(注：個人が特定されない形で内容を少し改変し、ご本人の許可を得たうえで掲載しています。実際のカウンセリングには守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。)


大学進学を機に留学をし、日本で暮らしているメロンパンさん。大学生活を頑張っていますが、通っているコースには留学生が少なく、他の学生からの視線が少しストレスになる日々を送っています。日本語でカウンセリングができるほど意思疎通には問題のないレベルの語学力（すごいです）ですが、関西弁で早口の会話にはついていけないこともあり、少し疎外感があります。メロンパンさんはもともと社交的な性格なのですが、気軽におしゃべりする相手が居ないせいで、本来の自分より内向的になった気分になることがあります。

そのもやもやとした気分には他にも理由があって、元々今通っているコースは、メロンパンさんが希望していたコースではないのです。メロンパンさんは昔から服を作ることが好きで、自分で手を動かせるクリエイティブなコースで勉強したいと思っていました。でも母に反対され、座学やリサーチが中心の今のコースに通うことになりました。行きたかったコースの学生たちは卒業制作に取り掛かっていますが、メロンパンさんのコースは制作ではなく論文。違う学科の学生たちがうらやましく、どうしても人と比べてしまう毎日です。

お話をお伺いしていくと、昔から保守的な母にやりたいことを反対されてきたことが多かったようでした。メロンパンさんは個性的な服装が好きですが、母は娘に「プリンセス」でいてほしい。そんな母に反発したい気持ちと、言うことを聞かないといけないという気持ちの間でいつも揺れ動いていました。大学のコース選びも、そのようにして決まってしまったのです。

今のメロンパンさんは、「やりたいこと」ははっきりしているが、「自分で決めること」には慣れていない状態のようでした。でもわかってきたことは、今後の進路は自分で決めていかないと後悔するかもしれないということです。就職に向けてのインターンは服を作れる職場にする、他のコースの学生たちに交じって制作活動をする、進路について大学の先生に相談するなどの案が出ました。「先生に相談するのは恥ずかしい…」という気持ちもありますが、「やりたいこと」を自分の中で確認することによって、意思を強くできたようです。

「自分が何をしたいのか、自分がどう思っているのかを聞くことがもっとわかるようになった気がします。考えた後にどのようにこの問題を改善することができるかを考えます」（モニターアンケートより）

ネガティブな環境にいると、自分のやりたいことを見失ってしまうこともあります。そして過去に家族に（おそらくは良かれと思って）かけられた言葉が、時間がたっても影響してしまうのは、どうしても避けられないことだと思います。

「井元さんはとても優しくてで、私の話をよく聞いてメモを取ってくれたり、自分が大切にされていることを感じたり、問題を解決しようとしてくれたりしています！」（モニターアンケートより）

自分ひとりでは見つけられなった糸口を、一緒に探し出すことができてよかったです。メロンパンさんらしい進路を見つけられるよう、応援しています！

(注：個人が特定されない形で内容を少し改変し、ご本人の許可を得たうえで掲載しています。実際のカウンセリングには守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。)


大学進学を機に留学をし、日本で暮らしているメロンパンさん。大学生活を頑張っていますが、通っているコースには留学生が少なく、他の学生からの視線が少しストレスになる日々を送っています。日本語でカウンセリングができるほど意思疎通には問題のないレベルの語学力（すごいです）ですが、関西弁で早口の会話にはついていけないこともあり、少し疎外感があります。メロンパンさんはもともと社交的な性格なのですが、気軽におしゃべりする相手が居ないせいで、本来の自分より内向的になった気分になることがあります。

そのもやもやとした気分には他にも理由があって、元々今通っているコースは、メロンパンさんが希望していたコースではないのです。メロンパンさんは昔から服を作ることが好きで、自分で手を動かせるクリエイティブなコースで勉強したいと思っていました。でも母に反対され、座学やリサーチが中心の今のコースに通うことになりました。行きたかったコースの学生たちは卒業制作に取り掛かっていますが、メロンパンさんのコースは制作ではなく論文。違う学科の学生たちがうらやましく、どうしても人と比べてしまう毎日です。

お話をお伺いしていくと、昔から保守的な母にやりたいことを反対されてきたことが多かったようでした。メロンパンさんは個性的な服装が好きですが、母は娘に「プリンセス」でいてほしい。そんな母に反発したい気持ちと、言うことを聞かないといけないという気持ちの間でいつも揺れ動いていました。大学のコース選びも、そのようにして決まってしまったのです。

