桜も散り始め、新緑の季節が始まりそうですね。ピンクからグリーンへ、季節によってはっきりと表現できる色があることに素敵だなと感じます。

さて、昨日は鍼灸院に行ってきました。50代半ばとなり、めっきり体にガタがきています。歳を重ねることは嫌ではありません。でも、何かと不便だな、とは感じます。しかたないですね。がんばって生きてきたのですから。

7つ歳上だった夫の年齢に近づいてきました。あと数年です。夫が生きていた頃、老眼がひどいとか肩こりがひどいとか、よく言っていたことを思い出します。パソコンを見る時、書類を見る時、普通にしている時、何かにつけて必要なメガネがあるのだとぼやいていました。メガネを定期的に新しくしなければならず、そんなものなのかな？と、まったく他人事に思っていましたが、まさにいまそれに直面している私です。日中車を運転する時、夜や雨の日用、普段用とメガネをたくさん作りました。それがあって快適に過ごせます。もっと理解を示してあげればよかった、としみじみ思います。夫よ、ごめんね。

私が夫の年齢をむかえるまで、夫の気持ちもかみしめながら日々を過ごしたい。一緒に進んでいる感覚で。そのうちあっという間に飛び越えて、夫の未知の領域を自分一人で歩んでいくことになります。冒険のはじまりです。夫よ、その時はちゃんと見守っててよー。

桜も散り始め、新緑の季節が始まりそうですね。ピンクからグリーンへ、季節によってはっきりと表現できる色があることに素敵だなと感じます。

さて、昨日は鍼灸院に行ってきました。50代半ばとなり、めっきり体にガタがきています。歳を重ねることは嫌ではありません。でも、何かと不便だな、とは感じます。しかたないですね。がんばって生きてきたのですから。

7つ歳上だった夫の年齢に近づいてきました。あと数年です。夫が生きていた頃、老眼がひどいとか肩こりがひどいとか、よく言っていたことを思い出します。パソコンを見る時、書類を見る時、普通にしている時、何かにつけて必要なメガネがあるのだとぼやいていました。メガネを定期的に新しくしなければならず、そんなものなのかな？と、まったく他人事に思っていましたが、まさにいまそれに直面している私です。日中車を運転する時、夜や雨の日用、普段用とメガネをたくさん作りました。それがあって快適に過ごせます。もっと理解を示してあげればよかった、としみじみ思います。夫よ、ごめんね。

私が夫の年齢をむかえるまで、夫の気持ちもかみしめながら日々を過ごしたい。一緒に進んでいる感覚で。そのうちあっという間に飛び越えて、夫の未知の領域を自分一人で歩んでいくことになります。冒険のはじまりです。夫よ、その時はちゃんと見守っててよー。



夫の気持ちを理解できる年になりました

私の住む仙台もいよいよ桜が満開になりました。今日もお散歩の途中、何枚かの写真を撮影しました。生憎の曇り空ではありますが、曇り空なりの綺麗な桜が撮れました。去年の桜の写真はどれも晴れの美しいものでした。去年の桜の時期は連日晴れていたんですね。来年、今年の写真をみた時に、去年の桜の時期は曇りがちだったんだな、などと思うのでしょうね。

さて、４月も１１日目となりました。あっという間に1/3が終わりました。今月も猛スピードで過ぎていきそうです。そんな中でも自分を見失なわないように、1日1日を丁寧に生きていきたいと思っています。日々のやるべきことをちゃんとやる。「やるべき」とか「ちゃんと」とか、いまどきは批判されそうな言葉ばかりですが、私は嫌いじゃない言葉です。私にとって「やるべきこと」というのは、やりたいことです。仕事も家事、旅行もそうです。やってもやらなくてもいいことは、やりたくないタイプです。だから、やるべきことがやりたいことなので、ちゃんとやります。「やるべきことをちゃんとやる」よりもむしろ、「やりたいことを自分が心地いいと思えるところまでやる」それが近いかもしれません。

夫が亡くなった今、自分の時間の使い方を自分で決められるようになりました。夫が生きていた頃は夫の世話が最優先事項だったからです。結婚してからずっとその意識で暮らしてきたのであまり疑問も持たずにいました。でも、今思えば、それはとても幸せなことだったけれど、自分のことは後回しにもしていたのです。何がいいとか悪いとかではありません。生活がすっかり変わってしまった今、それに合わせて自分の時間の使い方を変えてきて、今があるということです。

やるべきこと＝やりたいこと　　　　

この「＝」が成り立つことが自分にとって大切です。何よりも自分が優先であり、それは夫がいつも望んでいることだと感じます。夫が生きていた頃、これはダメ、あれもダメ、などと一度も言われたことがなかったのに、勝手に自分で「ダメ」にしていたのです。夫が亡くなり、あれやこれやと自分周りに思いを巡らす中で気がつきました。ですから、夫もきっと自分優先で生きる私を尊重してくれていることは間違いないのです。そして、何より私自身がそうしたいと願っています。

死別してからの日々、積み重ねてきた一歩一歩の上に今の私がいます。これからもそうしていきます。

#死別　#宮城県　#仙台市　#グリーフケア　#グリーフカウンセラー

私の住む仙台もいよいよ桜が満開になりました。今日もお散歩の途中、何枚かの写真を撮影しました。生憎の曇り空ではありますが、曇り空なりの綺麗な桜が撮れました。去年の桜の写真はどれも晴れの美しいものでした。去年の桜の時期は連日晴れていたんですね。来年、今年の写真をみた時に、去年の桜の時期は曇りがちだったんだな、などと思うのでしょうね。



さて、４月も１１日目となりました。あっという間に1/3が終わりました。今月も猛スピードで過ぎていきそうです。そんな中でも自分を見失なわないように、1日1日を丁寧に生きていきたいと思っています。日々のやるべきことをちゃんとやる。「やるべき」とか「ちゃんと」とか、いまどきは批判されそうな言葉ばかりですが、私は嫌いじゃない言葉です。私にとって「やるべきこと」というのは、やりたいことです。仕事も家事、旅行もそうです。やってもやらなくてもいいことは、やりたくないタイプです。だから、やるべきことがやりたいことなので、ちゃんとやります。「やるべきことをちゃんとやる」よりもむしろ、「やりたいことを自分が心地いいと思えるところまでやる」それが近いかもしれません。



夫が亡くなった今、自分の時間の使い方を自分で決められるようになりました。夫が生きていた頃は夫の世話が最優先事項だったからです。結婚してからずっとその意識で暮らしてきたのであまり疑問も持たずにいました。でも、今思えば、それはとても幸せなことだったけれど、自分のことは後回しにもしていたのです。何がいいとか悪いとかではありません。生活がすっかり変わってしまった今、それに合わせて自分の時間の使い方を変えてきて、今があるということです。

やるべきこと＝やりたいこと　　　　

ちゃんと＝心地いい

この「＝」が成り立つことが自分にとって大切です。何よりも自分が優先であり、それは夫がいつも望んでいることだと感じます。夫が生きていた頃、これはダメ、あれもダメ、などと一度も言われたことがなかったのに、勝手に自分で「ダメ」にしていたのです。夫が亡くなり、あれやこれやと自分周りに思いを巡らす中で気がつきました。ですから、夫もきっと自分優先で生きる私を尊重してくれていることは間違いないのです。そして、何より私自身がそうしたいと願っています。



死別してからの日々、積み重ねてきた一歩一歩の上に今の私がいます。これからもそうしていきます。



#死別　#宮城県　#仙台市　#グリーフケア　#グリーフカウンセラー

「やるべきことをちゃんと」が私らしい

つい先日、私の職場の中学校で入学式がありました。咲きはじめた桜があまりにも美しく、新たな門出をお祝いしてくれていました。

山の麓の小さな中学校です。まだお目にかかったことはありませんが熊や猪も出没するらしいのです。ちょっと怖いですが、いつか見てみたいとワクワクしています。季節ごとに学校の周りには花が咲き、様々な鳥の声が聞こえてきます。遠くにはうっすら雪が残る山並みが見え、それはそれは長閑で美しい場所なのです。知人、友人を介してこの場所に導かれるように職を得ました。夫が亡くなったことがきっかけの不思議なご縁で、この場に来るため繋がれたもののように感じています。夫が私に用意してくれた場所です。

人は生涯に渡って出会いと別れを繰り返していきます。今必要な人と一緒にいるし、必要でなくなればお別れです。とてもドライな表現ですね 笑　必要でない縁を繋ぎ続けているから人との関わりで苦しみます。ドキッとしたあなたには心当たりがありそうですね。このまま続けていたらあなたの苦しみは続きますよ。あなたがどんな気持ちで日々を過ごしたいのか、そこが肝心です。その気持ちでいられるような人との関わりを持ちましょう。そうすればあなたはとても幸せになれるはずです。

