「よむ」講座
1 何を目指すのか。
私たちは、生きるうえでさまざまなものやことを読んでいます。
新聞を読み、教科書を読み、漫画を読み、もっと身近なところでは、家庭のなかで家族の顔色を読みますし、学校ではクラスメイトの会話の空気を読みますし、カードゲームの相手 の出方を読みます。
さらに、風の冷たさに季節の変化を読みますし、マネキンの衣装に流行を読みますし、ビルディングの建設に業界の盛衰を読みます。
「読む」ことが必要なのは、学校の勉強のなかだけではありません。社会のなかで、いや、生きること自体のなかで「読む」ことが必要とされています。
読む力は生きる力だと言ってもいいと思います。『「読む」講座』は、よりよく生きるために、読む力を身につけることを目的とします。
2 お願い
文字だけではなく、漫画、写真、映像、風景、世の中、自然などなんでも読んでいきますが、一応小学校3、4年生くらいの漢字が読めることが必要かと思います。
数ヶ月に一度くらいのペースで、ワークショップ的に施設の外に出て観察したり、体験したりすることも視野に入れているため、その都度交通費などの費用負担をお願いすることもあります。