あなたはどうやってモノを書いているか?
学生ならレポート、社会人なら企画書・提案書・報告書などモノを書く機会は多数あります。
まさかいきなりパソコンを開いて思いつくまま文章を打ち込んではいないでしょう?
思いついたキーワードでウェブ検索して出てきた結果の上から3つくらい開いてみて、それらしい文章をテキトーにコピペして文字数を合わせてハイ完成、速攻提出・・・なんてことはやってないと言い切れますか?
えっ、どこがいけないの!? と心の中でつぶやいたあなた。
モノを書くには伝えたいコトをはっきりさせ、裏付けになる根拠を集め、述べる項目の順序を決め、文章と図版を用意し、見出し・小見出しを付け、表現・表記のルールを守り、校閲・校正を施して指定の書式に仕上げることが必要不可欠です。
でも、こんなアタリマエの標準手順について学生時代にちゃんと教えてもらったことがない人が実は多いです。なぜでしょう?
レポートの書き方を教えられないままに授業では次々と課題レポートが出されるので、学生たちは自己流レポートを提出し続けるばかり。これでは文書づくりの手順や形式の練習にならないのも当然です。その結果、大学は文書の類をちゃんと書けない卒業生を世に送り出し続けるので、実社会はモノを書けないオトナだらけになってしまいます。
本来の広義の情報リテラシー教育は、単なるコンピュータ操作法教育ではありません。モノを考え、書き、伝え、残すために必要な総合的な知識技能の伝授=習得を指します。
年齢や習熟度、興味関心などに応じて基本から応用へと段階的発展的に学べる仕組み・制度が必要な時代です。幼児から小中高校、大学、そして社会人教育に至る時間軸の中で統合的なプログラムが用意されるというのが究極の理想形ではないでしょうか。
この理想イメージに照らすと、日本社会の情報リテラシー教育の弱点がはっきりと見えてきます。
打開する道はどこにあるのか。
大学での長年の教育経験を踏まえて全国を駆け回る講演数400回と700回、二人合わせて1,100回の人気講師が待望の初タッグを組み、京都に出没します。楽しくてタメになる豪華二本立て情報リテラシー講座を聞き逃すと一生後悔することになるであろう(大げさじゃないよ)。講義とディスカッションの中で参加者同士で問題の根を深堀りしてみませんか。
大学院で共に修士論文を書き上げ、修士号をとった共催のマナビノバ代表松榮秀士(シュウシ)と合同会社GETTAプランニング代表宮崎要輔(ヨウスケ)は、1年前の参加型社会学会「蜃気楼大学」でこの仁上先生の講義を受講した際、二人で顔を見合わせてこう呟きました。
「こんな超便利な方法で文献探せるの?!」
「こんな方法で卒論や論文のためのキーワード整理できるの?!」
「図書館司書の集合知である情報リテラシーにはこんなノウハウが溜まっていたのか?!」
「大学でも教えてくれたらいいのに!!」
「もっと早く聞きたかった!!」
これが2人の共通の思いでした。
だからこそ、周りの学生や社会人の友人にぜひ聞いてほしいと願って本イベントを共催で開催することにしました。
もうひとりの講師、久恒先生は、この10年間でコンビニでも毎年見かけるようになって、かなり普及した「図解」本の第一人者です。文章や箇条書きだと万人には伝わらないことも、図解という武器で、理解力・企画力・伝達力を磨き、万人に届くようにする術のコツを教えてくれます。図解は表現だけでなく、考える仕事にも使えるということで、クリエイティブな仕事力を磨きたいという方にもぴったりです。
みなさまのご参加を心からお待ちしております。
■日時:2024年06月12日(水)18-21時
■対象:大学学部・大学院・社会人
■主催:図書館サービス計画研究所(トサケン) + マナビノバ
■共催:PaKT、Coda school(小中高生のための大学院)
■定員:30名(予約先着順)
■参加費:1,000円(税込)
■会場:マナビノバしもがも教室
〒606-0854 京都市左京区下鴨東岸本町38-1
電話:090-8544-2831(宮崎)
アクセス:地下鉄烏丸線:松ヶ崎駅 徒歩9分
バス:洛北高校前 徒歩9分/下鴨東本町 徒歩4分
https://www.manabinoba.org/アクセス/
■交流会・懇親会
セミナー終了後、会場へ移動予定。
■申込方法:
参加申込フォーム
https://forms.gle/PxvRGtKxXW6HSJ6d6
数日内に記載メールアドレス宛に申込受理と詳細情報を返送します。
届かない場合は送受信事故の可能性があります。下記へお問い合わせください。
■内容
●Part 1:文献探索講座
仁上幸治(にかみ・こうじ/図書館サービス計画研究所 代表)