夫の存在を知り、その１ヶ月後ぐらいに初めて会ったとき、この人と結婚しようと思いました。そして１年ほどで結婚しました。しみじみご縁だったと思います。人とのご縁というのはそんなものです。３人の親友たちは幼稚園、小学校からの友人たちで、５０代半ばの今でも年に数回会っては旅行したり遊びに出かけたりします。若い頃は疎遠の時期もありましたが、結局ご縁がある人とは離れることができないものです。

春は出会いと別れの季節。それを何十年も繰り返してきましたし、これからも繰り返していきます。それは、寂しくもあり嬉しくもあります。そして人生において必要だからこそ繰り返していくものです。

今日はとても穏やかな日になりました。月に一度のチャクラヒーリングを受け、体と心を整えてきました。何よりも自分の身体が大切です。誰かが自分の人生を生きてくれるわけではありません。皆さんも、どうぞご自愛くださいね。

つい先日、私の職場の中学校で入学式がありました。咲きはじめた桜があまりにも美しく、新たな門出をお祝いしてくれていました。



山の麓の小さな中学校です。まだお目にかかったことはありませんが熊や猪も出没するらしいのです。ちょっと怖いですが、いつか見てみたいとワクワクしています。季節ごとに学校の周りには花が咲き、様々な鳥の声が聞こえてきます。遠くにはうっすら雪が残る山並みが見え、それはそれは長閑で美しい場所なのです。知人、友人を介してこの場所に導かれるように職を得ました。夫が亡くなったことがきっかけの不思議なご縁で、この場に来るため繋がれたもののように感じています。夫が私に用意してくれた場所です。



人は生涯に渡って出会いと別れを繰り返していきます。今必要な人と一緒にいるし、必要でなくなればお別れです。とてもドライな表現ですね 笑　必要でない縁を繋ぎ続けているから人との関わりで苦しみます。ドキッとしたあなたには心当たりがありそうですね。このまま続けていたらあなたの苦しみは続きますよ。あなたがどんな気持ちで日々を過ごしたいのか、そこが肝心です。その気持ちでいられるような人との関わりを持ちましょう。そうすればあなたはとても幸せになれるはずです。



夫の存在を知り、その１ヶ月後ぐらいに初めて会ったとき、この人と結婚しようと思いました。そして１年ほどで結婚しました。しみじみご縁だったと思います。人とのご縁というのはそんなものです。３人の親友たちは幼稚園、小学校からの友人たちで、５０代半ばの今でも年に数回会っては旅行したり遊びに出かけたりします。若い頃は疎遠の時期もありましたが、結局ご縁がある人とは離れることができないものです。



春は出会いと別れの季節。それを何十年も繰り返してきましたし、これからも繰り返していきます。それは、寂しくもあり嬉しくもあります。そして人生において必要だからこそ繰り返していくものです。



今日はとても穏やかな日になりました。月に一度のチャクラヒーリングを受け、体と心を整えてきました。何よりも自分の身体が大切です。誰かが自分の人生を生きてくれるわけではありません。皆さんも、どうぞご自愛くださいね。

今、必要だからこそその人がいます

昨年の４月からはじめた「死別の哀しみをわかちあう会」も一年が経ちました。あっという間でしたね。はじめの数ヶ月は参加者がいたりいなかったりで、開催ができないこともありました。でも、継続するって大事ですね。今では毎月4名ほどの方々にご参加いただいています。その月にもよりますが、リピートしてくださる方が新しく参加してくださる方よりも少し多くいらっしゃいます。一度参加して哀しみが消えるなら、そんなにいいことはありませんが、実際はそんなことはありません。ですから、是非何度も足を運び、胸の内を語っていただきたいと思っています。

わかちあいの会というのは、死別を経験した当事者同士が集まり、自分の胸の内を語り他の参加者の語りを聴きあう会です。語ることで胸につかえていた哀しみや苦しみを吐き出すことで心が軽くなることを感じていただけると思います。そして、他の人の語りを聴くことで、自分一人の苦しみから解放されることも感じていただけるでしょう。もちろん、哀しみは人それぞれなので共感できる部分もあるでしょうし、そうでない部分もあるでしょう。でも、それぞれがそれぞれの哀しみを抱えていることを知ることは、あなたの気持ちをきっと楽にすると思います。アドバイスをすることはありません。進む道に迷っていたり、これからの生き方に悩むことも多いでしょうけれど、語りを重ねることで、やがて自らが何かしらの気づきを得ていただけると信じています。

語る内容は死別にまつわることでしたら、どんなことでも構わないのです。あなたが語りたいことを語っていただけます。死別にまつわる感情には、悲しみや苦しみだけじゃなく、ほっとしている、嬉しい、などの複雑な感情があるものです。死別して嬉しいなど不謹慎で誰にも話せない、と思っている方もいるのです。でもそう感じているあなたの真実はそこにあります。それが話せなかったから苦しいのです。人が亡くなるというのは、それに至るまでには様々なエピソードがありますから、そんな胸の内を語れる場所がわかちあいの会なのです。

参加者の皆さんのとても大切で繊細なお話を聴く場所ですから、お約束していただいていることもあります。この場所で見聞きしたお話は口外してはいけないこと、参加者全員に対して敬意を払い、批判したりアドバイスしたりしないこと、せっかく参加したのだからと今の気持ちに反して無理にお話ししてはいけないこと、の３つです。

お話を聞いていると、つい自分の経験に基づいたアドバイスをしたくなることもあるでしょう。また、共感の気持ちを大きく表現したくなったりすることもあるでしょう。でも、全員が同じ気持ちでいるわけではないのです。ここでは、ただひたすら静かに耳を傾けることが大事です。また次も参加したいなと思えるのは「ここに来てよかった」と感じるからこそです。そう感じられるのは、誰にも批判されず、共感できない自分を責められず、ただこの安全な場所で似た経験をした人たちと過ごし、ほんのわずかでも癒しを得ることができてこそです。

参加したいけど一歩が踏み出せない人もいらっしゃることでしょう。お気持ち、わかります。でもどうぞご心配なさらずに参加してみてください。とてもあたたかく、穏やかな場所であることを知っていただけると思います。気候が良くなってきたので、今年は緑に囲まれた中でのわかちあいの会もいいなと思っています。

あなたの人生はまだまだ続きます。それは気の遠くなるような長さで、あなたは途方に暮れているかもしれませんね。その人生をどう生きていくのかは、日々を積み重ねることで見つけていくことができるでしょう。だから、不安になりすぎる必要も、目標を持たなければと意気込む必要もありません。ゆっくりと時間をかけて見つけていきましょう。まずは、哀しみの中にいるあなた自身を癒すことからです。

「死別の哀しみをわかちあう会」でお会いしましょう。

昨年の４月からはじめた「死別の哀しみをわかちあう会」も一年が経ちました。あっという間でしたね。はじめの数ヶ月は参加者がいたりいなかったりで、開催ができないこともありました。でも、継続するって大事ですね。今では毎月4名ほどの方々にご参加いただいています。その月にもよりますが、リピートしてくださる方が新しく参加してくださる方よりも少し多くいらっしゃいます。一度参加して哀しみが消えるなら、そんなにいいことはありませんが、実際はそんなことはありません。ですから、是非何度も足を運び、胸の内を語っていただきたいと思っています。



わかちあいの会というのは、死別を経験した当事者同士が集まり、自分の胸の内を語り他の参加者の語りを聴きあう会です。語ることで胸につかえていた哀しみや苦しみを吐き出すことで心が軽くなることを感じていただけると思います。そして、他の人の語りを聴くことで、自分一人の苦しみから解放されることも感じていただけるでしょう。もちろん、哀しみは人それぞれなので共感できる部分もあるでしょうし、そうでない部分もあるでしょう。でも、それぞれがそれぞれの哀しみを抱えていることを知ることは、あなたの気持ちをきっと楽にすると思います。アドバイスをすることはありません。進む道に迷っていたり、これからの生き方に悩むことも多いでしょうけれど、語りを重ねることで、やがて自らが何かしらの気づきを得ていただけると信じています。



語る内容は死別にまつわることでしたら、どんなことでも構わないのです。あなたが語りたいことを語っていただけます。死別にまつわる感情には、悲しみや苦しみだけじゃなく、ほっとしている、嬉しい、などの複雑な感情があるものです。死別して嬉しいなど不謹慎で誰にも話せない、と思っている方もいるのです。でもそう感じているあなたの真実はそこにあります。それが話せなかったから苦しいのです。人が亡くなるというのは、それに至るまでには様々なエピソードがありますから、そんな胸の内を語れる場所がわかちあいの会なのです。