今のメロンパンさんは、「やりたいこと」ははっきりしているが、「自分で決めること」には慣れていない状態のようでした。でもわかってきたことは、今後の進路は自分で決めていかないと後悔するかもしれないということです。就職に向けてのインターンは服を作れる職場にする、他のコースの学生たちに交じって制作活動をする、進路について大学の先生に相談するなどの案が出ました。「先生に相談するのは恥ずかしい…」という気持ちもありますが、「やりたいこと」を自分の中で確認することによって、意思を強くできたようです。

「自分が何をしたいのか、自分がどう思っているのかを聞くことがもっとわかるようになった気がします。考えた後にどのようにこの問題を改善することができるかを考えます」（モニターアンケートより）

ネガティブな環境にいると、自分のやりたいことを見失ってしまうこともあります。そして過去に家族に（おそらくは良かれと思って）かけられた言葉が、時間がたっても影響してしまうのは、どうしても避けられないことだと思います。

「井元さんはとても優しくてで、私の話をよく聞いてメモを取ってくれたり、自分が大切にされていることを感じたり、問題を解決しようとしてくれたりしています！」（モニターアンケートより）

自分ひとりでは見つけられなった糸口を、一緒に探し出すことができてよかったです。メロンパンさんらしい進路を見つけられるよう、応援しています！

お客様の声④（留学生として進路に迷うメロンパンさんのケース）


大学を卒業し、社会人３年目のうさぎさん。仕事の楽しさもわかってきて、週末は趣味のダンスのためにいろいろなところへ出かけ、公私ともに充実しています。

もともと地元にこだわらず、大学や仕事で住む場所を変えたり、「自分で決める」ことをしてきたし、家族もそれを応援してくれる環境だったようです（すばらしいですね）。

それが最近になって、周りの友人たちが相次いで結婚、出産、家の購入…など、今までなかったフェーズに入り始めました。両親や祖母などから「いつ結婚するの？」と言われることも増え、「こんなに思うままに生きていていいのかな？」と考え始めるようになったそうです。

とはいえ人生でやりたいことがいっぱい、好奇心もいっぱいのうさぎさん。今の仕事で経験を積んだら、フリーで挑戦する働き方にも興味があるし、京都に住んでみたいという気持ちや、20代のうちにワーキングホリデーにも行ってみたい気持ちもある。そしていつかは結婚して子どもを産みたい。でも今結婚や出産をする友人たちを見ていると、何かひとつに決めないといけない気がしてきて息苦しい。

その息苦しさやもやもやは、本当にうさぎさん本人のせいなのでしょうか。

子どもをもつという選択肢にはある程度年齢的なタイムリミットがあり、出産をするといろいろな面で制限される。これは言うまでもなく女性ならではの事実です。うさぎさんのようにやりたいことの多い女性ほど、社会で理想とされる女性の生き方との違いを感じ、不安になっていきます。

そういう不安には「思うままに生きることに罪悪感を抱くことはないですよ」と声をかけさせていただきたいです。自分のペースで、優先順位を考えていくことが大事です。優先順位をつけることはとても難しいですが、カウンセラーなどの第三者と話すことで明確になります。

「漠然とした不安感があったが、この不安は「社会から思わされていること」だと言ってもらえて、気が楽になった。私自身やりたいことがたくさんあり、どれも若いうちに経験しておかなければと思っていたが、優先順位をつけることで全て実現できると思えるようになり、社会の考え方や周りの意見に流されず、今自分が取り組みたいことが明確になった。」（モニターアンケートより）

「相談したあとに必ず、話した内容の意図を確認してくださるので、共通理解を図りながら安心して自分の悩みを打ち明けられる環境です。悩みにあわせた選書も、『自分と同じ悩みをもつ仲間がいる』という安心感と、『もしかしたら悩みも解決するかも』という期待感で向き合えるので、処方箋のような選書です。」（モニターアンケートより）

「落ち着いた空気感を作ってくださり、悩みに対してしっかり自分のなかで考える時間をもらえながら相談できたのが良かったです。こちらの言葉を待っていただけたことで、自分自身の気持ちと素直に向き合えました。」（モニターアンケートより）

このようなうれしいご感想をいただきました。次々と夢や希望を語ってくださるうさぎさんはとても素敵で、ぜひ人生でやりたいことをたくさん実現していただきたいと思います。

（＊選書をご希望の場合は「選書カウンセリング」からお申し込みください）

(注：個人が特定されない形で内容を少し改変し、ご本人の許可を得たうえで掲載しています。実際のカウンセリングには守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。)


