話題のクラウド会計ソフトを徹底比較

2014年7月11日

会計業務が煩雑でコストがかかるとお悩みの法人・個人事業主の方も多いのではないでしょうか。最近では、クラウドで会計業務を簡単にしようというサービスが多数出ていますが、どれが自分に合った会計ソフトか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんなクラウド会計ソフトについて、各社のサービスの違いを比較してご紹介します。


■ クラウド会計ソフトの火付け役「 freee (フリー) 」


2013 年 3 月にサービスを開始した、クラウド型会計ソフトです。銀行口座やクレジットカード情報を登録するだけで、自動的に取引明細を取り込み、仕訳をルール化することで面倒な記帳作業を自動化してくれます。また、確定申告 (青色申告・白色申告) や決算書も自動で作成できるという利便性が評判を呼び、現在では 7 万を超える事業所に使われています。


明細を取り込める対応金融機関は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行などを始め、ジャパンネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などのネットバンク、および、地方銀行、信用金庫、クレジットカード、電子マネーなど合計で 1,600 以上のサービスと連携しており、概ね対応しています。


iPhone, Android アプリを提供しているのが特徴で、いつでもどこでも空いた時間でスマホから仕訳作業を行えるのは便利です。


また、外部のウェブサービスや決済サービスなどとの連携も強化しています。


料金プランは、個人事業主向けが月額 980 円で、法人向けが月額 1,980 円です。無料プランもあります。( 7/11 現在)


直近では、会計ソフトとしてだけでなく、給与計算や請求書ソフトなどの機能も拡充させており、今後の展開が期待できます。


http://www.freee.co.jp/


■ 家計簿管理から法人会計まで手がけるマネーフォワード社の「 MF クラウド会計・確定申告」


以前は「マネーフォワード For BUSINESS 」「マネーフォワード確定申告」というサービス名でしたが、法人向け会計ソフトを「 MF クラウド会計」、個人事業主向けを「 MF クラウド確定申告」とブランドを統一し、名称変更されました。


対応金融機関は 1,400 以上で、主要な金融機関には対応しています。


電話サポートに対応しているのが特徴で、専用のコンタクトセンターを設置しています。


料金プランは、個人事業主向けの「 MF クラウド確定申告」のプレミアムプランが月額 800 円、「 MF クラウド会計」の法人プランが月額 1,800 円となっています。無料プランは、利用ユーザー数や仕訳件数に制限があります。( 7/11 現在 )


https://biz.moneyforward.com/



■ 弥生会計の「やよいの白色申告 オンライン」


国内シェア No.1 の会計ソフトと言えば「弥生会計」です。その弥生会計が、「弥生シリーズ」と外部サービスを連携させるべく、2014 年 7 月 31 日より提供を開始するサービスが「 YAYOI SMART CONNECT (弥生スマートコネクト) 」です。


第一弾として、弥生がすでにオンラインで提供している「やよいの白色申告 オンライン」と、外部サービスである「Zaim」(オンライン家計簿サービス) 、「 MoneyLook 」(金融アグリゲーションサービス) 、「 Twitter 」、「bizNote」(取引入力アプリ) が連携される予定です。


おそらく、今後は他の弥生シリーズや他の外部サービスも随時連携されていくものと思われます。


「やよいの白色申告 オンライン」は、個人事業主向けのクラウド型会計ソフトで、シンプルなインターフェイスが特徴です。


年額 4,500 円 (月額換算 375 円) と非常に低価格で提供されています。しかも、2014 年 12 月末までは無料トライアルキャンペーン期間となっています。ただし、現時点では他サービスに比べて機能面などで劣っているのは否めません。


今後、弥生会計がどこまで本気でクラウドサービスを展開してくるのか目が離せません。


http://www.yayoi-kk.co.jp/smart/

http://www.yayoi-kk.co.jp/yayoionline/shiroiro/



いかがだったでしょうか。サービスによって、対応している金融機関や出力できるレポートの種類などに違いがありますが、どれも無料でお試しできるので、実際に使い勝手を見た上で判断されても良いかと思います。


今後も各社、新たな機能や連携サービスがどんどん追加されていくことが予想されますが、スモールビジネス・個人事業主の方々にとっては、今までになく効率的にバックオフィス業務を行うことができるようになり、空いた時間を別の創造的な仕事に振り向けられるということを考えると、とても良い環境になりつつあると感じています。

STORES 予約 公式ブログの基本情報

営業時間

月〜金 10:00 - 18:00

土 定休日

日 定休日