コアトレーニングを追求すると逆立ちができるようになる。

2018年1月15日

古くはミュンヘンオリンピックで金メダルを取った男子バレーボールの選手たち。


最近では女子選手で初めてトリプルアクセル+トリプルトーループという3回転半+3回転の連続ジャンプをを跳んだフィギュアスケートの紀平梨花選手。


いずれも偉業を成し遂げたといえるアスリートですが、共通するのが「逆立ちができる身体能力の高さ」です。


このように身体能力を高めるために行うトレーニングはダンベルやマシンで筋肉を太くしたり、筋力をアップするトレーニングではなく、

コアトレーニングや体幹トレーニングと言われます。


これらのトレーニングは

ぶつかれても倒れないボディバランスを身につける

向かってくる敵や攻撃をすばやく交わす敏捷性を身につける

インナーマッスルを強化し、ケガを予防・改善する

などの目的で行われますが、


今はテレビや雑誌でいろんな情報が得られ、トレーニング種目の名前は知られるようになってきました。

例えば写真右は「アーム&レッグリフト」とか「ハンドニーオポジット」といわれるトレーニングですが、


写真のようにただ腕と足を上げてバランスを取るとか何秒かキープするというやり方をしている方が多いようです。


でもそういったやり方ではまったくコアトレーニングとしての効果は得られません。


大切なのは

どの筋肉をどのように使うのかや

正しい関節のボジションで行うことを意識することなのです。


私達の体は常に重力の影響を受けています。

地面方向に引っ張られる力を受けつつも空の方向に向かって体を引っ張り続けることで体を立たせているのです。


つまり体を動かすにはこの相反する2つの方向へのエネルギーが必要になるわけで

これを専門用語で「求心性」と「遠心性」といいます。


腕や足を大きく、すばやく動かそうと思ったら体の中心を固定する力が必要です。


コマ(独楽)を想像してみてください。

コマは回転する中心がまっすぐで動かないからこそ少ない力でかつ、速く動き続ける(回り続ける)ことができます。


中心を固定する力=「求心性の力」

があるからこそ動き続けることができるのです。


求心性の力があれば末端が大きく動いても倒れないのでその反対の「遠心性の力」も大きくできます。

人間の体に当てはめると体の中心を固定する力(求心性の力)が強ければ腕や足を速く大きく動かせる力(遠心性の力)が身につくのです。


「体は小さいけど動くと大きく見える」

「体は大きいのに動きが速い」

という人はまさに求心性の力と遠心性の力の両方が備わっているから…と言えるでしょう。


それが自分の体をコントロールする能力が高い=「身体能力の高さ」につながります。


これを先程のトレーニングに当てはめると、

求心性の力を産み出す筋肉は何か?

遠心性の力を産み出す筋肉は何か?


それを理解し意識してやらなければいけないということになり、


「バランスを取れればいい」「何秒かキープする」というやり方ではいけないな…ということがわかります。


そういった求心性の力と遠心性の力の両方を意識してトレーニングを積むと、その結果逆立ちができるようになるのです。


正しくコアトレーニングができれば効率良く体を動かすことができるので

敏捷性が高くなる、ケガをしにくくなる、疲れにくなり持久力がつく、速く走れるようになる

綺麗に動けるようになる、などパフォーマンスアップにつながります。


このように正しいコアトレーニングを理解し学ぶクラスを行いますので是非ご参加ください。


【長岡】

2/17(土) 9:15~10:45 まちなかキャンパス長岡

【新潟】

3/21(水・㊗️) 9:30~11:30 東区プラザ

詳細の確認や申し込みはオンライン予約サイトをご利用ください。

https://coubic.com/youngmoon/services

またはsararunarey@gmail.comまでお願いいたします。

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