大学を卒業し、社会人３年目のうさぎさん。仕事の楽しさもわかってきて、週末は趣味のダンスのためにいろいろなところへ出かけ、公私ともに充実しています。

もともと地元にこだわらず、大学や仕事で住む場所を変えたり、「自分で決める」ことをしてきたし、家族もそれを応援してくれる環境だったようです（すばらしいですね）。

それが最近になって、周りの友人たちが相次いで結婚、出産、家の購入…など、今までなかったフェーズに入り始めました。両親や祖母などから「いつ結婚するの？」と言われることも増え、「こんなに思うままに生きていていいのかな？」と考え始めるようになったそうです。

とはいえ人生でやりたいことがいっぱい、好奇心もいっぱいのうさぎさん。今の仕事で経験を積んだら、フリーで挑戦する働き方にも興味があるし、京都に住んでみたいという気持ちや、20代のうちにワーキングホリデーにも行ってみたい気持ちもある。そしていつかは結婚して子どもを産みたい。でも今結婚や出産をする友人たちを見ていると、何かひとつに決めないといけない気がしてきて息苦しい。

その息苦しさやもやもやは、本当にうさぎさん本人のせいなのでしょうか。

子どもをもつという選択肢にはある程度年齢的なタイムリミットがあり、出産をするといろいろな面で制限される。これは言うまでもなく女性ならではの事実です。うさぎさんのようにやりたいことの多い女性ほど、社会で理想とされる女性の生き方との違いを感じ、不安になっていきます。

そういう不安には「思うままに生きることに罪悪感を抱くことはないですよ」と声をかけさせていただきたいです。自分のペースで、優先順位を考えていくことが大事です。優先順位をつけることはとても難しいですが、カウンセラーなどの第三者と話すことで明確になります。



「漠然とした不安感があったが、この不安は「社会から思わされていること」だと言ってもらえて、気が楽になった。私自身やりたいことがたくさんあり、どれも若いうちに経験しておかなければと思っていたが、優先順位をつけることで全て実現できると思えるようになり、社会の考え方や周りの意見に流されず、今自分が取り組みたいことが明確になった。」（モニターアンケートより）

「相談したあとに必ず、話した内容の意図を確認してくださるので、共通理解を図りながら安心して自分の悩みを打ち明けられる環境です。悩みにあわせた選書も、『自分と同じ悩みをもつ仲間がいる』という安心感と、『もしかしたら悩みも解決するかも』という期待感で向き合えるので、処方箋のような選書です。」（モニターアンケートより）

「落ち着いた空気感を作ってくださり、悩みに対してしっかり自分のなかで考える時間をもらえながら相談できたのが良かったです。こちらの言葉を待っていただけたことで、自分自身の気持ちと素直に向き合えました。」（モニターアンケートより）



このようなうれしいご感想をいただきました。次々と夢や希望を語ってくださるうさぎさんはとても素敵で、ぜひ人生でやりたいことをたくさん実現していただきたいと思います。



（＊選書をご希望の場合は「選書カウンセリング」からお申し込みください）

お客様の声③（結婚や出産のタイムリミットに悩むうさぎさんのケース）

「性的指向についてご相談したい」とお申込みくださったさくらさん。

以前付き合っていた恋人との性交渉で、「最後まですることに抵抗」を感じ、相手を傷つけてしまったことを思い出してしまうようです。

「いくら避妊をしていても子どもができてしまうかもしれない」

「最後までしたら、飽きられてしまうのではないか」

そんなことが頭をめぐり、性交渉に積極的になれない。これは自分のセクシャリティの問題なのか？と考えてしまいます。

お話を伺っていくと、もうひとつ心の中にあるのは、暴力的だった父と、その被害を受けていた母の関係。

小さな頃の記憶に、母を殴る、蹴るしていた父を見て、自分が出ていかないと、と思って母を守ろうとしていた自分がいるのだそうです。

これは、明らかな子どもに対する心理的虐待（目の前で暴力をふるう）です。

井元からそのように伝えさせてもらうと「そうなんですか…！」と少し呆然とした様子のさくらさん。「虐待というと、もっと大変な人がいると思っていました」とおっしゃっていました。

自らが暴力を振るわれていなくても、暴力を目の当たりにすることは、子どもの心に深い傷を残し、大人になってからもその影響に苦しむことが多くあります。

さくらさんの今のお悩みの原因がそれである、という断言はできません。しかし、のちに暴力で傷ついた母から「生まなければよかった」「死んじゃえばいいのに」などの辛い言葉をかけられてしまった経験をしたというお話から、さくらさんの中で家族や子どもに対するネガティブなイメージが育ってしまい、それが性交渉への抵抗につながっている可能性は否めないと思いました。

