佛心宗 福厳寺

令和6年3月23日の授戒会に参加し、戒名を授かりました。

少し早めに到着し、お寺を参拝しているとお弟子様のみなさまが気持ちのよいご挨拶をして下さったことに、まず感激いたしました。

儀式の前に丁寧に所作についてのご指導を受けましたが、実際にできるだろうかと緊張を感じる中、儀式が開始となりました。

ご開祖様や福厳寺で亡くなられた方々のご位牌を拝見したり、お経を読んだり、荘厳な雰囲気の中、粛々と式が進み、そして戒名を授かりました。

大愚和尚様から儀式の全てに意味があるという法話を伺い、そもそもこの日に福厳寺でお寺に関わる皆様、授戒会に来られた皆様と、時間と空間を共有していること自体、とても「有り難い」ことだとつくづく感じました。このご縁を大切にしてまいります。

私は今まで、それなり、に生きてきてしまったとの思いが常にありました。しかし50歳という年齢を意識したときに、同時に否でも応でも、死、を意識し始めました。別れの作法でも話されていましたが、死に際しては次頑張ろうはないのです。今後の人生をより良く生き、社会に役立つような人間に近づいて行きたいとの思いから、生前授戒を決意しました。

授かった戒名に恥じないよう、仏弟子として日々精進してまいる所存です。

大愚和尚様、福厳寺の皆様、このたびの授戒会に際しましては大変お世話になり、ありがとうございました。

証書、額縁、本日たしかに拝領いたしました。

実は授戒会に申し込むのは二度目になります。

一度目は数年前で、申し込んだ後に迷いが生じてキャンセルをし、和尚様にもお寺の皆様にも、とても失礼なことをしてしまいました。

その後、youtubeやニコニコチャンネルでの動画、大愚道場、花まつりやあきば大祭での御祈祷を通じて、和尚様のお人柄やお寺の皆様のお考えに少しずつ触れていき、それまでの自分の疑問や誤解が氷解し、今度こそ和尚様の弟子になり、戒をいただいて生きていこうと決意して、改めて授戒を申し込みました。（このことは人生史に書きませんでしたが、やはりお伝えしておきたく思いました）

それからは楽しみの一心で過ごしました。

当日はかなり早く到着いたしましたが、温かい控室を用意してくださり、快適に過ごすことができました。

事前の作法の説明、儀式の後の茶話会の場、なにもかも儀式の時間を安心して味わえるように考えて設けてくださっていることを感じ、とても有難く思いました。

儀式の最中の和尚様のまなざし、一人一人へのお声がけ、最後のお言葉、どれもかけがえのない大切な思い出です。

お寺の皆様の祝福のお声、忘れません。

数年前に迷ってしまった自分が、今、こうしたことを感じられるようになったのは、これまで和尚様とお寺の皆様が辛抱強く導いてくださったお蔭です。

事前に提出させていただく人生史は、実は文字数を気にしてかなり削ってしまったもので、和尚様に私という人間がきちんと伝わるように書けていたかどうか不安もありました。

しかし、千洋江水という戒名をいただいた瞬間も、その後、自分の人生を振り返る時も、これほど深いお心遣いのもとに授けてくださった名前はないと感じております。

母に伝えましたところ、本名の意味とも共通していると喜んでくれました。

3月23日を第二の人生の誕生日として、また大愚和尚様を父とし、福厳寺を心のふるさととして、しっかり生きていきたいと思います。

この度は本当にありがとうございました。

とても分かりやすかったです。