
2016年7月04日
東京でのワークショップから帰っての今日、ものすごい太ももの筋肉痛で苦しんでいます。(^_^;)
その原因となったのは
ウシュトラ・アーサナからウルドア・ダヌラ・アーサナ
ウルドア・ダヌラアーサナからウシュトラ・アーサナ
の連続技?です。
これをやるには恐怖心の払拭はあたりまえですが、
太ももの全面(大腿直筋)や大腰筋、腹筋群が伸ばされるので、
伸ばされながらも力を発揮する筋力=エキセントリック・コントラクション(伸張性筋収縮)
が必要になるのです。
それがないと腰にストレスがかかって腰を痛めてしまいます。
この筋肉痛を体験して改めて思ったことは
体を守るためにはエキセントリック・コントラクションの筋力を高めなきゃならないなぁ…
ということでした。
膝や腰を痛めるなど、
「筋力をつけなきゃ」
と思うとまず筋肉を縮めながら力を出す=コンセントリック・コントラクション(短縮性筋収縮)
のトレーニングを思い浮かべますね。
わかりやすく言うと、ダンベルを手に持って肘を曲げて力こぶを盛り上げるように力を出すやり方…です。
しかしケガをしないためには、関節を安定させて関節に負担をかけない筋肉の使い方をすることが必要なわけですから、
引っ張られても関節を痛めないように
引っ張られながらもそれを戻そうとする筋力の方が必要と言えます。
例えば、腹筋を鍛えるにしても一般的な「上体起こし」は短縮性筋収縮にあたりますが、それよりも伸張性筋収縮である
プランクポーズの方が腰を守るためには適していると言えます。
写真の状態では、内臓の重みで腹部が下がってきます。
このとき腹筋は内臓の重みで引き伸ばされるのですが、そのままだと反り腰になり関節が不安定になって腰を痛めます。
なのでこのポーズを正確にやることは、伸ばされながらも腹筋を収縮させるエキセントリック・コントラクション=伸張性筋収縮の筋力をつけることになる…わけです。
考えてみればヨガのポーズってこのエキセントリック・コントラクションがとても必要なんです。
ポーズをキープし続けるのもエキセントリック・コントラクションの筋力です。
そして筋肉痛はコンセントリック・コントラクションよりもエキセントリック・コントラクションによって起こると言われています。
ポーズのキープ時間が長くなると「キツい❗」って思うし筋肉痛になるけど、それも自分の体のためには必要なことなんですね。
サッカー選手がヨガをトレーニングに取り入れてるのも、ケガを防ぐことにつながるわけですから頷けます。
ポーズを長くキープすると「キツい❗」と思う方はエキセントリック・コントラクションの筋力をつけるときっと楽にポーズができるようになると思いますよ。