「今まで誰にも話したことのなかった自分が感じていた不安や戸惑いの部分について、カウンセリングの中で受け止めてもらえたこと、そして一緒に考えてくださったことが、まず自分の中での安堵や安心につながりました。なんとなく認められていなかった自分の不安の要因そのものや、その気持ちとどう向き合っていけばいいのか、これからのおまもりになるような言葉や考え方のヒントをいただきました。」（モニターアンケートより）

「『フェミニストの立場』『ジェンダーマイノリティの方々』とはっきり書いているカウンセリングは多くないと思います。これまでのシスターフッド書店Kaninさんの積み重ねてきた投稿からも、カウンセラーさんの人となりや大切にしていることが伝わってくるので、投稿を見て「好きだなあ」「この考え心地よいかも」と思えたり、ジェンダーマイノリティに関することで悩んでいたりしたら、北白川相談室をおすすめします。 音声のみでの相談もでき、すらすらと話せないことでもゆっくり待ってもらえること、安心して話せる場があること、おまもりになるような言葉や考え方のヒントをいただけることは、今やこれからの自分を考える上でとっても心強いと思います。」（モニターアンケートより）

このような、大変ありがたいご感想をいただきました。

ひとりではなかなか振り返れない過去や悩みも、安心できる環境で第三者であるカウンセラーと話すことで、見つめなおすことができます。

セクシャリティについて急いで特定する必要はないが、いずれは自分のパートナーを見つけて共に人生を生きていきたいと思っているさくらさん。自分の不安の根っこを認めることで、その第一歩を踏み出すきっかけとなったのではと思います。

さくらさんには、選書もさせていただきました。

「まず話しにくい内容を安心して話せたことそのものや、自分が考えていたもやもやや、その中から生まれた質問にもやわらかくもまっすぐ言葉を紡いでくださったことは、私にとって大事な時間になりました。選書サービスをお願いするのははじめてなのですが、カウンセリングと一緒にお願いでき、カウンセリング後に本を通じてまた自分で少しずつ考えるきっかけを作れるのは、北白川相談室の大きな魅力や強みだと思います。」（モニターアンケートより）

お届けした本がさらに、さくらさんらしい人生のための材料となってくれたらうれしいです。

（※選書をご希望の場合は、「選書カウンセリング」からお申し込みください）

(注：個人が特定されない形で内容を少し改変し、ご本人の許可を得たうえで掲載しています。実際のカウンセリングには守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。)



「性的指向についてご相談したい」とお申込みくださったさくらさん。

以前付き合っていた恋人との性交渉で、「最後まですることに抵抗」を感じ、相手を傷つけてしまったことを思い出してしまうようです。

「いくら避妊をしていても子どもができてしまうかもしれない」

「最後までしたら、飽きられてしまうのではないか」

そんなことが頭をめぐり、性交渉に積極的になれない。これは自分のセクシャリティの問題なのか？と考えてしまいます。

お話を伺っていくと、もうひとつ心の中にあるのは、暴力的だった父と、その被害を受けていた母の関係。

小さな頃の記憶に、母を殴る、蹴るしていた父を見て、自分が出ていかないと、と思って母を守ろうとしていた自分がいるのだそうです。

これは、明らかな子どもに対する心理的虐待（目の前で暴力をふるう）です。

井元からそのように伝えさせてもらうと「そうなんですか…！」と少し呆然とした様子のさくらさん。「虐待というと、もっと大変な人がいると思っていました」とおっしゃっていました。

自らが暴力を振るわれていなくても、暴力を目の当たりにすることは、子どもの心に深い傷を残し、大人になってからもその影響に苦しむことが多くあります。

さくらさんの今のお悩みの原因がそれである、という断言はできません。しかし、のちに暴力で傷ついた母から「生まなければよかった」「死んじゃえばいいのに」などの辛い言葉をかけられてしまった経験をしたというお話から、さくらさんの中で家族や子どもに対するネガティブなイメージが育ってしまい、それが性交渉への抵抗につながっている可能性は否めないと思いました。



「今まで誰にも話したことのなかった自分が感じていた不安や戸惑いの部分について、カウンセリングの中で受け止めてもらえたこと、そして一緒に考えてくださったことが、まず自分の中での安堵や安心につながりました。なんとなく認められていなかった自分の不安の要因そのものや、その気持ちとどう向き合っていけばいいのか、これからのおまもりになるような言葉や考え方のヒントをいただきました。」（モニターアンケートより）