参加者の皆さんのとても大切で繊細なお話を聴く場所ですから、お約束していただいていることもあります。この場所で見聞きしたお話は口外してはいけないこと、参加者全員に対して敬意を払い、批判したりアドバイスしたりしないこと、せっかく参加したのだからと今の気持ちに反して無理にお話ししてはいけないこと、の３つです。

お話を聞いていると、つい自分の経験に基づいたアドバイスをしたくなることもあるでしょう。また、共感の気持ちを大きく表現したくなったりすることもあるでしょう。でも、全員が同じ気持ちでいるわけではないのです。ここでは、ただひたすら静かに耳を傾けることが大事です。また次も参加したいなと思えるのは「ここに来てよかった」と感じるからこそです。そう感じられるのは、誰にも批判されず、共感できない自分を責められず、ただこの安全な場所で似た経験をした人たちと過ごし、ほんのわずかでも癒しを得ることができてこそです。



参加したいけど一歩が踏み出せない人もいらっしゃることでしょう。お気持ち、わかります。でもどうぞご心配なさらずに参加してみてください。とてもあたたかく、穏やかな場所であることを知っていただけると思います。気候が良くなってきたので、今年は緑に囲まれた中でのわかちあいの会もいいなと思っています。



あなたの人生はまだまだ続きます。それは気の遠くなるような長さで、あなたは途方に暮れているかもしれませんね。その人生をどう生きていくのかは、日々を積み重ねることで見つけていくことができるでしょう。だから、不安になりすぎる必要も、目標を持たなければと意気込む必要もありません。ゆっくりと時間をかけて見つけていきましょう。まずは、哀しみの中にいるあなた自身を癒すことからです。

「死別の哀しみをわかちあう会」でお会いしましょう。

死別の哀しみをわかちあう会、とは

しみじみ日本人だと感じることは色々ありますが、桜の開花もその一つですね。日本の文化そのものです。美しい花が咲くのを待ち遠しく思う。花が咲いたら日本中が沸き立ち、多くの人が一度はお花見に出かけます。誰に教えられたわけでもないけれど、子供の頃から自然と体が桜に反応しているのです。染み付いたものというのは、生涯それを避けることはできないのでしょう。

そんな私たちにとって、大切な人とお別れした後の桜というのは、一転、ひたすら辛いだけのものに感じるのです。あんなに待ち望み春の到来の喜びを感じさせてくれた桜なのに。美しさや華やかさと辛さや苦しさ、喜びと憎しみの感情というのは表裏一体です。いとも簡単に気持ちを変えてしまうのです。

人の感情とは常に揺れ動いています。同じところに留まっていることはありません。


私について言えば、夫と死別した翌年の春は初めて一人の春でした。桜の花を美しいと思うことはありませんでした。お花見で賑わう人がわずらわしく思いました。一生、お花見などすることはないだろうと思っていましたし、桜が美しいことは私の人生には一切必要がないと感じていました。でも、今は違います。気持ちが変化したのです。桜はとても美しいし、時間があればお花見にも行きたいと思っています。日本人でよかった、心からそう感じています。

大切な人と死別し哀しみを抱えたあなたは、まだそんな気持ちが自分に残っているなどとは思えないでしょう？もう二度と桜など咲かないでほしいとすら思っているかもしれませんね。

でも、桜は毎年必ず咲くのです。咲く時期になったら自然に美しい花を咲かせるのです。たとえ戦禍の下でも疫病の下でも、自然災害の下であっても、かならず咲くのです。本当に強いですね。それを見て、人は感動したり勇気をもらったりするのです。

あなたにもきっといつか、桜の美しさを思い出せる日がきます。今年は無理かもしれませんね。来年も無理かもしれません。でも、人は細胞レベルでは日々生まれ変わっているので、新しいあなたに変化しています。いつまでも今のままではありません。焦らずに、ゆっくりいきましょう。あなたがいつか桜が美しいと感じることがあれば、それを否定しないでくださいね。ちゃんと、桜が美しいと感じているあなたを受け止め、喜んであげてくださいね。

夫ともう一度桜を観たかったけれど、叶いませんでした。でも、私の目を通して観せてあげたいと思っています。自分すら、来年の桜は観られる保証はないのですよ。美しいものを美しいと感じられている自分は今とても幸せなのだろうと思う、今年の桜の季節です。

しみじみ日本人だと感じることは色々ありますが、桜の開花もその一つですね。日本の文化そのものです。美しい花が咲くのを待ち遠しく思う。花が咲いたら日本中が沸き立ち、多くの人が一度はお花見に出かけます。誰に教えられたわけでもないけれど、子供の頃から自然と体が桜に反応しているのです。染み付いたものというのは、生涯それを避けることはできないのでしょう。

そんな私たちにとって、大切な人とお別れした後の桜というのは、一転、ひたすら辛いだけのものに感じるのです。あんなに待ち望み春の到来の喜びを感じさせてくれた桜なのに。美しさや華やかさと辛さや苦しさ、喜びと憎しみの感情というのは表裏一体です。いとも簡単に気持ちを変えてしまうのです。

人の感情とは常に揺れ動いています。同じところに留まっていることはありません。


私について言えば、夫と死別した翌年の春は初めて一人の春でした。桜の花を美しいと思うことはありませんでした。お花見で賑わう人がわずらわしく思いました。一生、お花見などすることはないだろうと思っていましたし、桜が美しいことは私の人生には一切必要がないと感じていました。でも、今は違います。気持ちが変化したのです。桜はとても美しいし、時間があればお花見にも行きたいと思っています。日本人でよかった、心からそう感じています。

大切な人と死別し哀しみを抱えたあなたは、まだそんな気持ちが自分に残っているなどとは思えないでしょう？もう二度と桜など咲かないでほしいとすら思っているかもしれませんね。

でも、桜は毎年必ず咲くのです。咲く時期になったら自然に美しい花を咲かせるのです。たとえ戦禍の下でも疫病の下でも、自然災害の下であっても、かならず咲くのです。本当に強いですね。それを見て、人は感動したり勇気をもらったりするのです。

あなたにもきっといつか、桜の美しさを思い出せる日がきます。今年は無理かもしれませんね。来年も無理かもしれません。でも、人は細胞レベルでは日々生まれ変わっているので、新しいあなたに変化しています。いつまでも今のままではありません。焦らずに、ゆっくりいきましょう。あなたがいつか桜が美しいと感じることがあれば、それを否定しないでくださいね。ちゃんと、桜が美しいと感じているあなたを受け止め、喜んであげてくださいね。

夫ともう一度桜を観たかったけれど、叶いませんでした。でも、私の目を通して観せてあげたいと思っています。自分すら、来年の桜は観られる保証はないのですよ。美しいものを美しいと感じられている自分は今とても幸せなのだろうと思う、今年の桜の季節です。

今年の桜が美しいのは、心が変化したから

４月１日ですね。あちらこちらで新たなことが始まる日なのでしょう。

私の職場も新年度を迎え、新たに着任してきた方々がいらっしゃいました。私もちょうど一年前、今の職場でのお仕事がはじまりました。とても緊張して出勤したことを思い出します。

あれからの一年はあっという間でした。まさに光陰矢のごとしです。緊張感もほぐれ、お陰様で楽しく過ごさせていただいている現在、良い職場に恵まれて本当に感謝しています。

夫との死別後、4年近くの間は仕事はせずに家におりました。このまま仕事をするつもりはありませんでした。でも、ご縁というものはあるのですね。複数の知人友人を介して導かれるように、今の職場でのお仕事に出会いました。時は満ちたのだと思います。

そう、時は満ちるのです。もう社会とのつながりなど考えていなかったのに、視えない力とでもいうのでしょうか、自然と社会に出ていました。私は働き始めて新たな喜びを得たのです。

今の職場は中学校の図書館です。子供のいない私は、人生において子供と接する機会はあまりありませんでした。でも、ニュースを観てはこどもが辛い目に遭うことにとても胸を締め付けられる感覚がありました。それは自然とこどもへの興味関心が湧き上がっている証拠でした。そして、この仕事につながっていったのだと思います。こどもの世界に一歩踏み入れたら、そこはとても楽しい世界でした。楽しいに語弊があってはいけませんが、こども達一人一人には楽しいだけではない時間があります。でも、それを見るにつけ聞くにつけ、せめて図書館という場所は、何にも侵されないただ楽しいだけの時間であるようにと願い、日々のお勤めをさせていただいています。