「間違いだらけの論文作成手順~知らないと損する効果的効率的な文献調査のコツ ~ 」
モノを書くには必要不可欠な標準的手順というものがある。裏付けとなる根拠として文献(図書・論文・報告書等)を挙げる必要があります。しかし文献調査の方法はといえば、Googleしか思いつかない学生が大半なのです。文献データベースの活用方法を知らないままでは貴重な時間と労力を無駄に消費するばかり。無料公開のものと大学等の機関有料契約のものがあることを知り、それぞれのデータベースの特徴をつかみ上手に使い分けるだけで作業効率は何十倍もアップする。映像教材を上映し、スライドショーで解説し、ディスカッションする。
●Part 2:ライティング講座
久恒啓一(ひさつね・けいいち/多摩大学名誉教授、NPO法人知的生産の技術研究会理事長)
「図で考える人は仕事ができる~「箇条書き信仰」を超える「図解文章法」のすすめ~」
「文章至上と箇条書き信仰」に汚染されたコミュニケーション不全による混乱は目に余るものがあります。講師は「全体の構造と部分同士の関係」を表現できる「図解コミュニケーション」を提唱しています。図解思考はあらゆる分野に威力を発揮します。過去の文章読本の名著に対する批判をもとに、それを克服する図解を用いた新しい文章法「図解文章法」を紹介し、実践応用のワークショップを行う。
■講師紹介
●仁上 幸治 (にかみ・こうじ)
図書館サービス計画研究所(トサケン)代表 。早稲田大学図書館司書、帝京大学総合教育センター准教授を経て現職。私立大学図書館協会企画広報研究分科会代表、日本図書館協会図書館利用教育委員会委員などを歴任。専門は図書館利用者教育、情報リテラシー教育、図書館ブランディング。
情報リテラシー教育の視点から司書職の専門性の社会的評価向上を追求した論文多数。図書館研修や市民講座などの講演は全国各地で400回を超える。
・非常勤講師歴:法政大学、亜細亜大学、東京家政大学、桜美林大学、和光大学、玉川大学、八洲学園大学、日本女子大学、専修大学、学習院女子大学など。
・学協会:日本図書館協会、日本図書館情報学会、日本未来学会、参加型社会学会
・著書:『図書館員のための PR 実践講座 味方づくり戦略入門 』(樹村房,2014)
・教材開発:映像教材監修:ライブラリービデオシリーズ『情報の達人』全3巻(DVD版33講,紀伊國屋書店,2007):https://www.kinokuniya.co.jp/01f/tatsujin/
・関連サイト
仁上幸治ホームページ:https://sites.google.com/site/nikamik23
図書館サービス計画研究所:http://sites.google.com/site/tosaken23
カメカメ倶楽部:https://www.facebook.com/groups/2246485228928077
●久恒啓一(ひさつねけいいち)
多摩大学名誉教授。NPO法人知的生産の技術研究会理事長。日本航空(株)に入社し広報課長、経営企画担当次長を経て早期退職。新設の宮城大学事業構想学部教授を経て、多摩大学では経営情報学部長、副学長として大学改革にあたる。一方、30歳から「知的生産の技術」研究会で学び、1990年に『図解の技術』(日本実業出版社)を刊行。2002年『図で考える人は仕事ができる』(日本経済新聞社)がベストセラーとなり、以後活発な著作活動を展開し「図解思考」ブームを牽引した。組織人としての「公人」と著作活動を行う「個人」を両立させる「二刀流」でキャリアを切り拓きながら、100冊を超える著書を刊行。講演・研修は700回を超えるなど多方面で活躍中。
・関連サイト
久恒 啓一
https://www.facebook.com/hisatune
https://note.com/hisatune
久恒啓一図解WEB:
https://www.hisatune.net/
■主催・共催団体紹介
図書館サービス計画研究所(トサケン)
http://sites.google.com/site/tosaken23
マナビノバ
https://www.manabinoba.org/
PaKT パクト - つくるを学び成長する環境
https://pakt.jimdo.com/
Coda school 小中高生のための大学院
https://codaschool.com/
■告知先
https://coubic.com/piposawa/4953530
facebook(トサケンイベント)
https://www.facebook.com/events/500250595658049/
■問合せ
宮崎要輔 09085442831
文責:仁上+宮崎/2024.5.25up