと学びたい、学ばなくてはと思いました。
* * *
ちょっとインパクトが強めなエピソードになりましたが、
そんな思いで、護身のインストラクターをしながら
人の体験・気持ち・固定観念・真の価値観・ことば・行動というものを学んできました(^-^)
この自己紹介にも、
10/22に皆さんにご紹介する《私語り》の要点が含まれています。
今後も10月22日までに当日の内容と関連することを思い出したら
こちらに書きにくるかも、です(^-^)
みなさんと10/22にご一緒できるのを楽しみにしています♪
長いものを読んでくださってありがとうございます*\(^o^)/*
世界が変わる わたしのお守り
Wen-Do Japan マスターインストラクター
福多唯