そんな、何かこれまでに経験をしたことのない時間が一年過ぎました。夫が亡くなって、ただただ寂しいだけの時間は、こうして新たな世界への扉を開くことになったのです。おそらく、夫が生きていたら、この仕事へつながることもなかっただろうと思います。

人生とはいいことも悪いことも半々だと常に思っていますが、夫が亡くなり私の人生も終わったと思っていましたが、こうして新たな楽しいことにも出会いました。どん底の人生も、きっとこうしてまた死ぬまでの間には半々に戻っていくのだろうと思います。多くを望まず、日々目の前に用意されているものをしっかりやる。それを積み重ねていくことが、まだ生かされている意味なのだと思う今日この頃です。

みなさんは、どんな４月１日でしたか？

４月１日ですね。あちらこちらで新たなことが始まる日なのでしょう。

私の職場も新年度を迎え、新たに着任してきた方々がいらっしゃいました。私もちょうど一年前、今の職場でのお仕事がはじまりました。とても緊張して出勤したことを思い出します。

あれからの一年はあっという間でした。まさに光陰矢のごとしです。緊張感もほぐれ、お陰様で楽しく過ごさせていただいている現在、良い職場に恵まれて本当に感謝しています。

夫との死別後、4年近くの間は仕事はせずに家におりました。このまま仕事をするつもりはありませんでした。でも、ご縁というものはあるのですね。複数の知人友人を介して導かれるように、今の職場でのお仕事に出会いました。時は満ちたのだと思います。

そう、時は満ちるのです。もう社会とのつながりなど考えていなかったのに、視えない力とでもいうのでしょうか、自然と社会に出ていました。私は働き始めて新たな喜びを得たのです。

今の職場は中学校の図書館です。子供のいない私は、人生において子供と接する機会はあまりありませんでした。でも、ニュースを観てはこどもが辛い目に遭うことにとても胸を締め付けられる感覚がありました。それは自然とこどもへの興味関心が湧き上がっている証拠でした。そして、この仕事につながっていったのだと思います。こどもの世界に一歩踏み入れたら、そこはとても楽しい世界でした。楽しいに語弊があってはいけませんが、こども達一人一人には楽しいだけではない時間があります。でも、それを見るにつけ聞くにつけ、せめて図書館という場所は、何にも侵されないただ楽しいだけの時間であるようにと願い、日々のお勤めをさせていただいています。

そんな、何かこれまでに経験をしたことのない時間が一年過ぎました。夫が亡くなって、ただただ寂しいだけの時間は、こうして新たな世界への扉を開くことになったのです。おそらく、夫が生きていたら、この仕事へつながることもなかっただろうと思います。

人生とはいいことも悪いことも半々だと常に思っていますが、夫が亡くなり私の人生も終わったと思っていましたが、こうして新たな楽しいことにも出会いました。どん底の人生も、きっとこうしてまた死ぬまでの間には半々に戻っていくのだろうと思います。多くを望まず、日々目の前に用意されているものをしっかりやる。それを積み重ねていくことが、まだ生かされている意味なのだと思う今日この頃です。



みなさんは、どんな４月１日でしたか？

導かれた職場で、日々を積み重ねる喜び

昨日、職場の中学校図書館で中2男子たちとこんなやりとりがありました。

『ずっと蕾でいたい』と言うんです。『咲いたらあとは散るだけでしょう？』と。

大人になり、様々なまだ見えない苦難がやってくるのが怖いのでしょう。

『散れば地面に種がこぼれ、やがてそこからまた花が咲く、そうして繰り返していくんだよ』と話しました。納得したいようなしたくないような、そんな顔をしていました。

不安な気持ちを抱えている時というのは、物事の辛い側面にだけ目がいくものです。もう少し俯瞰してみたら、こういう展開もあるかもしれない、が見えるのですけれど。

死別も同じですね。哀しみの先には哀しみしかないのかといえば、きっとそんなことはないのです。でも、いまのあなたには哀しみしか想像できないのです。

⁡今の気持ちのままでしか、未来を想像することはできません。今の気持ちが少し変われば未来も変わります。

⁡あなたはいま辛いのです。無理に未来を想像するのはやめましょう。今の感情を大切にして、そっとその辛い気持ちを受け止めるだけにしておきましょう。

昨日、職場の中学校図書館で中2男子たちとこんなやりとりがありました。

『ずっと蕾でいたい』と言うんです。『咲いたらあとは散るだけでしょう？』と。

大人になり、様々なまだ見えない苦難がやってくるのが怖いのでしょう。

『散れば地面に種がこぼれ、やがてそこからまた花が咲く、そうして繰り返していくんだよ』と話しました。納得したいようなしたくないような、そんな顔をしていました。

⁡

不安な気持ちを抱えている時というのは、物事の辛い側面にだけ目がいくものです。もう少し俯瞰してみたら、こういう展開もあるかもしれない、が見えるのですけれど。

死別も同じですね。哀しみの先には哀しみしかないのかといえば、きっとそんなことはないのです。でも、いまのあなたには哀しみしか想像できないのです。

⁡今の気持ちのままでしか、未来を想像することはできません。今の気持ちが少し変われば未来も変わります。

⁡あなたはいま辛いのです。無理に未来を想像するのはやめましょう。今の感情を大切にして、そっとその辛い気持ちを受け止めるだけにしておきましょう。

死別で辛いいま、未来を想像するのはやめましょう

死別した哀しみが消えることはありません。あなたが生きている限り哀しみは続くことでしょう。

⁡わかちあいの会をしていると、いつまで哀しいのでしょうか？というような質問を受けることがあります。ずっと哀しいです、私はそう答えます。

⁡でも、哀しみの中身は変わっていきます。ただ寂しい、辛い、悲しいだけの感情から、懐かしい、嬉しい、出会えてよかった、というようなあたたかな感情も含まれた哀しみに変わるのです。そうなるとそれはずっと持ち続けていたい感情です。

⁡ただ辛いだけの感情なら、できるだけ早く手放し、辛さから解放されたいと思うでしょう？でもそれと同時に、辛い感情を手放すことで大切な人の存在をも否定してしまうような気もしませんか？そうではないですよね。大切な人がいたから今のあなたがいます。受け取ってきたたくさんのものがあるのです。

⁡だからこそ、あたたかな気持ちになる時を焦らずに待つのです。哀しみの中にいる時間はとても辛いけれど、その時間はあなたにとって必要な時間です。大丈夫、時間は少しづつあなたを癒していきますよ。

死別した哀しみが消えることはありません。あなたが生きている限り哀しみは続くことでしょう。

⁡わかちあいの会をしていると、いつまで哀しいのでしょうか？というような質問を受けることがあります。ずっと哀しいです、私はそう答えます。

⁡でも、哀しみの中身は変わっていきます。ただ寂しい、辛い、悲しいだけの感情から、懐かしい、嬉しい、出会えてよかった、というようなあたたかな感情も含まれた哀しみに変わるのです。そうなるとそれはずっと持ち続けていたい感情です。

⁡ただ辛いだけの感情なら、できるだけ早く手放し、辛さから解放されたいと思うでしょう？でもそれと同時に、辛い感情を手放すことで大切な人の存在をも否定してしまうような気もしませんか？そうではないですよね。大切な人がいたから今のあなたがいます。受け取ってきたたくさんのものがあるのです。

⁡だからこそ、あたたかな気持ちになる時を焦らずに待つのです。哀しみの中にいる時間はとても辛いけれど、その時間はあなたにとって必要な時間です。大丈夫、時間は少しづつあなたを癒していきますよ。

哀しみがあたたかなものに変わるのを焦らずに待ちましょう

昨日は映画『35年目のラブレター』を観てきました。笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんが主演されています。心温まる内容で、涙する場面がたくさんありました。こんな仲良しの夫婦、素敵だよね…とか相手に先立たれたあとの寂しさ、そうだよね…など、様々な感情が湧き上がる内容でした。

⁡その後車で帰宅する途中、ちょうど東日本大震災の発災時間14:46とも重なり、外ではサイレンが鳴り響き、ラジオからは黙祷を告げる声が聞こえ、たくさんの『死』を想い、とても心が揺さぶられる時間となりました。

⁡人の死というのはある日突然にやってきます。余命を宣告されてその日を迎える方もいらっしゃるでしょうけれど、具体的な日時などはわかりません。心の準備などしようにも中々できないものです。

だからこそ、今を生きよ、なのだと思います。

気持ちをちゃんと伝えるとか、やりたいことややらなければならないことを後回しにしないとか、後悔のないように生きなければならないのです。それができずにお別れしてしまった人たちに対しては日々の暮らしの中で目にしたことや耳にしたことから、大切な人を偲び、その度に想いを伝える。