「『フェミニストの立場』『ジェンダーマイノリティの方々』とはっきり書いているカウンセリングは多くないと思います。これまでのシスターフッド書店Kaninさんの積み重ねてきた投稿からも、カウンセラーさんの人となりや大切にしていることが伝わってくるので、投稿を見て「好きだなあ」「この考え心地よいかも」と思えたり、ジェンダーマイノリティに関することで悩んでいたりしたら、北白川相談室をおすすめします。 音声のみでの相談もでき、すらすらと話せないことでもゆっくり待ってもらえること、安心して話せる場があること、おまもりになるような言葉や考え方のヒントをいただけることは、今やこれからの自分を考える上でとっても心強いと思います。」（モニターアンケートより）

このような、大変ありがたいご感想をいただきました。

ひとりではなかなか振り返れない過去や悩みも、安心できる環境で第三者であるカウンセラーと話すことで、見つめなおすことができます。

セクシャリティについて急いで特定する必要はないが、いずれは自分のパートナーを見つけて共に人生を生きていきたいと思っているさくらさん。自分の不安の根っこを認めることで、その第一歩を踏み出すきっかけとなったのではと思います。

さくらさんには、選書もさせていただきました。

「まず話しにくい内容を安心して話せたことそのものや、自分が考えていたもやもやや、その中から生まれた質問にもやわらかくもまっすぐ言葉を紡いでくださったことは、私にとって大事な時間になりました。選書サービスをお願いするのははじめてなのですが、カウンセリングと一緒にお願いでき、カウンセリング後に本を通じてまた自分で少しずつ考えるきっかけを作れるのは、北白川相談室の大きな魅力や強みだと思います。」（モニターアンケートより）

お届けした本がさらに、さくらさんらしい人生のための材料となってくれたらうれしいです。



（※選書をご希望の場合は、「選書カウンセリング」からお申し込みください）

お客様の声②（性的指向に悩むさくらさんのケース）

男性との関係を築くことにむずかしさを感じ、長年思い悩んできたというゆりさんは、カウンセラーの井元と同世代の女性。

「異性と恋愛して当たり前」「恋愛が最高の価値」という恋愛至上主義一辺倒の90年代に青春を過ごしてきた世代です。

今よりももっと「恋愛への圧」が強かった時代に、「男性を深く好きになれない」という悩みを抱えるということの困難さは、想像に余りあります。

ゆりさんはそんなご自分の心理的問題の根っこを、生まれ育った家族環境に見出していました。

地方の名家の長男として生まれ、自分の思い通りにならないと周囲にきつく当たったり、神経質で食器の置き方などにもこだわる独特な父親。

仕事であまり家にいない父親の代わりにワンオペで育児や家事をこなし、ストレスをため込んだ挙句何度も体をこわし、その一方で娘に不満を訴え続ける母親。

そんな両親の間にコミュニケーションはほぼ存在せず、ゆりさんやご兄弟はそれに常に振り回されていました。

それでも、近くに住む親戚には助けられ、学校生活は友人にも恵まれ楽しかったというゆりさん。

学校を卒業すると氷河期の影響もあり、非正規公務員に。バレンタインデー(この風習があることもきついですが)のお返しが「赤いスケスケのショーツ」というど真ん中のセクハラ。しかもそれが慣習化されていたという職場にドン引きしたそうです(して当然です)。

それから「おじさん」のいない職場に転職したりしましたが、「いい人」と思えた人が二人になると急に豹変して説教してきたり、あるいは一方的な好意を示した挙句性加害をしてきたりといったことが起こってしまいます。

さらなる転職を余儀なくされるゆりさん。その頃は「自分が加害男性に目を付けられやすいのではないか」「自分にどこか欠けているところがあるのではないか」と常に思い込まされていたといいます。

もちろんゆりさんのせいではなく加害男性のせいなのですが、そこには幼少期のご両親との関係から心理的安全性が得られなかったことも関係しているのかもしれません。（どちらにしてもゆりさんのせいではありません）

そんな状況でも恋愛や結婚への社会的圧は常にありました。でもゆりさん自身は結婚や子どもを産むことに対してまったくピンときていなかったそうです。よくある「恋バナ」もかわすことしかできず、親しい友達にも本当のことが話せないつらさ…。

そんな自分に悩み、セミナーや出会いの場に足繫く通ったり、本に頼ったり…それではダメだと思い、結婚相談所にも登録したとのこと。そうやって試行錯誤していることを母親に話した時「結婚相談所なんて情けない」と言われ、その時の傷は今でも残っているといいます。

ゆりさんは30代半ば、実家を出ました。彼女の素晴らしいところは、ネガティブな思い込みを「そうじゃない」「あなたのせいじゃない」と言ってくれる友達と、拠り所になる音楽や映画といった趣味の世界の存在があったことです。

