2016年11月26日
小野大輔さんのファンの皆様こんにちは、シネマチュプキタバタ支配人の佐藤です。
今回『ソングオブザシー 海のうた』の音声ガイドナレーションを小野大輔さんが務めてくださっております。
ここまでには、長いエピソードがあるので、よければ最後までご覧いただけたら幸いです。
映画の音声ガイドとは、視覚に障害がある方でも映画を楽しめるよう情景や表情を説明するナレーションです。
という説明を聞くと、「目が見える私たちは遠慮した方がよいのでは・・・?」と考えた方がいらっしゃると思います。
きちんと障碍者の方にも対応出来るよう準備しておりますので、ご安心くださいませ。
そして何より、私は音声ガイドを視覚障碍の方だけのものにしたくないなと思っております。
何故なら今この文を読んでいるiPhoneやパソコンも技術者の方が使うものとされていたからです。
健常である私たちが楽しいと思うものが大きなムーブメントになり、障碍者の方にも届くと信じているのです。
シネマチュプキタバタは、有難いことに日本初のユニバーサル映画館として、オープン時に各メディアが取り上げてくださいました。
が、しかし・・・まっっっっったく!!!!!動員が伸びておりません!!!!!
バリアフリーの冠が大きく前に出てしまうと、一般の人が行っていい映画館なのか・・・?と思われてしまうようです。
そこでチュプキの音響設計をしてくださった音響監督・岩浪美和さんにご相談させていただきました。
岩浪さんが、小野大輔さんにご連絡してくださり今回の『ソングオブザシー』が実現する事が出来ました!!!!
アメリカでは音声ガイドの普及率は90パーセント以上ですが、日本では僅か数パーセントといった割合です。
これだけ白く、面積が大きなキャンバスであればなんだって描けます、素敵な世界に出来るとワクワクします。
私には夢があります、この映画館に音声ガイド目当てのお客様が沢山来てくださって満員になることです。
音声ガイド目当てのお客様がいらっしゃるんだと映画業界の方々に知ってもらいたいのです。
そうしたらもっと音声ガイドが広く楽しんでもらえるコンテンツとして広がると思っております。
今回小野大輔さんが、忙しい中お時間を割いて収録にご協力くださいました。
それはやはりこの趣旨や想いにとても賛同してくださったからだと思います。
このご恩を返したい!小野Dファンの皆さまと一緒に映画業界に一石を投じたい!!
勝手ながらそんな願望を胸に抱いております、皆様と一緒に叶えられたらこの上ない幸せです。
是非遠慮なさらずに、シネマチュプキタバタにご来場いただけけますようお願いいたします!!
さとうひろあき