⁡あなたは亡くなった大切な人に、いま、何を伝えたいですか？

昨日は映画『35年目のラブレター』を観てきました。笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんが主演されています。心温まる内容で、涙する場面がたくさんありました。こんな仲良しの夫婦、素敵だよね…とか相手に先立たれたあとの寂しさ、そうだよね…など、様々な感情が湧き上がる内容でした。

⁡その後車で帰宅する途中、ちょうど東日本大震災の発災時間14:46とも重なり、外ではサイレンが鳴り響き、ラジオからは黙祷を告げる声が聞こえ、たくさんの『死』を想い、とても心が揺さぶられる時間となりました。

⁡人の死というのはある日突然にやってきます。余命を宣告されてその日を迎える方もいらっしゃるでしょうけれど、具体的な日時などはわかりません。心の準備などしようにも中々できないものです。

だからこそ、今を生きよ、なのだと思います。

気持ちをちゃんと伝えるとか、やりたいことややらなければならないことを後回しにしないとか、後悔のないように生きなければならないのです。それができずにお別れしてしまった人たちに対しては日々の暮らしの中で目にしたことや耳にしたことから、大切な人を偲び、その度に想いを伝える。

いまでも遅くはありません。

⁡あなたは亡くなった大切な人に、いま、何を伝えたいですか？

亡くなった大切な人に、いま、伝えたいことは？

14年前のあの日、ビルの4階で仕事をしていた

私は、突然の大きな揺れの中、同僚と一緒に机に

しがみついていました。感じたことのない恐怖に

これからどうなるんだろう…そんなことがぼんや

りと頭をかすめたことを思い出します。そして、

この数時間後、大きな津波が町を襲い多くの犠牲

者がいることを知ることになるのです。

あれから14年が経ち、たくさんの方が亡くなりま

した。そして、それ以上のたくさんの方が大切な 

哀しみは癒えたのでしょうか…

きっとそれぞれの心の整理の仕方で、その哀しみ

を収めているのだと思います。

哀しみは形を変えて、生きる力にしている人もい

まだまだ強い哀しみの中にいる方も多いことでしょう。

大切な人をある日突然失った、という事実は一つ

だけれど、哀しみへの受け止めは人それぞれです。

自然災害を止めることはできません。どんなに完璧

に備えたとしても、人ができることは、なるべく

小さな被害で済むよう祈ることだけです。

これからも同じようにつらい出来事は続きます。

だからこそ、優しさが必要だと感じます。優しさ

が辛い人を癒し、自分自身をも癒します。優しく

できる自分、優しくされた人、誰にとっても辛い

時間を生きる支え、力になります。

今日という特別な日に、私は優しい人でいたい、

震災で亡くなられた多くの方の

14年前のあの日、ビルの4階で仕事をしていた

私は、突然の大きな揺れの中、同僚と一緒に机に

しがみついていました。感じたことのない恐怖に

これからどうなるんだろう…そんなことがぼんや

りと頭をかすめたことを思い出します。そして、

この数時間後、大きな津波が町を襲い多くの犠牲

者がいることを知ることになるのです。

⁡

あれから14年が経ち、たくさんの方が亡くなりま

した。そして、それ以上のたくさんの方が大切な 

人を失いました。

⁡

哀しみは癒えたのでしょうか…

⁡

きっとそれぞれの心の整理の仕方で、その哀しみ

を収めているのだと思います。

哀しみは形を変えて、生きる力にしている人もい

るでしょう。

まだまだ強い哀しみの中にいる方も多いことでしょう。

大切な人をある日突然失った、という事実は一つ

だけれど、哀しみへの受け止めは人それぞれです。

⁡

自然災害を止めることはできません。どんなに完璧

に備えたとしても、人ができることは、なるべく

小さな被害で済むよう祈ることだけです。

これからも同じようにつらい出来事は続きます。

だからこそ、優しさが必要だと感じます。優しさ

が辛い人を癒し、自分自身をも癒します。優しく

できる自分、優しくされた人、誰にとっても辛い

時間を生きる支え、力になります。

⁡

今日という特別な日に、私は優しい人でいたい、

そうしみじみ思っています。

⁡

震災で亡くなられた多くの方の

ご冥福をお祈りします

14年前のあの日を想う

2025年の二日目の朝です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか？
お正月を楽しんでいる人も、早くこの時期が終わるよう待ち望んでいる人もいることでしょう。

一年を通して様々なイベントがありますね。あちらこちらで楽しい風景ばかりが映し出されるので、イベントとは楽しく賑やかなもののように思っています。でも、大切な人とお別れした人たちにとっては、楽しいどころか目を背けたくなるようなものになっているものです。

つまり、イベントとはそういうものなのです。
自分の気分で楽しくも辛くもなる。気分次第で変化するものなのです。新年の幕開けもお正月の賑わいも、同じ人がその時間を過ごしているのに、心の状態で感じ方はまるで違います。

ですから、本来、イベントが楽しいもの、という前提はないのです。全ては気のせいなのです。
一年を通して様々なイベントがありますから、是非、そのことを覚えていてほしいのです。楽しいかどうかはその人それぞれがつくり上げた感情に過ぎないということを。楽しいイベントの輪にいないあなたは、寂しい人ではないのだし、多くの人がこの時期を楽しいと感じているわけではありませんよ。
ですから、あなたはあなたらしい過ごし方で、この時期を有意義にお過ごしくださいね。私もそうします。

2025年の二日目の朝です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか？
お正月を楽しんでいる人も、早くこの時期が終わるよう待ち望んでいる人もいることでしょう。

一年を通して様々なイベントがありますね。あちらこちらで楽しい風景ばかりが映し出されるので、イベントとは楽しく賑やかなもののように思っています。でも、大切な人とお別れした人たちにとっては、楽しいどころか目を背けたくなるようなものになっているものです。

つまり、イベントとはそういうものなのです。
自分の気分で楽しくも辛くもなる。気分次第で変化するものなのです。新年の幕開けもお正月の賑わいも、同じ人がその時間を過ごしているのに、心の状態で感じ方はまるで違います。

ですから、本来、イベントが楽しいもの、という前提はないのです。全ては気のせいなのです。
一年を通して様々なイベントがありますから、是非、そのことを覚えていてほしいのです。楽しいかどうかはその人それぞれがつくり上げた感情に過ぎないということを。楽しいイベントの輪にいないあなたは、寂しい人ではないのだし、多くの人がこの時期を楽しいと感じているわけではありませんよ。
ですから、あなたはあなたらしい過ごし方で、この時期を有意義にお過ごしくださいね。私もそうします。

イベントが楽しいものだなんて、気のせいです

今朝、いつものように犬の散歩をしてきました。真っ青な空が広がっていましたが、おそらく気温は5℃を下回っていたことでしょう、いかにも真冬を思わせる冷たい風が頬を全身を包みました。そんな中、犬の足取りは軽快でまるで寒さを感じていないように見えました。外に出るのが億劫になりがちなこの季節に、私を外に連れ出してくれる犬の存在はありがたいものです。犬にリードを引っ張られながら公園を歩いていると、地面に埋め込まれた丸太に足を取られて危うく転びそうになりました。地面が凍っていたのです。なんとかバランスを保ち、体制を立て直しました。心臓がドキドキして、もし転んでいたらと考えるととても恐ろしくなりました。こんな時はいつも、亡くなった夫がきっと守ってくれていたんだな、と感じます。本当にありがとう。

さらに道を進みながら、ふと「孤独」という文字が頭をよぎりました。


今年の年末はたまたま実家の母と姪が泊まりに来ていて、義父と４人で年を越し、お正月を迎えました。でも、近い将来私は一人でこの年末年始を迎えることになるのだろうという思いが、孤独という文字と共に頭をよぎりました。共に暮らす義父も今年９２歳です。人生１００年時代とは言っても、ここから先はいつ何が起きてもおかしくはない年齢なのです。私はこの先の年末年始をどう過ごしているのだろう。頭をよぎる「孤独」が決して寂しく悲しいものだけではなく、何か安らぎのような感覚があることに気づきました。一人で静かな時間を過ごすのです。それはきっと、とても静かで自分と向き合う時間になるのだろうと思います。私は今、その静けさを求めていることに気づきました。

一方で、今年はたくさんの人に会ってみようかなという気持ちもあります。夫が亡くなった後、元気を取り戻してはいましたが、人と会うことを避けていました。元々人と会うことが好きだったのかどうかもわからないほど義務感でそうしてきていました。それが夫が亡くなったことで、自分と向き合う時間の中で人と距離を置くことにしたのです。そして今年、さらに時を経て、また人との関わりを持ちたいなと思っているのです。自分の気持ちに向き合い、どうしたいかを自分に問うてきた数年を経ての今です。無理にそうしていない分、とても気持ちが楽な自分がいます。