今でも時折「人に気を許している自分が許せない」といった感情をもつことがあるそうですが、幼少期の家庭環境、ジェンダー役割やロマンチックラブイデオロギーといった社会的な圧、男性からの加害という困難を乗り越えて、自分自身の人生を見出しているとお見受けしました。

“なかなか人に話せないことを曝け出すことができて、とてもスッキリしたのと同時に、まだまだ自分の中に消化しきれていないものがあることに気づけました。”（モニターアンケートより）

“初めてお会いするのにも関わらず、お話ししやすい雰囲気で、ついつい話しし過ぎてしまいました。私の中の未消化の感情をたくさん引き出してくださってありがとうございました。また機会があればお願いしたいと思います！”（モニターアンケートより）

成育歴や社会的圧、被害体験などは、しんどい時に蘇ってくるものではありますので、適宜メンテナンスの為に、カウンセリングをご利用いただけたらと思います。

(注：個人が特定されない形で内容を少し改変し、ご本人の許可を得たうえで掲載しています。実際のカウンセリングには守秘義務があり、相談内容が外部に漏れることはありません。)



男性との関係を築くことにむずかしさを感じ、長年思い悩んできたというゆりさんは、カウンセラーの井元と同世代の女性。

「異性と恋愛して当たり前」「恋愛が最高の価値」という恋愛至上主義一辺倒の90年代に青春を過ごしてきた世代です。

今よりももっと「恋愛への圧」が強かった時代に、「男性を深く好きになれない」という悩みを抱えるということの困難さは、想像に余りあります。

ゆりさんはそんなご自分の心理的問題の根っこを、生まれ育った家族環境に見出していました。

地方の名家の長男として生まれ、自分の思い通りにならないと周囲にきつく当たったり、神経質で食器の置き方などにもこだわる独特な父親。

仕事であまり家にいない父親の代わりにワンオペで育児や家事をこなし、ストレスをため込んだ挙句何度も体をこわし、その一方で娘に不満を訴え続ける母親。

そんな両親の間にコミュニケーションはほぼ存在せず、ゆりさんやご兄弟はそれに常に振り回されていました。

それでも、近くに住む親戚には助けられ、学校生活は友人にも恵まれ楽しかったというゆりさん。

学校を卒業すると氷河期の影響もあり、非正規公務員に。バレンタインデー(この風習があることもきついですが)のお返しが「赤いスケスケのショーツ」というど真ん中のセクハラ。しかもそれが慣習化されていたという職場にドン引きしたそうです(して当然です)。

それから「おじさん」のいない職場に転職したりしましたが、「いい人」と思えた人が二人になると急に豹変して説教してきたり、あるいは一方的な好意を示した挙句性加害をしてきたりといったことが起こってしまいます。

さらなる転職を余儀なくされるゆりさん。その頃は「自分が加害男性に目を付けられやすいのではないか」「自分にどこか欠けているところがあるのではないか」と常に思い込まされていたといいます。

もちろんゆりさんのせいではなく加害男性のせいなのですが、そこには幼少期のご両親との関係から心理的安全性が得られなかったことも関係しているのかもしれません。（どちらにしてもゆりさんのせいではありません）

そんな状況でも恋愛や結婚への社会的圧は常にありました。でもゆりさん自身は結婚や子どもを産むことに対してまったくピンときていなかったそうです。よくある「恋バナ」もかわすことしかできず、親しい友達にも本当のことが話せないつらさ…。

そんな自分に悩み、セミナーや出会いの場に足繫く通ったり、本に頼ったり…それではダメだと思い、結婚相談所にも登録したとのこと。そうやって試行錯誤していることを母親に話した時「結婚相談所なんて情けない」と言われ、その時の傷は今でも残っているといいます。

ゆりさんは30代半ば、実家を出ました。彼女の素晴らしいところは、ネガティブな思い込みを「そうじゃない」「あなたのせいじゃない」と言ってくれる友達と、拠り所になる音楽や映画といった趣味の世界の存在があったことです。

今でも時折「人に気を許している自分が許せない」といった感情をもつことがあるそうですが、幼少期の家庭環境、ジェンダー役割やロマンチックラブイデオロギーといった社会的な圧、男性からの加害という困難を乗り越えて、自分自身の人生を見出しているとお見受けしました。

“なかなか人に話せないことを曝け出すことができて、とてもスッキリしたのと同時に、まだまだ自分の中に消化しきれていないものがあることに気づけました。”（モニターアンケートより）

“初めてお会いするのにも関わらず、お話ししやすい雰囲気で、ついつい話しし過ぎてしまいました。私の中の未消化の感情をたくさん引き出してくださってありがとうございました。また機会があればお願いしたいと思います！”（モニターアンケートより）

