能登上布とは-神代から伝わる最高級の麻織物
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上布とは、上等な麻織物のこと。約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で機織りを教えたことが能登上布の起源だと伝えられています。
江戸時代に技術向上を続け発展し、明治時代皇室の献上品に選ばれるまでになりました。ひんやり涼しい風合い、「蝉の羽」のような透け感、シャリ感、光沢感、張り感があり、夏の最高級の着物として愛好されています。昭和初期の最盛期麻織物の県生産量が日本一になりましたが、戦後着物離れが進み、現在山崎麻織物工房が唯一の織元になりました。能登独自の櫛押捺染やロール捺染と呼ばれる職人技術から生まれる繊細で上品な絣模様が特徴で、石川県指定無形文化財となっています。今も昔ながらの手織りで織られ、能登の風土を生かした凛とした絣柄や縞模様、落ち着いた色合いは素朴でモダンな雰囲気が魅力です。
能登上布唯一の織元 株式会社山崎麻織物工房
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(株)山崎麻織物工房は1891年(明治24年)紺屋(染め屋)として創業。創業約130年、能登上布伝統の技を継承する唯一の織元です。戦後織元が年々減少し「滅びゆく能登上布」と言われるほど大変厳しい時期もありましたが、3代目織元が語っていた「こんなによいものを残さないのは罪だと思う」という言葉を胸に、代々守ってきた伝統の技を次世代につなぎ、美しい能登上布を残していきたいと願っています。
各種SNS、HP
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【能登上布織元(株)山崎麻織物工房 公式HP】
【公式オンラインストア】
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/notojofu/
【公式facebook】
https://www.facebook.com/notojofu/
月〜金 09:30 - 17:00
土 09:30 - 17:00
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匿名のユーザー
急な予定変更にも柔軟に対応していただきまして
ありがとうございました。
一から丁寧に工房をご案内していただき日本の伝統を目の前にしてただ感動するばかりでした。
30年以上着用されているという作務衣をみせていただいたのですが布地を触ると冷んやりと冷たく涼しく、また麻なのに滑らかでしっとりとしていて 能登上布の素晴らしさを手にとって感じる事がでました!
最後に素敵な反物に出会えましたので記念に一着誂えることにしました。本当に貴重な経験をさせていただき また、この伝統が廃れることのないよう少しでも広めていきたい。と感じました。
匿名のユーザー
製作の工程を実際の現場で丁寧に説明してもらい、とても良かったです。反物もたくさん見せていただきました。また来たいと思います。
匿名のユーザー
工房にお邪魔するとまずは母屋で能登上布の透け感と張りと光沢を拝見しながら、能登上布の歴史をお聞きすることができます。また別棟の工房で製作工程も見せて下さるので超絶技巧の模様がどのように作られるのかを知る事ができます。代々と受け継がれてきた尊い道具も見せていただきました。築85年の母屋の広間には囲炉裏が切ってあり、ご説明を聞きながら「能登ではゆったりとした時が流れる」というのはこういうことか、と実感。お土産に買ったストールは触ったときの涼感が心地よく、この夏は活躍してくれそうです。