人の心は変化するものです。苦しみを無理に乗り越えるのではなく、自分自身に向き合い続けた先にそれが用意されていたのです。少しづつ癒されたからこそそう感じるものです。

２０２５年は昨年から開催している「死別の哀しみをわかちあう会」をより充実させていきたいと思っています。哀しみや苦しみを抱えている人たちが、それを言葉に出せる場所をもっと作りたい。喉の奥につかえているものを取り除き、自分らしさを取り戻してほしいと願っています。

世界は混沌としています。政治不安や戦争は続くことでしょうし、気候変動に伴う自然災害などもあちらこちらであるのでしょう。不安や心配なことは山のようにある中で、自分の内側に安らぎを感じられるように、日々自分と向き合って生きていきたい、そう思う元旦の朝です。

今朝、いつものように犬の散歩をしてきました。真っ青な空が広がっていましたが、おそらく気温は5℃を下回っていたことでしょう、いかにも真冬を思わせる冷たい風が頬を全身を包みました。そんな中、犬の足取りは軽快でまるで寒さを感じていないように見えました。外に出るのが億劫になりがちなこの季節に、私を外に連れ出してくれる犬の存在はありがたいものです。犬にリードを引っ張られながら公園を歩いていると、地面に埋め込まれた丸太に足を取られて危うく転びそうになりました。地面が凍っていたのです。なんとかバランスを保ち、体制を立て直しました。心臓がドキドキして、もし転んでいたらと考えるととても恐ろしくなりました。こんな時はいつも、亡くなった夫がきっと守ってくれていたんだな、と感じます。本当にありがとう。

さらに道を進みながら、ふと「孤独」という文字が頭をよぎりました。


今年の年末はたまたま実家の母と姪が泊まりに来ていて、義父と４人で年を越し、お正月を迎えました。でも、近い将来私は一人でこの年末年始を迎えることになるのだろうという思いが、孤独という文字と共に頭をよぎりました。共に暮らす義父も今年９２歳です。人生１００年時代とは言っても、ここから先はいつ何が起きてもおかしくはない年齢なのです。私はこの先の年末年始をどう過ごしているのだろう。頭をよぎる「孤独」が決して寂しく悲しいものだけではなく、何か安らぎのような感覚があることに気づきました。一人で静かな時間を過ごすのです。それはきっと、とても静かで自分と向き合う時間になるのだろうと思います。私は今、その静けさを求めていることに気づきました。

一方で、今年はたくさんの人に会ってみようかなという気持ちもあります。夫が亡くなった後、元気を取り戻してはいましたが、人と会うことを避けていました。元々人と会うことが好きだったのかどうかもわからないほど義務感でそうしてきていました。それが夫が亡くなったことで、自分と向き合う時間の中で人と距離を置くことにしたのです。そして今年、さらに時を経て、また人との関わりを持ちたいなと思っているのです。自分の気持ちに向き合い、どうしたいかを自分に問うてきた数年を経ての今です。無理にそうしていない分、とても気持ちが楽な自分がいます。

人の心は変化するものです。苦しみを無理に乗り越えるのではなく、自分自身に向き合い続けた先にそれが用意されていたのです。少しづつ癒されたからこそそう感じるものです。

２０２５年は昨年から開催している「死別の哀しみをわかちあう会」をより充実させていきたいと思っています。哀しみや苦しみを抱えている人たちが、それを言葉に出せる場所をもっと作りたい。喉の奥につかえているものを取り除き、自分らしさを取り戻してほしいと願っています。

世界は混沌としています。政治不安や戦争は続くことでしょうし、気候変動に伴う自然災害などもあちらこちらであるのでしょう。不安や心配なことは山のようにある中で、自分の内側に安らぎを感じられるように、日々自分と向き合って生きていきたい、そう思う元旦の朝です。

2025年のはじまりに

季節は進み、すっかり秋になりました。あんなに暑かった夏はどこに行ってしまったのでしょう。つい先日までは金木犀が咲き、とても強い独特な香りをあちらこちらで感じることができました。それもあっという間に終わってしまいました。これからもどんどん季節は進み、気がつくと冬になっているのでしょう。

夫が亡くなり、哀しみの底にいたとき、この先の未来には絶望しかありませんでした。これからどうやってこの長く虚しい時間を過ごしていったらいいのだろう、、、そう考えただけで今すぐに死んでしまいたい、そう思っていたことを思い出します。

夫が亡くなったのは７月のとても暑い時期で、それからの数ヶ月はやらなければならないことがたくさんありました。たとえ何もないときでも、いろいろ気掛かりなことで気持ちは不安ばかりでした。そして気がつけば秋になっていました。ちょうど今くらいの時期です。辛いながらも忙しくしているうちは気も紛れていましたたけれど、手続きがある程度落ち着くと、どっと寂しさが襲ってきました。その時の写真を見ても、自分の顔があまりにもやつれはてて、我ながら気の毒な表情をしています。以来、秋の入口というのはとても美しい季節ではあるけれど、寂しさの募る季節にもなりました。

一年を通して、どこに出かけたとか、何を食べたとか、さまざまなところで夫と過ごした出来事を思い出します。そして切なくなったり苦しくなったりするものです。これは記念日反応と言います。大切な人を亡くした多くの人がこれに苦しめられていることでしょう。外出や人との交流を避けている人もいることでしょう。楽しそうにしている風景、特にご夫婦で一緒にいる姿を目にするのは本当に辛いものです。かつては普通にできていたことができなくなってしまったのです。

やけ食いでもして気を紛らわせることができたらどんなにいいかととも思いますが、５０代半ばともなると、それもなかなか難しいものです。お酒でも飲んで憂さ晴らししたいとも思いますが、お酒も以前ほどは飲めなくなりました。歳を重ねるとは、できなくなることが増えていくことなのですね。やけ食いもやけ酒もできないなんて、、、健康にはいいかもしれませんけれど。

秋の季節は本当に美しいものです。今は毎日の犬の散歩がとても楽しみで仕方ありません。そう思えるようになったのも、時間が経ったからです。夫が亡くなって苦しかった時から時間が経ち、もう少し冷静に現実を見られるようになったのです。明日からは三連休、さて何をして過ごそうかな。

季節は進み、すっかり秋になりました。あんなに暑かった夏はどこに行ってしまったのでしょう。つい先日までは金木犀が咲き、とても強い独特な香りをあちらこちらで感じることができました。それもあっという間に終わってしまいました。これからもどんどん季節は進み、気がつくと冬になっているのでしょう。

夫が亡くなり、哀しみの底にいたとき、この先の未来には絶望しかありませんでした。これからどうやってこの長く虚しい時間を過ごしていったらいいのだろう、、、そう考えただけで今すぐに死んでしまいたい、そう思っていたことを思い出します。

夫が亡くなったのは７月のとても暑い時期で、それからの数ヶ月はやらなければならないことがたくさんありました。たとえ何もないときでも、いろいろ気掛かりなことで気持ちは不安ばかりでした。そして気がつけば秋になっていました。ちょうど今くらいの時期です。辛いながらも忙しくしているうちは気も紛れていましたたけれど、手続きがある程度落ち着くと、どっと寂しさが襲ってきました。その時の写真を見ても、自分の顔があまりにもやつれはてて、我ながら気の毒な表情をしています。以来、秋の入口というのはとても美しい季節ではあるけれど、寂しさの募る季節にもなりました。

一年を通して、どこに出かけたとか、何を食べたとか、さまざまなところで夫と過ごした出来事を思い出します。そして切なくなったり苦しくなったりするものです。これは記念日反応と言います。大切な人を亡くした多くの人がこれに苦しめられていることでしょう。外出や人との交流を避けている人もいることでしょう。楽しそうにしている風景、特にご夫婦で一緒にいる姿を目にするのは本当に辛いものです。かつては普通にできていたことができなくなってしまったのです。

やけ食いでもして気を紛らわせることができたらどんなにいいかととも思いますが、５０代半ばともなると、それもなかなか難しいものです。お酒でも飲んで憂さ晴らししたいとも思いますが、お酒も以前ほどは飲めなくなりました。歳を重ねるとは、できなくなることが増えていくことなのですね。やけ食いもやけ酒もできないなんて、、、健康にはいいかもしれませんけれど。

秋の季節は本当に美しいものです。今は毎日の犬の散歩がとても楽しみで仕方ありません。そう思えるようになったのも、時間が経ったからです。夫が亡くなって苦しかった時から時間が経ち、もう少し冷静に現実を見られるようになったのです。明日からは三連休、さて何をして過ごそうかな。