とのお声をいただきました。

成育歴や社会的圧、被害体験などは、しんどい時に蘇ってくるものではありますので、適宜メンテナンスの為に、カウンセリングをご利用いただけたらと思います。

お客様の声①（男性を深く好きになれないゆりさんのケース）

女子のためのブックカフェ「シスターフッド書店kanin」の店主のひとり(店主©)として、日々お店に立ったり、お客さんとお話したりしていますが、カウンセラーとしてどんな人？経歴は？というわけで、少し自己開示（苦手なほうですが…😂）をさせていただきます。長いですがもしよかったらお読みください。

名前、井元あや。大分県大分市出身。神戸市外国語大学国際関係学科卒業。

氷河期世代ど真ん中につき、就職に大苦戦。大分に戻りタウン情報誌で編集やライターをしたり、公的団体で事務をしたりしたが、そこでセクハラに遭ったり、地方都市ならではの閉塞感に悩まされ、28歳でイタリア・フィレンツェに留学。中央市場のワインショップでアルバイトをしながら、フィレンツェ大学外国人コース修了。シチリアを旅行中に元夫に出会い、結婚。

2005年に元夫、猫とともに京都に移り住む。某老舗企業で営業事務として働きながら、夫のイタリアンレストラン開業にも奔走する。その頃から夫のアスペルガー的気質に悩み、共に生きるための知恵として心理学を独学で学び始める。レストランが忙しくなり自分の仕事を辞め、手伝うようになるが、間もなく自分自身が抑うつ状態に陥り、日常生活に支障をきたすようになり、別居、離婚。家、仕事、お金すべてゼロの状態になる。

派遣で働きながら心理学を本格的に勉強し始め、CDA（キャリアディベロプメントアドバイザー）資格（のちに国家資格キャリアコンサルタント）を取得。

非正規として経済的にギリギリの生活を続けていたが、2013年から親戚のご縁で認可保育園に事務員として働き始める。それまで知らなかった子どもという存在のすばらしさを知り、保育という仕事への興味から保育士免許を取得し、児童発達心理を学ぶ。

主任、副主任として保護者対応や虐待児童、発達に特性のある児童への対応をするようになる。園の担当者として児童相談所や自治体担当者と連携。要保護世帯が抱える問題を目の当たりにする。

2019年に公認心理師資格を取得。

それまでの自分の経験や、女性や子どもが生きづらい社会状況から、フェミニズムに答えを見出すようになり、2023年8月に小学校からの幼なじみとともに、フェミニズム・ジェンダーに関する選書を中心としたブックカフェ「シスターフッド書店kanin」を開店。読書会などを通して、女性やマイノリティにまつわる様々な課題を語り合う場をつくっている。

2024年3月、11年間働いた保育園を退職し、6月、支援の実践の場として「北白川相談室」を開設。同年11月からは、市内の総合病院の精神科にて心理職としても勤務している。

日本フェミニストカウンセリング学会 正会員。フェミニストカウンセリングの可能性を拡げ、安心できるカウンセリングの機会をより多く提供したいと願っている。

趣味は、昼飲みできる店を探すこと、ライブ(邦ロック)。BTSのアミ。

女子のためのブックカフェ「シスターフッド書店kanin」の店主のひとり(店主©)として、日々お店に立ったり、お客さんとお話したりしていますが、カウンセラーとしてどんな人？経歴は？というわけで、少し自己開示（苦手なほうですが…😂）をさせていただきます。長いですがもしよかったらお読みください。



名前、井元あや。大分県大分市出身。神戸市外国語大学国際関係学科卒業。

氷河期世代ど真ん中につき、就職に大苦戦。大分に戻りタウン情報誌で編集やライターをしたり、公的団体で事務をしたりしたが、そこでセクハラに遭ったり、地方都市ならではの閉塞感に悩まされ、28歳でイタリア・フィレンツェに留学。中央市場のワインショップでアルバイトをしながら、フィレンツェ大学外国人コース修了。シチリアを旅行中に元夫に出会い、結婚。

2005年に元夫、猫とともに京都に移り住む。某老舗企業で営業事務として働きながら、夫のイタリアンレストラン開業にも奔走する。その頃から夫のアスペルガー的気質に悩み、共に生きるための知恵として心理学を独学で学び始める。レストランが忙しくなり自分の仕事を辞め、手伝うようになるが、間もなく自分自身が抑うつ状態に陥り、日常生活に支障をきたすようになり、別居、離婚。家、仕事、お金すべてゼロの状態になる。

派遣で働きながら心理学を本格的に勉強し始め、CDA（キャリアディベロプメントアドバイザー）資格（のちに国家資格キャリアコンサルタント）を取得。

非正規として経済的にギリギリの生活を続けていたが、2013年から親戚のご縁で認可保育園に事務員として働き始める。それまで知らなかった子どもという存在のすばらしさを知り、保育という仕事への興味から保育士免許を取得し、児童発達心理を学ぶ。

主任、副主任として保護者対応や虐待児童、発達に特性のある児童への対応をするようになる。園の担当者として児童相談所や自治体担当者と連携。要保護世帯が抱える問題を目の当たりにする。

2019年に公認心理師資格を取得。

それまでの自分の経験や、女性や子どもが生きづらい社会状況から、フェミニズムに答えを見出すようになり、2023年8月に小学校からの幼なじみとともに、フェミニズム・ジェンダーに関する選書を中心としたブックカフェ「シスターフッド書店kanin」を開店。読書会などを通して、女性やマイノリティにまつわる様々な課題を語り合う場をつくっている。

2024年3月、11年間働いた保育園を退職し、6月、支援の実践の場として「北白川相談室」を開設。同年11月からは、市内の総合病院の精神科にて心理職としても勤務している。

日本フェミニストカウンセリング学会 正会員。フェミニストカウンセリングの可能性を拡げ、安心できるカウンセリングの機会をより多く提供したいと願っている。

趣味は、昼飲みできる店を探すこと、ライブ(邦ロック)。BTSのアミ。

自己紹介

「北白川相談室」はじめます。



女性として生まれてきて、男女平等と言われる社会で、

一生懸命がんばってるのに何かうまくいかない、

自分のためにやっていることが「ワガママ」と言われる、

そんな経験をたくさんしてきた自分が、心理学、そしてフェミニズムに出会って、

シスターフッド書店kaninを始め、訪れてくれる人とお話する中で、

できることがあるかもしれないと思いました。



「北白川相談室」は、フェミニストで公認心理師の私、井元あやが、

あなたのお話やお悩みをお伺いするカウンセリングサービスです。



対面／オンラインどちらでもOKです。

対面カウンセリングは京都市左京区の「シスターフッド書店kanin」にて。

オンラインはzoomにて行います。



ご希望の方にはお伺いしたお悩みに合わせた

フェミニズム・ジェンダー本を選書するサービスもあります(書籍代は別途)。

どうぞお気軽にお問い合わせください◎


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***女性のためのブックカフェを営むカウンセラー（公認心理師）が、
フェミニストの立場で、
生き方に迷う女性やセクシュアルマイノリティの方々のお話やお悩みをお伺いします***
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お悩みの背景には、本人の力ではどうしようもないことが多いです。
生まれ持った特性、育った環境、社会的・経済的立場、周囲の人との関係…
その中で、「自分が悪い」と自分を責めて悩んでいる方、特に女性には多いのではないでしょうか。

「苦しいのは、あなたが悪いのではない」
というフェミニストカウンセリングの立場からお話をお伺いします。
フェミニストカウンセリングは、個々の問題を安易に病気と見ず、
「あなたはどうしたいのか」
という相談者ご自身の答えに近づけていきます。

問いを自分の内面に向けることを促し、意識の変革、エンパワメントにつなげることが目標です。

自分を大事にできない、自己主張ができない、という方も、ぜひご相談ください。
丁寧に自分と向き合い、
「自分の言葉で語ること」
をサポートしていきます。

＊恋愛、結婚生活、仕事、子育て…がんばっているのになぜかうまくいかない
＊「女性であること」にまつわる悩みが多い
＊自分を大事にできない
＊将来についてばくぜんとした不安がある
＊セクシャリティの悩みをまわりに相談できない
＊もやもやとした感情を整理したい
etc...

なんでもお気軽にご相談ください。

対面／オンラインどちらでもOKです。
対面カウンセリングは京都市左京区の「シスターフッド書店kanin」にて。
オンラインカウンセリングはZoomにて行います。

＊北白川相談室は、「シスヘテロ男性以外」の、すべてのジェンダーアイデンティティをもつ方のご相談をお受けします。

京都市左京区でカウンセリングを提供する北白川相談室です。落ち着いた雰囲気のブックカフェ、またはオンラインで気軽にご相談いただけます。自身の性格、恋愛、結婚、パートナー、子ども、家族、セクシャリティの悩み等。女性のためのブックカフェを経営する心理師が、フェミニストの立場で、生き方に迷う女性やセクシャルマイノリティの方々のお話やお悩みをお伺いします。

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