毎日30℃を超える猛暑の日が続いていますけれど、時折吹く風や太陽の日差しの中に、秋らしさが感じられるようになりました。お盆を過ぎると秋の気配が漂うのは、どんなに猛暑の夏になっても同じなのかもしれませんね。

先月は夫の祥月命日で、亡くなってから4年が経ちました。あっという間で、私も４つも年を重ねたのかと思うと驚いてしまいます。哀しんでばかりいた4年前とは暮らしぶりも私自身の気持ちもだいぶ変わりました。あの頃は、こんなに元気に過ごせる日が来るとは想像もできませんでしたけれど。

「死別の哀しみをわかちあう会」というのを毎月一度開催しております。みなさん、大切な人を亡くした喪失感、苦悩、寂しさ、後悔、様々な気持ちを抱えてご参加して下さいます。身近にこの辛さを受け止めてくれる人がいれば、このような会に参加することもないのでしょうけれど、そういう人もそういう場所も中々存在していないのが現状です。だからこそ、この場所に集ってくださるのでしょう。

亡くなって間もない方も、何年も経っている方も、突然亡くなった方も長く患って亡くなった方も、そしてここに集う方々の年齢も性別も職業も全部違います。ですから、その人それぞれの哀しみがあるのです。同じなのは、大切な人を亡くした事実だけです。

今の辛い気持ちを話し、聴き、涙しても、そこの湧き上がる感情も涙の意味するところも同じではありません。みんなそれぞれなのです。自分の哀しみは自分だけのものであるからこそ、わかってもらえないこともありますし、お相手のことをわからなくても仕方ないのです。でも、同じように辛い思いをしている人がいる、それこそが心の支えや癒しになります。

抱えているだけでは辛いだけの気持ちを、このような場で語ることで、少し癒されることもあります。
あなたがいつか、この場所に訪れることができる日が来ることを願っています。

毎日30℃を超える猛暑の日が続いていますけれど、時折吹く風や太陽の日差しの中に、秋らしさが感じられるようになりました。お盆を過ぎると秋の気配が漂うのは、どんなに猛暑の夏になっても同じなのかもしれませんね。

先月は夫の祥月命日で、亡くなってから4年が経ちました。あっという間で、私も４つも年を重ねたのかと思うと驚いてしまいます。哀しんでばかりいた4年前とは暮らしぶりも私自身の気持ちもだいぶ変わりました。あの頃は、こんなに元気に過ごせる日が来るとは想像もできませんでしたけれど。

「死別の哀しみをわかちあう会」というのを毎月一度開催しております。みなさん、大切な人を亡くした喪失感、苦悩、寂しさ、後悔、様々な気持ちを抱えてご参加して下さいます。身近にこの辛さを受け止めてくれる人がいれば、このような会に参加することもないのでしょうけれど、そういう人もそういう場所も中々存在していないのが現状です。だからこそ、この場所に集ってくださるのでしょう。

亡くなって間もない方も、何年も経っている方も、突然亡くなった方も長く患って亡くなった方も、そしてここに集う方々の年齢も性別も職業も全部違います。ですから、その人それぞれの哀しみがあるのです。同じなのは、大切な人を亡くした事実だけです。

今の辛い気持ちを話し、聴き、涙しても、そこの湧き上がる感情も涙の意味するところも同じではありません。みんなそれぞれなのです。自分の哀しみは自分だけのものであるからこそ、わかってもらえないこともありますし、お相手のことをわからなくても仕方ないのです。でも、同じように辛い思いをしている人がいる、それこそが心の支えや癒しになります。

抱えているだけでは辛いだけの気持ちを、このような場で語ることで、少し癒されることもあります。
あなたがいつか、この場所に訪れることができる日が来ることを願っています。

死別の哀しみは人それぞれ

近頃、改めて始めたことがあります。それは、片付けのInstagramです。

かつて私は片付けアドバイザーをしてました。子供の頃から片付けが得意だったので、会社員を辞めた時に次は何をしようかなと思っていたところ、知人のすすめもあり、整理収納アドバイザーという資格を取得することになりました。そして、始めたのが片付けアドバイザーとして仕事だったのです。

それをある時に辞めました。きっかけとなったのは夫が亡くなったからです。
元々、夫と一緒に楽しく心地よく暮らすために始めた仕事です。夫は家が心地よいと言ってくれていたので、その家をいつも整えていたいと思っていました。そうして整えている自分も楽しかったですし、実際にその場所で暮らしていて心地いいと感じていました。

夫が亡くなり、そういった一切の「暮らし」のようなものに興味がなくなりました。一緒に暮らすのは高齢の義理の父親です。元々仲のいい私たちというわけではないのに、この義理の父親と二人で、どう楽しく暮らすというのでしょうか。もう未来は絶望しかありませんでした。

そんな私がなぜまた片付けを始めようと思ったのか。それは、気持ちが変わったからです。
あまりにも当たり前ですね 笑

死別してしばらく経った頃、あんなに好きだった部屋が『ただの部屋』になっていることに気がつきました。
全然ワクワクもせず、くつろげもせず、本当にただの部屋。子供の頃の記憶をたどっても、ただの部屋にいたことなど一度もありません。常に自分のできる精一杯の好きな空間を作って過ごしてきました。それなのに、今はただの部屋で、ただただそこにいる時間を消費しているようなものなのです。これはまったく本来の私の姿ではない、そう思ったのです。

夫と結婚する前も私で、夫と結婚してからも私です。夫が亡くなりまた一人になってしまった私も私です。常に私は私と共に生きてきました。これからもずっと私と一緒です。どんなに環境が変わっても私は私であり続けているのです。ですから、私が本来の姿であり続けること、それが私が幸せであるために大事なことなのです。その本来とは、整った部屋で自分を癒しながら心地よく暮らす私です。

片付けとは、ただ暮らしを整えることではありません。「自分を知るためのツール」でもあります。

私という人間は何が好きで何が好きではないのか、大事だと思っていることはなんなのか、どんな時が幸せで、何が側にあれば安心なのか。。。

片付けとは、思考の整理と人生の選択なのです。そして、あなたがたとえ大切な人を亡くしても、あなた一人であっても幸せであり続けるためのアクションなのです。

ということに立ち返った私は、長らくお休みしていた片付けのInstagramを再開し、片付けサポートも一緒に始めることにしました。私の片付けは、「綺麗な収納」ではありません。ですから、いわゆるシンデレラフィット、などのようなキラキラした単語は見当たらないでしょう。大切なのは、物を所有することではなく、いかに自分にとって必要なものだけで暮らすのかです。必要なものとは、自分が癒され、安心できるものです。

死別して哀しみの中にいるあなたです。今は片付けなど考えられないかもしれませんね。私もずっとそうでした。でも、あなたがその場所から抜け出せるとしたら、必要な時間をかけることと、あなたの気持ちや空間を整理して、安心の中であなた自身を癒すことです。

新たな一歩を踏み出したい、そんな気持ちがふと湧いたら、私にお手伝いをさせてください。一緒にあなたの本来を取り戻していきましょう。

近頃、改めて始めたことがあります。それは、片付けのInstagramです。

かつて私は片付けアドバイザーをしてました。子供の頃から片付けが得意だったので、会社員を辞めた時に次は何をしようかなと思っていたところ、知人のすすめもあり、整理収納アドバイザーという資格を取得することになりました。そして、始めたのが片付けアドバイザーとして仕事だったのです。

それをある時に辞めました。きっかけとなったのは夫が亡くなったからです。
元々、夫と一緒に楽しく心地よく暮らすために始めた仕事です。夫は家が心地よいと言ってくれていたので、その家をいつも整えていたいと思っていました。そうして整えている自分も楽しかったですし、実際にその場所で暮らしていて心地いいと感じていました。

夫が亡くなり、そういった一切の「暮らし」のようなものに興味がなくなりました。一緒に暮らすのは高齢の義理の父親です。元々仲のいい私たちというわけではないのに、この義理の父親と二人で、どう楽しく暮らすというのでしょうか。もう未来は絶望しかありませんでした。

そんな私がなぜまた片付けを始めようと思ったのか。それは、気持ちが変わったからです。
あまりにも当たり前ですね 笑

死別してしばらく経った頃、あんなに好きだった部屋が『ただの部屋』になっていることに気がつきました。
全然ワクワクもせず、くつろげもせず、本当にただの部屋。子供の頃の記憶をたどっても、ただの部屋にいたことなど一度もありません。常に自分のできる精一杯の好きな空間を作って過ごしてきました。それなのに、今はただの部屋で、ただただそこにいる時間を消費しているようなものなのです。これはまったく本来の私の姿ではない、そう思ったのです。

夫と結婚する前も私で、夫と結婚してからも私です。夫が亡くなりまた一人になってしまった私も私です。常に私は私と共に生きてきました。これからもずっと私と一緒です。どんなに環境が変わっても私は私であり続けているのです。ですから、私が本来の姿であり続けること、それが私が幸せであるために大事なことなのです。その本来とは、整った部屋で自分を癒しながら心地よく暮らす私です。

片付けとは、ただ暮らしを整えることではありません。「自分を知るためのツール」でもあります。

私という人間は何が好きで何が好きではないのか、大事だと思っていることはなんなのか、どんな時が幸せで、何が側にあれば安心なのか。。。

片付けとは、思考の整理と人生の選択なのです。そして、あなたがたとえ大切な人を亡くしても、あなた一人であっても幸せであり続けるためのアクションなのです。

ということに立ち返った私は、長らくお休みしていた片付けのInstagramを再開し、片付けサポートも一緒に始めることにしました。私の片付けは、「綺麗な収納」ではありません。ですから、いわゆるシンデレラフィット、などのようなキラキラした単語は見当たらないでしょう。大切なのは、物を所有することではなく、いかに自分にとって必要なものだけで暮らすのかです。必要なものとは、自分が癒され、安心できるものです。

死別して哀しみの中にいるあなたです。今は片付けなど考えられないかもしれませんね。私もずっとそうでした。でも、あなたがその場所から抜け出せるとしたら、必要な時間をかけることと、あなたの気持ちや空間を整理して、安心の中であなた自身を癒すことです。

新たな一歩を踏み出したい、そんな気持ちがふと湧いたら、私にお手伝いをさせてください。一緒にあなたの本来を取り戻していきましょう。

近頃始めたこと

昨日の仙台は良いお天気に恵まれて、心地の良い日でした。

皆さんのお住まいの地域はいかがでしたか？

それにつけても、スギ花粉も絶好調に飛んでいるようで、毎日毎日これでもかと言うほどに苦しめられています。1日も早く終わってほしいと願いながらも、この美しい季節を満喫したい気持ちもあり、複雑な心境です。

さて、今日は体のメンテナンスに行ってきました。エステのような施術ですが、とても癒されました。
施術中は自分のいびきで目が覚めるほど、ぐっすりと眠ることができました。左半身が特に疲れているみたいで、緊張などがあったのでは？とのことでした。左に症状が出るのはそういうことのようですよ。

日頃から体感に意識を向けることはとても大事です。疲れているとか、どこかが痛いとか、苦しいと、違和感を感じるところを見逃さないことですね。心が元気でも、体は本当はとても疲れている、ということはよくあります。心は嘘をつくので、悪いことも良い方向に考えようとすれば無理やりできなくもありません。でも、体はそうはいきません。辛いものは辛いのです。体が辛いままでは、いい思考を生むこともでません。

体を大切にして生きたいですね。

今日もいい天気になりそうです。皆さんも良い1日をお過ごしくださいね。

And new youのブログへようこそ



昨日の仙台は良いお天気に恵まれて、心地の良い日でした。

皆さんのお住まいの地域はいかがでしたか？

それにつけても、スギ花粉も絶好調に飛んでいるようで、毎日毎日これでもかと言うほどに苦しめられています。1日も早く終わってほしいと願いながらも、この美しい季節を満喫したい気持ちもあり、複雑な心境です。



さて、今日は体のメンテナンスに行ってきました。エステのような施術ですが、とても癒されました。
施術中は自分のいびきで目が覚めるほど、ぐっすりと眠ることができました。左半身が特に疲れているみたいで、緊張などがあったのでは？とのことでした。左に症状が出るのはそういうことのようですよ。



日頃から体感に意識を向けることはとても大事です。疲れているとか、どこかが痛いとか、苦しいと、違和感を感じるところを見逃さないことですね。心が元気でも、体は本当はとても疲れている、ということはよくあります。心は嘘をつくので、悪いことも良い方向に考えようとすれば無理やりできなくもありません。でも、体はそうはいきません。辛いものは辛いのです。体が辛いままでは、いい思考を生むこともでません。



体を大切にして生きたいですね。



今日もいい天気になりそうです。皆さんも良い1日をお過ごしくださいね。



今するべきことは自分を癒すこと

気持ちの良い季節、春らしい毎日が続いていますね。

しみじみ幸せを感じる季節です。

私はこの時期で一年が止まってしまえばいいのに、といつも思います。

春は一年の始まりのような感じがしていて大好きです。

冬が苦手なので、この時期を毎年心待ちにしているのです。

長い冬が終わり、太陽の日差しが柔らかくなり、花が咲き始めたと思ったら

景色はすっかり春になります。美しく、心弾む季節の到来です。

こう感じるようになったのも、夫との死別から数年が経ってからです。

死別翌年の春は桜の花を直視できませんでした。

目に映るものに色がなかったように思います。

心動かされるものは何もなく、ただひたすらこの時期が過ぎていけばいい、

そう願っていたように思います。

大切な人と死別したあなたは、そんな心境かもしれませんね。

多くの人そうであるように、季節の移り変わりに心が躍ることなど二度と

やってこないのではないか、そう思ってしまいます。

でも、いずれ時が解決してくれるものです。

私は今、桜が美しいと心から思うから。夫に、桜綺麗だね、呼びかけているから。

時を待ちましょう。あなたには時が必要です。

大丈夫。あなたもやがて美しい桜を美しいと思える日がきっとやってきますよ。

And new youのブログへようこそ



気持ちの良い季節、春らしい毎日が続いていますね。

しみじみ幸せを感じる季節です。

私はこの時期で一年が止まってしまえばいいのに、といつも思います。

春は一年の始まりのような感じがしていて大好きです。

冬が苦手なので、この時期を毎年心待ちにしているのです。

長い冬が終わり、太陽の日差しが柔らかくなり、花が咲き始めたと思ったら

景色はすっかり春になります。美しく、心弾む季節の到来です。



こう感じるようになったのも、夫との死別から数年が経ってからです。

死別翌年の春は桜の花を直視できませんでした。

目に映るものに色がなかったように思います。

心動かされるものは何もなく、ただひたすらこの時期が過ぎていけばいい、

そう願っていたように思います。



大切な人と死別したあなたは、そんな心境かもしれませんね。

多くの人そうであるように、季節の移り変わりに心が躍ることなど二度と

やってこないのではないか、そう思ってしまいます。



でも、いずれ時が解決してくれるものです。

私は今、桜が美しいと心から思うから。夫に、桜綺麗だね、呼びかけているから。



時を待ちましょう。あなたには時が必要です。

大丈夫。あなたもやがて美しい桜を美しいと思える日がきっとやってきますよ。

仙台の桜もそろそろ終わりそうです

あなたは今、大切な人を亡くし、
深い哀しみの中にいらっしゃることでしょう。
ここは、さまざまな喪失を抱えた人たちが集う場所です。ご自分のペースで想いを語ることができます。
私たちは静かに耳を傾けます。あなたも、みなさんの声に耳を傾けてみてください。
あなたらしさを取り戻すには、時間と癒しが必要です。
決して急がないでください。

あなたにとってこの場所が、ほっとする場所でありますように。

𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠

グリーフカウンセラー / 岡田美香

最愛の夫と死別しました。
あまりにも突然のことで、未来は絶望しかありませんでした。
孤独な日々に、死にたい、、、そんな思いにばかり囚われていました。
でも、自分を癒しながら自分らしさと日常を取り戻していきました。

時間は有限です。明日命があるかどうかわかりません。
だからこそ、日々を自分らしく過ごしたいのです。
やがて夫に再会するその時には、笑顔でこれまでの人生を語りたいと思っています。

個別カウンセリングやわかちあいの会で、あなたの心が癒えるお手伝いをしています。


宮城県仙台市在住
愛犬1２歳との暮らし
 
𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠𓇠

Instagram
https://www.instagram.com/and_new_you/
HP
https://mssupport.amebaownd.com

宮城県仙台市を拠点に活動する、哀しみを癒すサロンand new youです。グリーフカウンセリングやわかちあいの会を通じて、死別で苦しむ人たちのお話をお聴きしています。多くの人が、誰にも打ち明けられない、理解してもらえない辛さ、苦しさ、寂しさを感じています。自分の胸の奥に秘めてままではいつか壊れてしまうのではないか、一生立ち直れずに辛いままで生きていかなければならないのか、などの想いを抱えながら過ごしています。あなたは決して一人ではありません。いつの日かあなたがあなたらしく生きられるよう、そっと寄り添っていけたらと思っています。


哀しみを癒すサロン and new you

ブログ

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